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2012/07/16

新・座頭市Ⅱ #19最終回「めの字の置きみやげ」

録画した日〔2012/3/9:BSフジ〕

親のない子たちが暮らす村外れのちびっ子ハウスが舞台。
「オカアチャン」と呼ばれハウスを健気に切り盛りするのは、弱冠16歳の少女・友加代子でした。
ちびっ子ハウスは窮々の経営状態。町のヒール軍団はそこにつけ込み、友加代子を身売りに出そうと画策します。
これには、オカアチャン目当てに建もの探訪してくる村の青年・渡辺篤史も全く役に立ちません。
例によってちびっ子との相性が抜群の座頭市は、今回もすっかりハウスの一員に。
最後は「子供たちは目をつむってな」とR指定のメッタ斬りでヒール軍団を一掃しました。

ハッピーエンドの#19。しかし、このままじゃ終わらないのが座頭市の真骨頂です。
【1978年5月25日:座頭市「アヘンの不法所持」で書類送検】
放送日から3日後。食ってたオニギリも噴き出す程のバッドエンドで、シリーズⅡもろとも「完」となってしまいました。

1年後「シリーズⅢ」として復活するのですが、当時の茶の間のガッカリ感は如何程のものだったのか…。
傑作続きの「Ⅱ」だっただけに残念でなりません。
そして忘れてはいけないのが、5人のちびっ子と16歳・友加代子さんの心のケアでしょう。
ハウスを救ってくれた優しくて強いおっちゃんが3日後にアヘンでショッ引かれるという、トラウマ確定のとんでもない「置きみやげ」を貰っちゃいました。
ちなみに友加代子さん、私にはその後の活動記録が見つけられませんでした。元気にしてくれているといいのですが…。