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2014/12/25

WWEスマックダウン #799

録画した日〔2014/12/22:JSPORTS3〕

ハリウッド進出を夢みるディーバ・ナオミ。
勝手にそのエージェントを気取ってるミズは、この日のコロンバス大会でもせっせと与太話を吹き込みます。
ミズの情報筋によると、ハリウッド入りのネックは夫・ウーソズ(兄)の存在だとか。
「ネバー・サレンダー肉弾無双」が代表作のB級野郎に言われたところで信憑性はゼロのはずなんですが、チャンスに賭けたいナオミは夫との関係にモヤモヤを抱えてしまいます。
その夫はそのミズと週末PPVでタッグ王座戦を控える身。
人のいいサモアの好漢は陽動作戦にまんまとハマり、奥さんだけでなく双子の弟との関係にも暗雲が漂い始めました。
自分のリアルB級っぷりを見事ネタへと昇華させたミズ。
影武者・ダミアンサンドウの異常人気は言うまでもなく、今回のウーソズ&ナオミまでその波及効果は絶大です。
低コストで実に高いパフォーマンス。
年齢とキャリアを重ねたら「いぶし銀」と呼ばれる存在になるんではないでしょうか。

<メモ>
  • NXTでヒデオイタミの噛ませ犬を請け負ったヒールタッグ「アセンション」がめでたく1軍昇格へ
  • セザーロとタイソンキッドの馴れ初め不明コンビがタッグ王座狙いを正式宣言

2014/12/23

新座頭市物語 折れた杖

録画した日〔2014/2/14:日本映画専門チャンネル〕

昭和47年9月公開の作品。
シリーズ24作目にして、初めて座頭市本人が監督を努めました。
漁師の町・千葉県銚子市に降り立った座頭市。
担いでる三味線は、吊り橋ですれ違ってそのまま足をスベらせて川に落っこちちゃったオバちゃんの遺品。
この三味線をオバちゃんの娘さんに届ける事が今回の訪問目的となります。
そして座頭市がほどなく遭遇した娘さんは貫禄満点の太地喜和子。地元遊郭で性サービス嬢をしていました。
裏稼業で心がスレてしまっているのか、太地喜和子はお母さんの訃報にも薄いリアクション。
良かれと思って遠路遥々やって来た座頭市とはけっこうな温度差があるようです。
お母さんを助けられなかった自責の念もある座頭市は、形見を手渡した上で太地喜和子に遊郭からの円満退社を提案。
さっそく地元の賭場で超絶イリュージョンを炸裂させて一稼ぎ。ヒール女将・春川ますみに証文引き渡しの50両をキャッシュで即納しました。
座頭市の絨毯爆撃を食らった賭場の経営者は悪人フェイス丸出しの小池朝雄。伊勢丹の紙袋みたいな着物の藤岡重慶はその番頭格の子分。
彼らは銚子の漁師たちから金だけでなく漁場までも毟り取る実に憎たらしいヒール軍です。
刑事コロンボと丹下段平という豪華ヒール師弟。ドスの効いた声の魅力はもちろん、その顔芸も極上のクオリティと言えるでしょう。
彼らがラストでいかに無様にブッタ斬られるのか…。序盤戦からワクワクがとまりません。
一方座頭市は自由の身となった太地喜和子の身元引受人に。とりあえず一軒家での2人暮らしを始めました。
もちろんそれに並行して、賭場の一件やら全国区の賞金クビ案件やらで小池ヒール軍のターゲットにもなっています。
晴れて夜の商売から卒業したはずの太地喜和子でしたが、染み付いた悪習は容易く抜けないもの。
せっかくの好意を「アンタの自己満足」と一蹴し、もともと脈があった地元の若造・中村嘉葎雄を闖入させるなど座頭市流のプラトニックな生活に迎合する気構えはありません。
そして当然のごとくヒール軍とつながっている間男・中村嘉葎雄。太地喜和子を使って座頭市を小池朝雄の本拠へと誘導します。
これにまんまと引っ掛かった座頭市。
憎々しい顔芸大全開の小池朝雄から、人質救済or武力放棄の卑劣な二者択一を迫られてしまいました。
座頭市の判断は仕込み杖の放棄。
確勝モードの小池朝雄は漁師のモリで両手の甲を突き抜くというダメ押しまで敢行。フィニッシュはヒール界の大ボス・大滝秀治の御前試合として温存する算段です。
まあもちろん、ここでクビを掻っ切らなかった事が小池朝雄にとって痛恨の大ポカとなるんですが…。
大ポカモードの小池朝雄は武士の情けで仕込み杖を返却。両手が潰れてるんだから脅威ゼロという判断です。
これを受けた百戦錬磨の座頭市は、仕込み杖を右手に括り付けての武装スタイルに転換。一気にヒール軍掃討へ打って出ます。
手負いのメッタ斬りマシンと化した座頭市。
余裕の勝ち戦と目論んでいた小池朝雄と藤岡重慶は目の前で繰り広げられる殺戮劇に唖然ボー然。せっかく招待した大ボス・大滝秀治はショッパイ試合に怒って途中退席してしまいました。
こうなると後はもうヤラれるだけの丸腰ヒール師弟。
期待に違わぬヘタレっぷりと顔芸をスクリーンに振り撒きつつ、往生際悪く逃げ惑った末の完全KOです。
2人が恨むべきは、しょっぱなで吊り橋から落っこちた太地喜和子のお母さんでしょう。
そんなこんなで面白おかしくブッタ斬られたコロンボと段平は実は数少ないネタ要素。
漁師町の荒んだ歓楽街が舞台のこの作品は、肉体的、社会的その他諸々のハンディを持った人が織りなす鬱展開が満載でした。
監督・座頭市が持つ負の要素が色濃く滲んだ決してスカッとしないエンターテイメント。
部屋で1人で見る分には味わい深いんですが、当時映画館で見た人達は救いのないストーリーのどこにカタルシスを得たのでしょうか…。
大きなお世話ですが公開年に生まれた私としてはとても興味深いところです。

2014/12/22

WWEロウ #1124

録画した日〔2014/12/18:JSPORTS3〕

スラミー賞(Slammy Award)授与式が催されたグリーンビル大会。
数ある賞の中で最も権威があるのは、ブッカーTがプレゼンターを務める“スーパースター賞(WWE Superstar of the Year)”です。
端的に言えば「MVP」となるこの賞の候補者は以下の七人。
  1. WWE王者ブロックレスナー
  2. Yesダニエルブライアン
  3. 大正義ジョンシナ
  4. 元シールド・アンブローズ
  5. 元シールド・ロマンレインズ
  6. 元シールド・セスロリンズ
  7. 元(?)ワイアットファミリーのデブ大将
テイカーを仕留めたレスナー、Yes旋風ブライアンはいずれも欠席なので、ここは1年通して体を張ってきたジョンシナあたりが有力か…。
しかし、ブッカーがブチ上げた今年のMVPはケガで離脱中の元シールド・ロマンレインズでした。
年初からのイチ押し(ゴリ押し?)度合いではたしかに圧倒的だったレインズ。ケガが無ければ年内にベルトを獲る筋書きだったのかもしれません。
この日の佇まいや言動からすると新年早々戻ってきそうな気配。
本線の1枚看板として仕切り直しのブレイクが楽しみです。

<メモ>
  • リックフレアーの愛娘・シャーロット(アシュリーフレアー)がRAWデビュー
  • 「エクストリームな場面賞」のY2Jジェリコが次回RAWで復帰

2014/12/20

WWE NXT TAKE OVER #254 R EVOLUTION

録画した日〔2014/12/19:JSPORTS3〕

WWE1軍入りを目指す「ヒデオ・イタミ(元KENTA)」と「フィン・ベイラー(元プリンスデヴィット)」の日米越境タッグ。
今回の2時間特番では眼前の敵・アセンションとの一騎打ちが組まれました。
初のビッグマッチに気合満点のヒデオイタミ。前回特番でのNXT初見参から4ヶ月、順調にキャリアアップ中です。
日本人目線からすると実に大雑把な東洋系コスチュームですが、会場マニア連中からの支持は抜群のものがあります。
しかし今回、そんなヒデオのスポットを全部掻っさらっちゃったのが相方のフィンベイラー。
今年の1.4ドームでも見せたヤリ過ぎ感満載の超過激全身ペイントで見参したベイラーに、マニア連中は「Holy shit!」と大喝采。ヒール軍・アセンションは唖然ボー然の戦意喪失状態です。
激しいファイトを経てもほとんど剥げないベイラーのヤリ過ぎペイント。”ゴングが鳴ったら5分で武藤”のザ・グレート・ムタとは大違いの技術革新です。
ただ、これは塗るのも落とすのも大変そう…。
インパクトも大切ではありますが、このギミックはビッグマッチ限定としておくのが彼のためかもしれません。
一方、ちょっと影の薄かったヒデオですが、相手や味方を光らせるのもプロレスラーとして大事なスキル。決して捨て試合ではありません。
ちなみにヒデオのこの日一番は元祖「GTS(Go 2 Sleep)」の未遂シーン。
WWE的にはレジェンド・CMパンクの代名詞技。今後フィニッシュホールドとして使わせてもらえるのでしょうか…。
試合はトップロープからのフットスタンプ競演でヒデオ&ベイラーの完勝。
現タッグ王者はベビーのシンカラ組なので、トップ戦線への顔出しはもう1クールぐらい待ってからかもしれません。
もちろん彼らの目標はその先の1軍昇格。
そのスパンは半年なのか1年なのか、2人一緒なのかバラバラなのか、今の時点では推測不能です。
私としてはレッスルマニア後あたりに2人一緒の朗報が届くのを待っています。

WWEスマックダウン #798

録画した日〔2014/12/15:JSPORTS3〕

サバイバーシリーズ以降トップ不在となっているスマックダウン。
オクラホマ大会の臨時現場責任者はサンティーノマレラでした。
クビの負傷により今年の夏にひっそり引退したマレラ。殿堂級とまではいかないにせよ文句なしの功労選手です。
今回のGM役はWWE流の退職手当か?
Tシャツでちゃっかりステマしてる主宰道場「バトル・アーツ・アカデミー」の発展諸々、そのセカンドキャリアに幸多からんことを願います。
そんなマレラ采配の恩恵を受けたのは、サバイバーシリーズの奮闘で一躍名を挙げたドルフジグラー。次回PPV「T.L.C」でのIC王座リマッチ(ハシゴ戦)が電撃決定しました。
そもそも王座陥落は元ワイアットファミリー売り出しの一策。再戦によってICベルトは本来あるべきところに戻るものと思われます。
匿名ノーパソGMが鎮座するRAWに対し、スマックダウンは週替わりの面白GM路線になるのでしょうか。
本線じゃないからこそ許されるユルい人選、采配に期待です。

2014/12/19

JRA60周年記念番組 俯瞰で解く有馬記念~騎手が語った勝利への道

録画した日〔2014/12/4:グリーンチャンネル〕

過去の有馬記念をパトロールビデオ目線でふり返る番組。
分析役は岡部幸雄、池添謙一という有馬3勝ジョッキーの2人です。
昭和59年の有馬。皇帝・シンボリルドルフの盤石っぷりというより何より、今から30年前のパトロールビデオがしっかり保存されている事が驚きです。
このあたりは“お役所”JRAの真骨頂か。
ニッチに商品化でもすれば国庫がちょっと潤うかもしれません。
ルドルフ完勝劇の分析はもちろん岡部幸雄氏が担当。タッチペンを駆使して30年越しのレース回顧です。
ただ、このタッチペン芸はそもそも武豊のオリジナル。
JRA大正義2人によるなんともキナ臭い「強奪」アングルが勃発しました。
ルドルフの他に岡部氏が回顧したのは、昭和63年オグリキャップ、平成13年グラスワンダー、17年ハーツクライの3つ。
たまたまかもしれませんが、これらはいずれも武豊にとって痛恨のレース。
こうなったら武豊は平成2年オグリ復活=岡部ヤエノムテキ放馬をタッチペンでイジくリ倒すしかないでしょう。
番組後半には現役代表の池添ジョッキーが参戦。
ここ5年で3勝(ドリームジャーニー、オルフェーヴル×2)という戦績は驚異的。「馬が強かった」という側面もたしかにありますが、その範疇だけでくくるのは失礼な話です。
そんな池添ジョッキーは「負けちゃあエラい事になる」「気持ち良く引退式ができました」と昨年のオルフェーヴルのラストランを回顧。
タイキシャトル(スプリンターズS)で大ポカをかました岡部氏の隣でこれをブチ上げるとは、何たる強心臓の持ち主でしょう…。

グリーンチャンネルでは毎週放送されているパトロールビデオ。平場の何でもないレースでも思わず見入ってしまう不思議な魅力があります。
こんな風にアーカイブネタがあるのなら「競馬年鑑」みたいに時系列で全重賞をオンエアしてほしいものです。

2014/12/15

WWEロウ #1123

録画した日〔2014/12/11:JSPORTS3〕

謎のノーパソ匿名GMの任務初日となったオクラホマ州タルサ大会。
仕切られる側となったジョンシナはイライラを募らせます。
シナ曰く「匿名GMはレスナーと同じ」「そのこころは “1年に1回しか出てこない!” (ドヤ顔)」…。
よく分かりませんが、体を張って勝ち取った権限をたかがPCごときに奪われたんじゃ、何か一言言わずにはいられないという事でしょう。
そしてシナの怒りを増幅させるのはロリンズ他のAuthority残党連中。敗者としての謙虚さなど一切なく、トリプルH夫妻の復権を上から目線で直訴します。
PPV勝者として失脚中の夫妻の人事権を握っているシナ。
この先、WWEお得意の「○○権」ネタとして発展していくのでしょうか。
この日匿名GMが決定した案件は次回PPVでのシナvsロリンズ。シナが負けたらWWE王座挑戦権を剥奪されるという理不尽なものです。
ベビー軍は虐げられてナンボとは言え、どうにもヤッツケ感あふれるノーパソGM。
いずれにしても諸々面白くなるのは年明けロイヤルランブルからになりそうです。

<メモ>
  • ウーソズの兄だか弟だかとディーバのナオミは夫婦だとのこと
  • 元ワイアットの動物お面男、インタビュー中にルービックキューブの6面を揃える快挙
  • ルセフ(withラナ嬢)が極右オヤジ・ゼブコルターを襲撃
  • ワイアットデブ大将、アンブローズに大事なイスをブッ壊される