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2012/07/18

タイガーマスク #15「傷だらけの勝利」

録画した日〔2012/7/13:TOKYO MX〕

とりあえず馬場さんが勝ち点トップで進捗しているらしいWリーグ戦。
開幕から5週目の神戸決戦では、伊達タイガーvs噛み付き魔・ブランチ-という優勝戦線を左右するビッグマッチが組まれました。
大事な公式戦を前に神戸の港をフラつく伊達タイガー。
ヘボプロモーター・ミスターXにも通じる大甘な自己管理は、虎の穴の悪しき伝統なのでしょうか。
案の定虎の穴の刺客に見つかった伊達タイガーは、なんと麻酔銃で狙撃され、意識錯乱状態のところをスーパーカーでひき逃げという危険地帯プエルトリコマットでも起こり得ないような凶悪トラブルに見舞われます。
なお、危機を救ったのは前回#14で初登場の「大門」とかいう旧友。番組上げてのプッシュ期間開始と思われます。

人間発電所・ブルーノサンマルチノにもらったキャデラックで”みなと旅館”に乗り付けた馬場さんは、上から目線で伊達タイガーを陣中見舞い。
前日の銃撃痕を目ざとく見つけた馬場さんは、エース兼ブッカーならではの「無理すんなよ、でも休むなよ」的フレーズで手負いの伊達タイガーを激励します。

注目の公式戦は、ブランチーの噛み付き攻撃に残酷技タイガーツイストで応戦したものの無念のフルタイムドローでした。
先頭集団で星の潰し合い。頭ひとつリードの馬場さんがほくそ笑む姿が目に浮かびます。

ハゲタカ(上) (下) / 真山 仁

読み始めた日〔2012/7/9〕

1990年代後半から00年代前半が舞台の経済小説。
外資ファンドマネージャー・鷲津が、旧態依然の日本経済にえぐり込んで行くストーリーです。 

バブル崩壊後の失われた10年を描いた作品ですが、失われたというより取り返しのつかない10年だったんだなぁと、今更ながら暗澹たる思いになりました。
95年に就職した私は、自分達をバブルのツケを払わされている世代だと思っていましたが、今の20代30代からすれば単なる“ツケを先延ばしにした世代”に過ぎないのでしょう。
「あの時こうしてれば‥」が積み重なり過ぎてどうにもならない。かといって個人的には何もできない。もどかしい限りです。
はるか昔にTVドラマを見て、最近「2」→「1」の順にチェックした感想としては、先に「2」を読んでしまったのは失敗ということ(当たり前ですが…)。
しかし、TV版を見ていたのはプラスでした。
・ハゲタカ鷲津=大森南朋
・元バンカー芝野=柴田恭平
・ワル飯塚=中尾彬
これら役者さんの顔を頭に入れとくだけで、この本の楽しさ・緊張感は倍加。
つくづく絶妙なキャスティングだったんですね。 

このシリーズ「レッドゾーン」という続編小説や映画版もあるとの事。 時間があったらチェックしようと思います。

2012/07/17

新・座頭市Ⅲ #2「冬の花火」

録画した日〔2012/3/13:BSフジ〕

貧乏花火職人・財津一郎に降りかかるピンチを座頭市がブッタ斬って行くストーリー。
まあ、一番大きなピンチは座頭市が来なきゃ起こらなかった案件なんですが…。
オープニング早々、財津一郎製の花火が暴発。辺りの枯れ草に延焼してしまいます。
事故原因は、座頭市が発射寸前の花火の砲台に座っちゃったから。
座頭市もよっぽどですが、冬の野っ原で花火、財津一郎もこうなる事ぐらい分かりそうなもんです。
テーマが花火だけに、あれ?発射しない→竹筒覗きこみ→火薬暴発→顔中ススだらけ→口から煙ボヮの定番ムーブも。
当時絶頂期ドリフのお家芸を、てなもんや・財津一郎がフォローした歴史的シーンです。

そしてヒール軍団も火力で勝負。財津家のほったて小屋を座頭市もろとも爆破という豪快な攻撃を展開。
ここは財津一郎の機転で回避、そのあとは通常営業のメッタ斬りでヒール軍団を返り討ちにしました。
タイトルの“冬の花火”、終戦日本を憂いた太宰治の戯曲小説を連想します。
名人2人が繰り広げる、笑わせたり泣かせたりの見事なエンターテインメント。
太宰版の名フレーズ「ばからしくて間が抜けて…」を座頭市流に超解釈したのかもしれません。

2012/07/16

WWEロウ #997

録画した日〔2012/7/12:JSPORTS2〕

復権途上の元GM・テディロングが仕切るテキサス大会。
メイン戦ではジョンシナ&CMパンクvsY2Jジェリコ&Yesダニエルブライアンという豪華タッグ戦がマッチメイクされました。
しかしこのメンツを丸ごと掻っさらったのが、お騒がせチビ・AJ。
乱入したのに誰もカマッてくれないと見るや、WWE特注の薄っぺらいテーブルにスーサイドダイブ予告を敢行します。
慌てたブライアンとCMパンクの制止にAJは思い留まりますが、なぜか止めた2人が道連れテーブル葬の憂き目に…。
「助けてくれぇ」に手を差し伸べたらなぜか一緒に熱湯地獄、という90年代ジャパニーズバラエティの王道へのWWE流オマージュと見ました。
ついに由緒あるRAWのエンディング画面を飾ったAJ。
これだけにとどまらず、どこで覚えたのか超熟女・ヴィッキーにシャイニングウィザードを放つなど、2時間出ずっぱりの大活躍でした。

確かに面白い。
こうなったら行けるところまで行ってもらいましょう。

<メモ>
  • 干され気味のファンクサウルス、タッグ&IC&US王者を従えてやや復調の兆し
  • ブロックレスナーがRAW1000回大会に乱入決定
  • ヤラレ役界の大物ヒーススレーター、ドインクとDDP相手にきっちり業務遂行
  • 雑魚・タイソンキッドに負けたロードテンサイ、「ナンダヨ」とマネージャー坂本に理不尽暴行
  • 最低女イヴ復帰。暫定GMテディが制裁

新・座頭市Ⅲ #1「今日も行くひとり旅」

録画した日〔2012/3/12:BSフジ〕

夫を斬られた未亡人役で、リリー・浅丘ルリ子が登場。
斬った張本人・座頭市を抹殺すべく、執拗にその道中を追いかけます。
気風のいい大姉御の浅丘ルリ子ですが、スナイパーとしての手腕はまるでなし。
「亭主の仇、アンタを殺します」と面と向かっての襲撃予告をブチ上げますが、座頭市にはどこ吹く風で軽くいなされる始末です。
ようやく見つけたヒットマンも、手書きの襲撃メニュー表を持ち歩くようなお気楽野郎。
しかも、そのメニューには「按摩さん」がカテゴライズされていなかったために、急遽料金設定からプレゼンするというトホホぶりです。
結局、浅丘ルリ子は座頭市と和解。ついでにしつこく付きまとう親分軍団をブッタ斬ってもらいました。
「アヘンの不法所持による書類送検」による、唐突なTV版サードシーズン最終回以来1年ぶりの座頭市復活。
この#1はTV版第4シーズン=ラストシーズンのスタートダッシュです。
どしゃ降りの中で立ちすくむ座頭市、髪も短く刈り込んだその姿は禊ぎの風情に見えたのですが。。。
どしゃ降りのオープニングからたったの3分後、なんと「吸引具に該当するパイプ類」を手にする座頭市の姿が。
美味そうにくゆらせる煙は当然”シロ”なんでしょうが、「懲りてねぇだろ」「ダメだこりゃ」といった昭和の茶の間からの賞賛が目に浮かぶような名シーンが展開されました。
このTV版ラストシーズンは今までの”フジ月9”から月曜8時に放送時間が変更、時代劇界の巨大勢力「水戸黄門」とのガチンコ対決を余儀なくされました。
また同時期に座頭市は超巨星・黒澤明との影武者案件大場外バトルを展開、かなり過酷な環境下でのシリーズ継続だったようです。
残り25話、毒を食らわば皿まで的な座頭市最後の大爆発を期待しましょう。

新・座頭市Ⅱ #19最終回「めの字の置きみやげ」

録画した日〔2012/3/9:BSフジ〕

親のない子たちが暮らす村外れのちびっ子ハウスが舞台。
「オカアチャン」と呼ばれハウスを健気に切り盛りするのは、弱冠16歳の少女・友加代子でした。
ちびっ子ハウスは窮々の経営状態。町のヒール軍団はそこにつけ込み、友加代子を身売りに出そうと画策します。
これには、オカアチャン目当てに建もの探訪してくる村の青年・渡辺篤史も全く役に立ちません。
例によってちびっ子との相性が抜群の座頭市は、今回もすっかりハウスの一員に。
最後は「子供たちは目をつむってな」とR指定のメッタ斬りでヒール軍団を一掃しました。

ハッピーエンドの#19。しかし、このままじゃ終わらないのが座頭市の真骨頂です。
【1978年5月25日:座頭市「アヘンの不法所持」で書類送検】
放送日から3日後。食ってたオニギリも噴き出す程のバッドエンドで、シリーズⅡもろとも「完」となってしまいました。

1年後「シリーズⅢ」として復活するのですが、当時の茶の間のガッカリ感は如何程のものだったのか…。
傑作続きの「Ⅱ」だっただけに残念でなりません。
そして忘れてはいけないのが、5人のちびっ子と16歳・友加代子さんの心のケアでしょう。
ハウスを救ってくれた優しくて強いおっちゃんが3日後にアヘンでショッ引かれるという、トラウマ確定のとんでもない「置きみやげ」を貰っちゃいました。
ちなみに友加代子さん、私にはその後の活動記録が見つけられませんでした。元気にしてくれているといいのですが…。

2012/07/15

新・座頭市Ⅱ #18「こやし道」

録画した日〔2012/3/8:BSフジ〕

飲食店経営にして初代サッポロ一番の藤岡琢也が登場。
毒針を操る、得体の知れない怪物的ヒールを演じます。
前回#17の音無シスターズ(リアル姉妹)には当然敵いませんが、藤岡琢也と座頭市はパッと見で見分けがつかない程のそっくりさん。
お互いがお互いに間違えられ、いろんな所で痛い目に遭っているという設定です。

私生活でも仲良しだったらしいこの2人。一緒に夜の街で悪さばっかりして、すっかり似た者同士になってしまったんでしょう。
藤岡琢也の得意技は料理でなく毒針殺法。
意地悪ババア・菅井きんやハゲ坊主・殿山泰司など、さっきまで悪党仲間だった面々ですら飄々と躊躇なく毒殺していきます。
サイコものが苦手な私にとっては、毒針よりも、息をするように人をあやめる藤岡琢也のキャラが恐ろしくて堪りませんでした。
身売り寸前で座頭市に救われた薄幸の少女によると、タイトルの「こやし道」とは害虫を焼いて灰を肥やしにする農法との事。
藤岡琢也ほかの悪い虫を全員ブッタ斬って、少女の生きる道を開いた座頭市。
迷える少女の「極楽へはどうやって行くの?」という問いに「それは自分で探すもんさ」と格好いいセリフを残して、こやし道を去っていきました。