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2013/08/13

Get Sports 真夏の祭典~G1クライマックス2013~

録画した日〔2013/8/12:テレビ朝日〕

G1 CLIMAX優勝戦を当日深夜に放送。
4時間興行の全10試合が強引に90分弱に詰め込まれました。
日本サッカー界のレジェンド・中山雅史から激アツの祝福を受けるG1チャンピオン内藤哲也。
身を削る過酷な本場所のエピローグは、新日で一番強い男ではなく新日が一番プッシュしたい男が飾る事となりました。
一枚看板という手法が成立しない昨今「トップ級」と呼べる選手は何人いてもOK。
今回めでたくそのお墨付きをもらった内藤は、そこからちょっと上の位置にいる棚橋やレインメーカーの域に達することができるでしょうか?。
優勝インタビューでは「ま・ず・は、田中(NEVER無差別級王座)」と何やら微妙な目標をブチ上げていましたが、1.4東京ドームまで”レヴェルが違う”トップ戦線を繰り広げてほしいものです。
その”レヴェルが違う”オカダ・カズチカは、20歳近く年上の小島に撃沈されて優勝戦線から脱落。
私はこの日両国でライブ観戦しましたが、会場が一番爆発したシーンは小島のレインメーカー返し剛腕ラリアットだったと思います。
それにしても「返されるのが前提」となった必殺技・レインメーカー。
1,2,3のタイミングで掛ける技の宿命ではありますが、選手皆んなで協力して一撃必殺のステータスを取り戻してあげるべきではないでしょうか。
ファンの期待値No1だった(であろう)中邑真輔は、シェルトンベンジャミンの「掟破りの逆イヤァオ」を食らっちゃったりしてあえなく敗退。
IWGPのカウンターカルチャーとも言えるインターコンチ白ベルトを持っている限り、中邑がクネクネとトップを張るのは無理な事なんでしょう。
「地上波で全試合当日放送」にやたらこだわった感のあるこの特別構成。
当然各試合ギューギュー詰めで、R指定・高橋裕二郎最大の見せ場である試合前エロコントもバッサリとカットされていました。
ちなみに優勝した内藤と高橋裕二郎はかつてのタッグ仲間。
かたやG1トロフィーと優勝インタビュー、かたやAV女優とピンク漫談という決定的な格差。一見不遇の裕二郎ですが、これを美味しいネタと脳内変換して我が道を突き進んでくれるのではないでしょうか。
マス席から2階席まで文字どおり立錐の余地なくギッシリ埋まった両国国技館。選手も観客もその絶景にテンションが上がらないワケがありません。
ライブ観戦してつくづく感じたのは、会場の空気こそプロレスの最重要エッセンスだという事です。
ギューギュー詰めのこの放送では、さすがにその辺りは伝わらなかったか…。
とりあえず当日放送をネジ込んでくれたテレビ朝日プロレス軍団の熱意に感謝したいと思います。