録画した日〔2012/12/14:テレビ東京〕
グラハムカーの母国・イギリス連邦の加盟国であるジャマイカの料理を紹介。
「ポークの上にパイナップルジュースをかけてオーブンに放り込みゃOK」という簡単料理だそうです。
オープニングの大ボラ小咄コーナーでは、笑点歌丸の如くヅラを被ってジャマイカの裁判官ネタを披露。ノリノリで客席の笑い屋連中の脳内を余熱します。
まあ、毎回この大ボラ小咄で貴重な本編料理時間が削られてるんですが…。
そんなこんなで本編に用意されたブタのモモ肉は、厚さ5cm重量1kgという破格サイズ。
「このモモで随分メス豚を追っ掛けたんだろうね♪」と軽妙ジョークで客席の笑い屋ババアをピンポイント爆撃したカーは、ニンニクやら溶かしバターやらで淡々と巨大モモ肉仕込みを遂行します。
パインジュースと色んな具材で少し煮付けたモモ肉を巨大オーブンに投入するカー。燃焼所要時間は1時間との事です。
世界の料理ショー基準としては短めかなと思いきや「1時間経ったら裏っ返して1時間半温っためてね♪、時計に爆弾仕掛けとくといいかも♪」という予想どおりの長期戦。
昭和の茶の間を「またぐなよ」と突き放す、相変わらず難易度の高いチャレンジマッチです。
料理の重要ポイントであるソース作りでは定番火炎線術「フランベ」を敢行。
着火しないマッチに「スティーブ、鼻に突っ込んで遊んでただろ」と1ボケかましつつ、見事に火炎の華を咲かせました。
金ザルを溶接マスクに見立てるムーブは、ジャパニーズバラエティにおける「物でボケる」試合形式として21世紀まで継承されています。
もはや1kg肉塊だろうが1時間オーブン焼きだろうが驚かない耐性が身に付いた感はありますが、やはりそのスケールと超カロリー度は圧倒的ワールドクラス。
試食ドヤ顔芸で全てを回収するエネルギーは、日本人の規格では到底対応不可能な領域です。
来週はビーフ、カニ、焼きハマグリと縦横無尽のマッチメイク。引き続きカーの爆走について行こうと思います。