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2013/02/02

WWEロウ #1025

録画した日〔2013/1/26:JSPORTS2〕

御大・ビンスマクマホンも登場した放送20周年記念のヒューストン大会。
メイン戦はザ・ロックによる”ロックコンサート”でした。
エンタメ界一シビれるピープルズリサイタル王者・ロック様のセットリストは以下のとおり。
全2曲、それぞれ憎っくきハゲデブと熟女に捧げられました。
  1. ハート・ブレイク・ホテル(Elvis Presley)~Song For ポール・ヘイマン
  2. ワンダフル・トゥナイト(Eric Clapton)~Song For ヴィッキー・ゲレロ
生ギターを持ち込みご満悦のロック様は「#2 Wonderful Tonight」でWWEのパティボイド(?)・ヴィッキーゲレロをエントランスに招聘。
ジェントルに持ち上げて壮絶にオトすお約束のロック節を炸裂させました。

もちろん最後は因縁のCMパンクと大乱闘。
ストーリーの本筋を押さえつつアホコントを披露する、抜群の芸域の広さを見せてくれました。
パートタイマーながらRAW20周年の締めを飾ったのもロック様だからこその粋な巡り合わせ。
つくづくフルタイム参戦をして欲しいエンタメ界最強のグレートワンです。

<メモ>
  • 次回PPVロイヤルランブルでデルリオvsビッグショーのリターンマッチ
  • ミック・フォーリーがWWE殿堂入り
  • オートン&シェイマス&ライバックが徒党を組んで乱入軍団・シールドを粉砕
  • 性悪女・イヴ、ケイトリンに王座を奪われWWE離脱宣言

2013/02/01

タイガーマスク #42「明日なき虎」

録画した日〔2013/1/18:TOKYOMX〕

前回#41で史上最凶ヒール・赤き死の仮面(ザ・レッドデスマスク)から宣戦布告を食らった伊達タイガー。
死をかけた一騎討ちに臨むべきか否か、生真面目に悩み続けます。
直属のボス・馬場さんは「取り敢えずやめとけ」と対案の無い適当アドバイスに終始。
困った伊達タイガーは、修羅場上等のアッチ寄り闇紳士・嵐先生をアポ無しお宅訪問、嵐先生は待ってましたとばかりにお得意の持ちネタ「武士道」をレクチャーします。
日本刀をチラつかせながら「死に狂いになれ」「XXになれ」と超過激説法で伊達タイガーを叱咤激励する暗黒フィクサー。
その精神は世紀を超えて伊達タイガーならぬ佐山タイガーに受け継がれているようです。
なお”XX”の部分はおそらく放送禁止の「four-letter word」。TOKYOMXの最新テクノロジーで無音処理されてしまいました…。

嵐先生の猛ゲキに吹っ切れた伊達タイガーは、ちびっこハウスのクソガキ共と海水浴に参戦します。
開放的な夏の海でフリーダムになったのは、意外にもちびっこハウスの若女将・ルリ子さん。
素顔の伊達タイガーに「おまえタイガーだろ」と禁断の直言をブチ上げたと思いきや、一転乙女モードで「死なないで」と密着アプローチを敢行しました。
いやはや太陽は罪な奴。筋肉脳丸出しスポ根アニメで、よもやのラブストーリー超展開です。

いろいろ吹っ切れた伊達タイガーは、ギンギンのヤバイ目付きで日プロ道場に顔出し。「おい、稽古つけろや」と並み居る先輩連中にシュート予告をカマします。
これには馬場さんもドン引き。いちおう「じゃあオレが」とリングに上がる素振りを見せますが、ラッキーな事にそこへ「いやいやオレが」と横槍が入りました。
御大・馬場さんを制したのはもちろん猪木。
若獅子vs猛虎、次代の日プロエース候補による超豪華な道場マッチが急遽実現です。
それにしても馬場さんの引きの早い事…。無駄な体力と金は使わない、後の王道・全日本プロレスでもそのポリシーにブレはなかったようです。
そんなこんなで最後は覚醒した伊達タイガー。馬場さんのGoサインも出て、赤き死の仮面とのビッグマッチが次回#43で実現です。
闇紳士との密会からちびっ子ハウス若女将とのロマンス、日プロ道場での対猪木シュートマッチと大忙しだった今回。
次回への予告編、煽り回としては内容盛りだくさんの面白エピソード集でした。

2013/01/30

アニプラ presents マイケルジャクソンとバブルス(MICHAEL JACKSON AND BABBLES:The Untold Story)

録画した日〔2013/1/19:BSスカパー!〕

アニマルプラネットが2010年に制作したドキュメンタリー。
マイケルジャクソンの元親友であるチンパンジーのバブルス君の今を追います。
80年代中盤、若くして絶頂期を迎えたバブルス君。
マイケルを差し置いて、ピンで堂々と全米ネットワーク番組に登場です。
キングオブポップの薫陶を受けた天才チンパンジーは一子相伝のムーンウォークを披露、全米の茶の間を震撼させました。
1987年には日本にもやってきた芸能師弟コンビ。しかしその蜜月は長く続かず、寝食を共にできたのはほんの数年間だけだったそうです。
理由はバブルス君がでっかく成長してしまったから。
パンチ、キック、チョップ等々チンパンジー的には戯れ合いの行動も、成長につれ対人間的には殺人技に変貌してしまうとの事とでした。
また、殿堂・ネバーランドを維持できなくなったマイケルの経済的パワーダウンも破局の一因だったと言えるでしょう。

そんなマイケルとバブルス君の儚い想い出を語ったのは、ネバーランド建設前までは一緒に住んでいた姉・ラトーヤジャクソンでした。
ジャクソン一家の火薬庫・ラトーヤの参戦。これは何だかイヤな予感が…。
「マイケルが髪をとかしたらバブルスは腕の毛をとかしたの」「トレーナーはクビにしちゃった♪」などと虚々実々のお宝話をブチ上げたラトーヤ。
国道沿いのドンキホーテに行く格好でバブルス君が暮らすフロリダの保護センターを訪ねます。
ラトーヤとバブルス君は20年ぶりの再会との事。
ラトーヤは「私のこと覚えてたと思うワ、シャイだからそんな素振り見せなかったけど♪」とご都合主義の超解釈を展開します。
しかし、バブルス君がラトーヤを認識するムーブは特に無し。「そりゃだって、20年前とはラトーヤの顔が(以下略)」といった具合でしょうか。
とにもかくにもバブルス君が健在だった事は嬉しい限り。
26歳(放送当時)になったワールドフェイマスなチンパンジーは、髪に白いものも目立つ貫禄の大御所風情となっていました。
しっかりした保護施設で基本的に野生を尊重して育てられているバブルス君。悠々自適な老後を過ごしてほしいものです。
マイケルのエキセントリックっぷりを顕著に表すバブルス君ネタ。
当時中学生、高校生だった私は、とんねるずがコントのネタにしていたのをよく覚えています。
極度の人間不信からの逃避行為なのか、話題作り込みのただの悪趣味なのか諸説曖昧ですが、おそらくガチンコで前者なのでしょう。
いずれにせよ、バブルス君が80年代後半のマイケルを最も間近に見ていた歴史の生き証人(猿)であることは間違いありません。

ちなみにとんねるずは出ませんでしたが、日本でのエピソードも少し紹介されました。
日本でバブルス君は大人気、何故なら猿は知の象徴として崇められてるから、とオリエンタルムード満点の解説付き。
ただ、この映像は下衆の極み梨本さんがキャップを務めるワイドショー(酒井広のうわさのスタジオ)なんですが…。

2013/01/29

プロレスの星 アステカイザー #22「アマゾンの猛魚 パオラの毒」

録画した日〔2012/12/18:チャンネルNECO〕

前回#21でサイボーグ格闘士・グローサルヒルを成敗したアステカイザー(鷹羽俊)。
しかしその夜、謎の高熱と発疹に見舞われ生死の境を彷徨う事となってしまいました。
どうやらアステカイザーの病因は、グローサルヒルに見舞われた毒針クロー攻撃にあったようです。
生みの親・速水博士は、その症状から「パオラ」とかいう魚の猛毒に侵されていると断定。日本に数名しかいない解毒の権威・牧口先生を緊急招集します。
アステカイザーを救う牧口先生を演じたのはカンニング竹山…、ではなく梅津栄。
今はいろいろ訳あって酒浸りだけど、実際のところは速水博士も一目置く凄腕ドクターというギミックです。
しかし私の中では梅津栄=TV版座頭市のアホバカ親分。アステカイザーを幼稚な罠に嵌めて、ラストで返り討ち&メッタ斬りされる方がしっくり来ます。
アステカイザーを治療した梅津栄は、ヒール軍の番頭サタンデモンにとっては限りなくオイシイ獲物。
しかし梅津栄はあくまでストロングスタイルのドクター像に徹し、例え誘拐されても患者であるアステカイザー案件については守秘義務を貫き通します。
命の恩人が誘拐され、呑気に療養してる場合じゃなくなったアステカイザー。
病み上がりの体を引きずってサイボーグ格闘士・グローサルヒルとの因縁第2ラウンドのゴングを鳴らします。
実写ラウンドでは結構キツそうなアステカイザーでしたが、恒例「カイザーイン」でアニメ化ムーブへ突入するといつもどおりの大躍動。
良く分からん必殺技でブラックミスト軍を撃沈し、梅津栄を無事に救出しました。

最近調子が良かったのに、今回は前回張った薄っぺらい伏線を長々と回収しただけの30分。
レインメーカー・オカダカズチカならずとも「特にありません」と言いたくなるレベルのクソストーリーです。
全面協力の新日プロ精鋭部隊はもちろん不参加。プロレスシーンもジョー神崎と練習生ゴローの軟弱スパーリングのみでした。
最終回まで残り4回。何とか純プロレス路線への回帰をしてほしいものです。

2013/01/28

世界の料理ショー #52最終回「ジャンボパイ ニース風」

放送時間〔8:00~8:25:テレビ東京〕

悲しいことに今回#52はショーの千秋楽、最終回。
世界の料理王・グラハムカーはサヨナラの代わりに超弩級の肉塊爆弾を投下します。
「ウミガメじゃないのよ♪」とカーが鎮座させたのは巨大なラムの背肉。分量は1頭分です。
もはや料理番組として理解不能の単位「頭」。
パイと言われても森永エンゼルパイしか浮かんでこない昭和の茶の間はこの時点で戦意喪失、ちゃぶ台返しの敵前逃亡だったのではないでしょうか。
肉の魔術師・カーは、巨大背肉から真っ白な脂身部分だけをカットして溶かしバターの海に沈めます。
病院送りも辞さない脂vs脂のガチンコ勝負。これを更に超高GI食品のパイ生地で包むんだとしたら、棺桶と卒塔婆が必要な大惨劇となるでしょう。
そんなこんなで早くもカロリーメーターを振り切ったカーは、更なる殺人兵器・ラムの腎臓6個をニンニクや食パンと共に溶かしバター地獄へ。
これらをメイン食材の背肉と共にパイ生地に包むと、その大きさは後楽園球場の一塁ベースほどの超LLサイズとなりました。
豪快殺法連発の末に完成したジャンボパイ。
しかしカーはなぜか、肝心のパイ生地を避けてのドヤ顔試食を敢行します。
材料はどこ行きゃ買えるのか?そもそもパイで包む必要はあんのか?と幾多の謎掛けを残したまま、カーの旅路はここで小休止を迎える事となりました。
溶かしバター&大ボラまみれのベタベタで突っ走った全52回。
今回の奇跡の再放送は、関東のアナーキー・テレビ東京だからこそ実現できたビッグプレーです。
いずれにせよカーの縦横無尽なファイトスタイルは、飽食・閉塞の現代社会に世紀を超えて巨大な楔を打ち込んだのではないでしょうか。
エンタメとカロリーの究極形で、私のノスタルジー子供時代と現在進行オッサン期の記憶を繋いでくれた英雄・グラハムカー。
何はなくともいつまでもお元気で…。
そしてでき得るならば、もう一度完熟の大ボラ豪快料理を披露していただけたらなぁと思っています。

2013/01/27

WWE「トリビュート・トゥ・ザ・トゥループス2012」

録画した日〔2013/1/18:スカチャン1〕

今回が10回目となる米軍慰問プロレス。
去年の12月9日にバージニア州ノーフォーク海軍基地で開催されました。
メイン戦&締めのマイクは、WWEのエースであり一番の優等生でもあるジョンシナ。彼の日頃の行いを鑑みれば至極当然のポジショニングです。
USネイビーで埋め尽くされた会場はいつもより2倍3倍増しの勧善懲悪モード。お馴染みのチャント「Let's Go Cena」に「Cena S??K」とレスポンスするような野暮な事はしません。
そんな絶対的ベビーフェイスの噛ませ犬役は、反米のUS王者・アントニオセザーロでした。
これまた彼の日頃の行いからすれば絶対的当然のキャスティング。放送はされませんでしたが、最強米国海軍への宣戦布告冒涜マイクアピールも敢行されたと思われます。
ちなみにこのスイス出身の反米野郎は、右手を骨折したコンディションで慰問プロレスに参戦。なんとも浪花節的なちょっといい話です。
この手のお祭り興行で楽しみなのがベビーとヒールの一時休戦モードですが、Flo RidaやKid Rockのライブ込みの1時間の放送ではそのシチュエーションは確認できませんでした。
その代わりではありませんがエンディングでサンタさんに拍手する「背広組」のトリプルHを発見。その裏にいるのはジョニー・エースでしょうか。
発見といえばサンタさんのトナカイと化した我らがヨシ・タツ(Yoshi Tatsu)の姿も確認。
大御所・とんねるずは「3年前はペンギンでした」の名言を残してビッグスターへとステップアップしていきました。
米軍にもクリスマスにも関係ない純和風トナカイの覚醒を待ち続けたいと思います。
なお、この慰問プロレスの提唱者は解説席のレスリングゴッド・JBLだそうです。
かつては輸送機で侵攻下のイラク米軍キャンプにも飛んで行ったガチ極まりない愛国大会。
飛んでいく先が無くドメスティックに完結できる昨今は、差し当たり平和なんだと言えるのかも知れません。
ゲスな言い方をすれば極めて右寄りなプロレス団体WWE。
「最高司令官」がVTR出演してくれるのも、いろんな方面で恒常的な支援をしているからでしょう。
ボランティアや社会貢献と同列で軍をサポートする。この慰問プロレスはWWEの立ち位置を最も端的に表すのものだと思います。