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2012/08/11

WWEロウ #1000 「1000回記念放送」

録画した日〔2012/8/2:JSPORTS2〕

セントルイスで開催された1000回目のRAW。
タイトルマッチやら結婚式やらチャーリーシーンやら、レッスルマニア級の超豪華3時間スペシャルです。
歳取って涙もろくなったのか、オープニングでウルッと来てる悪のオーナー・ビンスマクマホン。
彼が創造したRAWの1000回目は、PPVの様に「試合」という縛りがない分ネタを詰め込みまくりのやりたい放題。
創造主の「イズム」をこれでもかと見せつけます。

【知の救世主、DXに説教】
オリジナルメンバーで再結成のDX(ただしチャイナ除く)。
5人のオッサンがお約束ネタを一つ一つこなしている最中に、現在進行形のウザキャラ・ダミアンサンドゥが単独乱入します。
もちろんHBKのスイートチン&HHHのペディグリー葬を食らいましたが、知の救世主の大抜擢はWWEの明るい未来と言えるのではないでしょうか。

【やっつけでチャーリー・シーン参戦】
ハリウッドのビッグネーム・チャーリーシーンがSkypeの荒い画像で登場。
とりあえずサブカル扱いから脱却したいWWEとしては、「世間」に打って出るための手堅い方法なんでしょう。

【裏メイン「結婚式」】
普通に終わるとは誰も思ってないダニエルブライアンとAJのイエス結婚式。
会長ビンスが乱入&横取り(ビジネス的に)という、予想のナナメ上を行くクラッシュ模様でした。
結果、AJはなんとRAWの新GMに。結婚より仕事を選んだ無茶苦茶な女子力決着です。

【ロック様、傷心ダニエルに追い打ち】
哀れなダニエルブライアンを残したリングに、ロック様が乱入。
セルフプロデュース優先のロック様は、ダニエルを置いてきぼりにしてロイヤルランブル参戦を表明。現王者のCMパンクと勝手に来年の話で盛り上がります。
しかし心優しきロック様、最後はきっちりとご祝儀・ロックボトムをダニエルにぶち込みました。

【HHH自慢の奥さん登場】
来たるサマースラム・ブロックレスナー戦の実現交渉が進まないHHH。
WWEの若女将にしてリアルHHH嫁のステファニー・マクマホンが、苦悩の亭主に助け舟を出します。
ジャジャ馬流ネゴシエートであっさりレスナー&ヘイマンを陥落させたステファニー。できれば子育てがてら継続参戦をしてほしい、相変わらずの逸材ぶりでした。

【JBLほか殿堂者がヒーススレイター襲撃】
JBL&ロンシモンズのAPAほか、パイパー、バックランド、ベイダー、アニマルウォリアー等々、そうそうたるメンツが登場。
現役最強ジョバー・ヒーススレイターの取るに足らない首を狙います。
シモンズのタメにタメた「Damn!」ももちろん良かったのですが、JBLの金満&傲慢演説を久々に聞きたくなった余興試合でした。

【アンダーテイカーまで参戦】
2時間経過、すでにお腹いっぱい状態のところに大音量の「ゴーン」音。
1年をレッスルマニアだけで過ごすイイ男こと、地獄の墓掘り人・アンダーテイカーまで登場しました。
弟・ケイン一人でも片付けられそうな、選りすぐりの現役烏合の衆軍団を相手に当然の完封劇です。

【まさかのタイトル移動なし】
律儀に事前申請してマネーインザバンク権を行使したジョンシナ。
1000回メモリアルでストーリーラインのど真ん中に復活するもんだと思ってたのですが、ビッグショー、ロック様とともに撃沈。CMパンクが引き続きWWE王者として君臨する結末となりました。
ややヒールターン気味のCMパンク、ロックを絡めた来年1月までの動きが面白そうです。

この他、人類最古の女子レスラー・メイヤングや、ブレットハート、デュードラブ、トリッシュ、リタ など超一線級のOB&OGが贅沢なチョイ役で大挙参戦していました。
もう勘弁してくれと言わせるほどの超濃厚ラインナップ。
正直なところ最高峰レッスルマニアよりも面白い、WWEが本気を出しまくった3時間特番だったと思います。

WWEスマックダウン #674

録画した日〔2012/7/30:JSPORTS2〕

市外局番619のサンディエゴ大会。
地元のヒーロー・レイミステリオが完全復活しました。
なんと1年間も休場していた小さな巨人。
生き馬の目を抜くWWE、レジェンドクラスの重要ポストが1年不在でも「あれ、そんなだったっけ」というスケールで語られてしまうシビアな世界です。
そして休場の原因を作ったのはアルベルト・デル・リオ。そういえばそうだったかもしれません…。
しかしデルリオが絡んでたおかげで、シェイマスやマネー男・ドルフジグラーwithヴィッキー等のメインストリームにすんなりと顔を出す事ができました。

誰がどう見ても怪我リスクが高いミステリオ。図抜けたプロレス脳で、少しでも長く619を打ち込み続けてほしいです。

<メモ>
  • ストレスMAXのビッグショー、プリモやらカマーチョやら烏合の衆7,8人をまとめてKO
  • 次回RAWで結婚式のブライアン&AJ、ラブラブVTR公開とケイン乱入のネタ振り実施
  • レジェンド枠でアニマル・ウォリアー登場。定番ジョバー・ヒーススレイターを瞬殺
               

ちなみにスマックダウン軍は一昨日、昨日と、スモウアリーナ・両国国技館を2夜連続で強襲。
私は昨日(8月10日)、会社帰りに緊急参戦する事ができました。
ビッグショーのデカさ、シェイマスの白さ、生コブラ&生Yes&生RKOなどなど、スマックダウンの世界を堪能。
ライブ観戦はやっぱり素晴らしいものです。
贅沢を言えば、知の救世主・ダミアンサンドゥにライブで説教を食らいたかったんですが。。。

新・座頭市Ⅲ #15「かかしっ子」

録画した日〔2012/3/30:BSフジ〕

オンボロほったて小屋に一人で暮らす女の子。
この子の心の闇を知った座頭市は、殿山泰司(今回はベビーフェイス役)のサポートを受けつつ問題解決に奔走します。
女の子のお兄ちゃんは、叔父叔母殺しという無実の罪を着せられて指名手配中。その濡れ衣を着せた悪の十手持ちから追われる日々で、一緒に暮らすことができません。
哀れな女の子、このショックでしゃべる事ができなくなってしまいました。
座頭市は自作の竹笛で女の子の心を療治。
女の子は、座頭市との筆談ならぬ「笛談」で次第に明るさを取り戻していきます。
そして心のケアだけで終わらないのが座頭市流。量産した竹笛を町で販売させ、経済的自立にも積極サポートを展開していきました。

最後はもちろん、諸悪の根源・悪の十手持ちチームをメッタ斬り。
足長おじさん・座頭市によるお涙頂戴の鉄板ストーリーは、全茶の間納得の大団円を迎えました。

トラウマで声を失ってしまうという、難しい役どころを見事演じた女の子は小谷真貴子ちゃんという子役。
お目目の離れたポッチャリお嬢ちゃん…、どこかで見たと思ったら2ヶ月前放送の「#7」にも出演していました。
座頭市のシナリオどおりなら、10年後には大谷直子クラスの超美形になっているはずの真貴子ちゃん。
私の調査ではその後の芸能活動は把握できませんでしたが、同世代として一度現在のルックスをお目にかかりたい「女の子」です。

新・座頭市Ⅲ #14「あんま志願」

録画した日〔2012/3/29:BSフジ〕

日本芸能史上最強プレーボーイ・火野正平が参戦。
更なるモテテクの追求か、ハードボイルド・座頭市に弟子入りを志願します。
例によって頼りないキャラの火野正平は名門酒屋のボンボン。とても按摩さん稼業には向いていないC調野郎です。
そもそも弟子を取らない主義の座頭市は「どっか行きな」と軽くあしらってたのですが。。。
さすがは百戦錬磨の最強プレーボーイ。まんまと自分のペースに持ち込み、気が付けば”師匠”とベッドならぬ道中を共にしていました。
超大物・座頭市すらイージーモードで堕としてしまう火野正平。「人たらし」にかけては座頭市を凌駕する超S級・ナチュラルボーンマスターと言えるでしょう。

よくよく聞いたら、火野正平の志願理由は実家を乗っ取ったヒール軍団への報復のため。
意図を汲み取った「師匠」は、ヒール軍団本部に単身乗り込んだ「愛弟子」を救出。最後は仕込杖をリリースして、火野正平に親の仇を取らせます。

この師弟、気が合うのか「新/Ⅰ/#19」でも共演しています。
「女はいるのか」と座頭市に聞かれたり、年増のオバちゃんに襲われそうになったりと、今回は最強プレーボーイのキャラを生かした面白シーンも連続。
もちろん、そんな私生活ネタを知らなくても充分楽しい、役者・火野正平の魅力を再認識できる回でした。

2012/08/08

スティール・ホイールズ / ローリングストーンズ

聴いた場所〔電車(通勤)〕

平成元年の夏にリリースされた、ストーンズ初の「CD」アルバム。
日本における発売は9月、アルバムチャートで最高5位にまでなったヒット作です。
ストーンズにとって激動だったのか、カラッポだったのかよくわからない「80年代」を締めくくる作品。
キースとの冷戦を首尾よく終結したミックジャガーは、床屋のカットモデル風に髪を刈り込み、来たるべき新時代へ意欲満々です。

このアルバム、日本のファンにとってはスペシャルな1枚になりました。
リリース&全米ツアーの時点で沸騰していた「初来日、あるゾ」というウワサは、ストーンズの90年代キックオフでもある“Steel Wheels Japan Tour 1990”という形で現実のものに。
ライブ開幕曲「#10 Continental Drift」を聴くと今でもワサワサと血が騒ぐ人も多いのではないでしょうか。
私にとっては、初めてリアルタイムで入手したストーンズアルバム。ダサいジャケ写と歌詞カードを眺めながら、延々とCDラジカセで聴き込んでました。
看板曲「#2 Mixed Emotions」のほか「#1 Sad Sad Sad」「#7 Rock And A Hard Place」などストーンズらしくない“早さとキレ”があるナンバーが多いので、高校生で初心者の私でも入りやすい作品だったと思います。
そして歳取った今聴くと素晴らしいのが、キースリチャーズの2曲「#8 Can't Be Seen」「#12 Slipping Away」。シブくてルーズで貫禄に満ちた、チョイ悪(極悪?)な魅力にあふれています。

一番好きなストーンズのアルバムは?と聞かれて、スティールホイールズを挙げる人はまずいないでしょう。
それどころか「ダーティワーク」以降のアルバムは、そうした好き嫌いのテーブルに並べられる事すらないのかも...。
でも、初来日のワクワクソワソワを体感した世代にとって、このアルバムは掛けがえのない思い出。ポカリスエットを飲みながら聴きたい1枚です。

2012/08/07

タイガーマスク #18「宿命の対決」

録画した日〔2012/8/3:TOKYO MX〕

Wリーグ戦真っ最中に、アパッチ&コマンチとかいう雑魚コンビとのシングル2連戦をマッチメイクされた伊達タイガー。
日プロへの不平不満を封印して、とりあえず1人目の雑魚・アパッチを軽く撃破します。
このアパッチ、名前のとおりアメプロ伝統のインディアンギミックではあるものの、「アバババ」と奇声を上げるだけのノーアイディアレスラー。
狼酋長・ワフーマクダニエルが見たら、トマホークチョップを1ダースブチ込んだ直後にインディアンストラップでメッタ打ちにするレベルのフェイク野郎です。
翌日のシングル2戦目は、なんと伊達タイガーの不戦勝。
2人目の雑魚・コマンチはドレッシングルームでミスターXと虎の穴傭兵にグルグル巻きにされ、リングに上がることすらできない状態に…。何とも情けない試合放棄です。
さっさと帰ってマッサージでも受けたい伊達タイガーの前に現れたのは、謎の不動明王マスクマン。
セコいミスターXが面倒臭いシングルマッチをネジ込んできました。
それにしても、いかにも「急いで作りました」感の漂うやっつけマスク。佐山タイガーの蔵前デビュー戦のそれを彷彿とさせます。
ちなみにブッカー馬場さんは、虎の穴の無法乱入&独断マッチメイクを静かに花道で見守ります。
世界最強タッグのハンセン乱入事件で「土足で上がりやがって」と大乱闘をおっ始めた男と同一人物とは思えません。
やっつけ不動明王の正体は#14で初登場した伊達タイガーの旧友・大門大吾。
古巣虎の穴のミスターXに拷問洗脳されたこの男、タイガーに負けたら即抹殺という要件を宣告されていました。

すでにスター街道を歩んでいる伊達タイガーは、そんな大門に付き合うことなく圧勝。
洗脳が解けて旧交を温めようとする大門を、猪木(今回出番なし)の「まあ、それぞれの想いがあるから、それはさておいて」的に軽くあしらって、次のステップへと進んでいきます。

ちなみに敗者・大門大吾はなぜか抹殺を逃れたようですが、それはまあどうでもいい話。
次回は、メインストリームのWリーグ戦がいよいよ最終節を迎える模様です。
頭を切り替えて、長かったWリーグ戦のエピローグを見届けたいと思います。

2012/08/06

ワールドプロレスリングアンソロジー #1「初代タイガーマスク×ブラックタイガーの遺恨抗争史」

録画した日〔2012/8/5:朝日ニュースター〕

TV朝日所有の新日本プロレスアーカイブ映像(公称3000本)を、毎回1つのストーリーに絞って検証・放出していく番組。
1回目は初代タイガーマスクとブラックタイガーの因縁抗争を振り返ります。
オープニングに登場したのは、プロレス評論家・流智美。この番組の監修&ナビゲートを務めるようです。
プロレス史学における池上彰級の最強論客を確保した朝日ニュースター。
G1クライマックス開幕戦をリング撤去まで生中継するなど、いい意味で「何ぁにがやりたいんだ、コラ」と言いたくなるプロレスLOVE全開の不思議なCS局です。

放出されたアーカイブは3試合。
グラン浜田vsブラックタイガーが入るなど、遺恨抗争というよりも佐山タイガーの偉業「NWA」「WWF」ダブル戴冠プロセスを追ったストーリーになっていました。
ちなみに私はレス・ソントン戦が見たかったのですが、これはノーTVだったのでしょうか。
試合のハイライトは、佐山タイガーの流麗ラウンディング・ボディプレス。
当時小学生の私も押入れの2段目から何度もチャレンジした、超S級フィニッシュムーブです。
歴史的大技に川平慈英的エクスタシー状態のナビゲーター・流智美。
膨大な知識量に純粋なプロレス脳を合わせ持つプロレス博士は、次回#2アントニオ猪木、その次#3ザ・コブラ(!)というラインナップを用意した模様です。
局ぐるみでやりたい放題の予感がするオッサン殺しのプロレスアーカイブ。今後見逃す訳にはいかなくなりました。

2012/08/05

極上空間 #68 闘魂三銃士…蝶野正洋×武藤敬司がドライブ~猪木から橋本まで激白!!後編

録画した日〔2012/8/4:BS朝日〕

スポンサーSUZUKIのちっちゃいクルマで闘魂三銃士・武藤&蝶野がドライブする後編。
前編の予告どおり、ゴールは2人の原点・新日本プロレス道場です。
ドライブ終盤に入り、2人の話題は早逝した盟友・ブッチャー橋本真也にシフト。
1億円狙いで竹やぶ探検などお馴染みのトンパチエピソードのほか、伝説の名セリフ連発決戦「1990.2.10」東京ドームにも言及してくれました。
蝶野が語る、破壊王・橋本が残した至極の名言「時は来た」誕生のプロセスは、、、
  1. 猪木さんが「出る前に負けること考える馬鹿いるかよ!」 &局アナビンタ葬という強烈ムーブをいきなり披露したんです。
  2. それをモニターで見てた私とブッチャー。なにかヤラなきゃという空気になりました。
  3. 私は坂口さん的な役割で終了。ブッチャーに全部持っていかせるお膳立てです。
  4. そしたらブッチャーが「時は来た!」って…。ちょっと期待はずれでした。
プロレスファンの間で「声に出して読みたい日本語」として20年以上も伝承される大名言。
この伝説に当事者・蝶野がここまで言及したのはこれが初めてではないでしょうか。

後編最初の寄り道は、蝶野夫人マルティナさんが経営する表参道の黒いアパレルショップ「アリストトリスト」。
黒いオシャレアイテムが並ぶ店内で武藤がチョイスしたのは、主演・蝶野正洋の黒いレア物Vシネマ「不動」でした。
自らプロデュースした黒いアイテムを夫の黒い盟友・武藤に全否定されたマルティナ夫人。
その場にいたらボコボコにしていたでしょう、蝶野を。

天衣無縫の武藤は、車内に戻ってもますます絶好調。
全日移籍ネタでは当時の新日幹部連中を大バッシングします。私としてはアリストトリストに続きアルティメットロワイヤル全否定と読み取りました。

ようやくたどり着いたゴールの野毛・新日本プロレス道場。
楽しいドライブでテンションが上がったのか、心のふるさとで気持ちが開放されたのか、2人は毒舌を連発。
蝶野に憧れてプロレス入りしたホープ・高橋に全日入りの黒い勧誘です。
ちなみに選手寮ではマナバウワー・中西学がちらっとフレームイン。
ちらっと健在ぶりをアピールしていました。

最後は道場管理人の虎ハンター・小林邦昭に挨拶して、原点回帰のドライブは終了。
ごく普通に仲がいいんだろうな、という雰囲気が伝わってくるほのぼの企画でした。
BSとはいえ2週連続で番組を持った武藤&蝶野、やはりお茶の間のスターなんでしょう。
彼らの後輩で同じ企画を組めるレスラーがいるのか?。棚橋、中邑。レインメーカーetc…、上昇気流に乗っているとはいえ、まだまだ超えるべきハードルは高そうです。

WWEロウ #999

録画した日〔2012/7/27:JSPORTS2〕

「マネー・イン・ザ・バンク」翌日のラスベガス大会。
このPPVの振り返りもそこそこに、WWEは次回1000回特番シフトで大忙しのようです。
PPVで一敗地にまみれたダニエルブライアンと、特別レフェリーだったAJ。
CMパンクを交えたトライアングルは、パンク不在のままダニエルブライアンがAJに求婚するという展開になりました。

チビ・AJの出した答えは「Yes!」。復縁をスッ飛ばして一気に婚約という急展開です。
パンクをジョンシナ、ビッグショーとの王道路線にシフトさせるためでしょうか、ひとまずオチが付いた形になった3人の面白コント。
発展的解消とはいえ、ちょっと寂しい気がしたんですが…。
なんと、次回のRAW1000回記念のリングでホヤホヤのバカップルが挙式をする事が電撃決定。
しかしこの慶事にお祝いムードに浸るWWE好きはもちろんゼロでしょう。
調印式、祝勝パーティと並ぶ、WWE伝統のただじゃ終わらないイベント「結婚式」を誰がどんな形でブチ壊すのか?
やたらと盛りだくさんの1000回記念の楽しみがまた一つ増えました。

<メモ>
  • シンカラかと思ったらレイミステリオ復帰。デルリオに619炸裂。
  • ひき逃げ犯・リキシが、息子ウーソズとダンス披露。
  • ジャックスワガー、ライバックの噛ませ犬に起用される。
  • ジョンシナ、マネー・イン・ザ・バンク権利を1000回RAWで行使宣言。

新・座頭市Ⅲ #13「鬼が笑う百両みやげ」

録画した日〔2012/3/28:BSフジ〕

ひょんな事から100両の大金を手に入れたバカ息子が、不孝を重ねていた母親の元へ里帰り。
座頭市は、この高崎までの道中でボディガードを引き受けます。
100両を一旦没収して、バカ息子に厳格な資産管理・運用をアドバイスする座頭市。大金にイチャモンを付けてきた幼なじみの十手持ちもラストでメッタ斬りにします。
しかし祇園大豪遊伝説や勝プロの火の車エピソードを見る限り、座頭市のマネーアドバイスにはまったく説得力がない気もするのですが…。
バカ息子の母親は、桜中学の校長先生・赤木春恵。
厳しいけど優しいお母さんと大バカだけど人のいい息子によるやり取りは、古今東西の茶の間をホッコリさせるであろう、ホームドラマの王道のような癒し系シーンでした。
そしてバカ息子を演じてストーリーのメインを張ったのは、アホ面の究極形とも言える超個性派・谷崎弘一。
TV版最強エピソード「新/Ⅱ/#10冬の海」でも重要なポジションを与えられていました。

Wikipediaによると「1972年 勝新太郎に師事」とありますので、生粋の座頭市軍団からの大抜擢という事になるんでしょう。
可愛がって育てた子分にしっかりポジションを与える座頭市と、その期待にきっちり答えた谷崎弘一。
座頭市にはちょっと不似合いな「師弟愛」を感じるエピソードでした。

新・座頭市Ⅲ #12「虹のかけ橋」

録画した日〔2012/3/27:BSフジ〕

自分の不注意で愛娘を亡くしてしまった母親。
その事実を受け入れられないまま、いるはずのない娘探しの旅を続けています。
可哀想なお母さん役は座頭市のリアルオッカサン・中村玉緒。
一緒に娘さんを探す座頭市は、玉緒さんの心の闇にいち早く気付いてしまいます。
例によって事をややこしくしたのは常連ヒールの蟹江敬三。
座頭市をおびき出す事を条件に、親に捨てられた女の子を「見つかった愛娘」として玉緒さんに引き合わせます。
しかしこの蟹江敬三のセコセコ作戦が、結果的に傷心の玉緒さんに「虹のかけ橋」を架ける事になりました。
フェイクだと知りつつも、次第にお互いの心がつながっていく玉緒さんと女の子。最後は血のつながりを超えて母娘の情が芽生えました。
蟹江敬三のドヤ顔を頭から消し去れば、最高にグッとくる感動シーンです。
座頭市のオカミさんにしてTVシリーズの常連でもある玉緒さん。座頭市を毒殺(未遂)してまでも再会した「娘」守ろうとする慈愛深き女性を演じました。
アヘンやら勝プロやら何かと苦労をかけてばかりの座頭市は、玉緒さんに公開療治。「いつもすまないなぁ玉緒。(まあ、反省はしてねぇけど…)」という座頭市流の奥さん孝行がうかがえます。