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2012/10/20

粋男流儀~遊びの美学 #34「横浜」武藤敬司&岩佐真悠子

放送時間〔8:30~8:55:BSフジ〕

先週先々週と、テレビ局の言いなりで「粋男(イキダン)」ギミックを続けてるナチュラルボーンマスター・武藤敬司。
今週も”男の粋”をテーマに美女とデート。そのスポットは全日プロのお膝元、オシャレな横浜界隈です。
師岡熊野神社で「チャッチャと終わりますように」と祈願するのは、今回のお相手・岩佐真悠子さん。
グラビラアイドルとしても活躍した小悪魔系タレント、趣味は読書で1ヶ月に20~30冊も読破するとの事です。

適当に参拝を済ませた2人はこの後スポンサーSUBARUの車中でプレゼント交換。しかしここでまさかの事件が勃発します。
読書好き・岩佐さんが手渡したプレゼントは何とただの「文庫本」。全米マットでトップを張ったレジェンドに、いきなりシュートを仕掛けてきました。
そしてこの奇襲に対し天才・武藤は、全日プロ売れ残り武藤ベアーキャッププレゼントで迎撃。
行きのKioskで買ったであろう文庫本と、売れ残りのハゲ隠し帽子の応酬。番組コンセプトである「粋」は、開始10分も経過しないうちに木っ端微塵、早くも完全崩壊です。

不穏試合の危険性をはらんだ2人が向かった先は「ナチュラーレ・ボーノ」というイタリアンレストラン。
横浜の野菜をふんだんに取り入れたおしゃれメニューに、武藤も岩佐さんも大満足です。
ただ、やはりプロレスラーの食事としては決定的にカロリー不足。近所にある全日プロ合宿所で浜亮太のチャンコでも食った方が良さそうです。

序盤から波乱の様相を呈していた横浜デートでしたが、ヘルシーでおいしいイタリアンランチで取りあえず持ち直した模様。
なお、今週の放送はここまで。続きは来週放送となります。

私が気になっているのは岩佐さんのWikipedia情報。なんと「天龍源一郎が好みのタイプ」という記述があります。
車中では「渡辺謙さん」と言ってたはずですが…。
そんなこんなで何やら様々な”ナイフ”を隠し持っている気配の岩佐さん。次回後半戦では、まさかのヒールターンも想定しておいた方がいいかも知れません。

WWEスマックダウン #685

録画した日〔2012/10/15:JSPORTS2〕

前回RAWの放送終了後に毒蛇オートンを襲撃したアルベルト・デル・リオ。
そのせいでオートンは、今回スマックダウン・オクラホマ大会を欠場してしまいました。
会場に居ないのをいい事に、悪の弁護士・オタンガがオートンの悪口をブチ上げまくり。
しかしその時、居ないはずのオートンテーマ曲が大音量で鳴り響く…。
これはもう、WWEの伝統芸・ニセモノ登場の合図です。
今回のニセオートンはもちろんアルベルト・デル・リオ。全身タトゥーが無い以外は意外と似ちゃったりして、ある意味微妙な出来栄えでした。
それにしてもランディ・オートン。何だか最近は欠場してる期間の方が長いんじゃあないでしょうか。
私はネタバレ系の情報源を見ないので、また悪さしたのか、ケガなのか、家庭の事情なのかが把握できません。
メインストーリーに絡む、ではなくド真ん中にいるべき超大物。年末サバイバーシリーズあたりまでは皆勤賞でいってほしいもんです。

<メモ>
  • CMパンク、休日返上で登場。シナとの防衛戦拒否演説
  • GM・ブッカーTと元GMテディ、クズ女イヴを巡って対立気味
  • 冷遇続きのテンサイ、今回もシェイマスvs大巨人の煽り役に利用される(ちなみにミズも)

タイガーマスク #28「甦える「虎の穴」」

録画した日〔2012/10/12:TOKYO MX〕

虎の穴本社に緊急招集された悪のプロモーター・ミスターX。
遅々として進まない伊達タイガー抹殺案件を抱えているだけに、処刑の恐怖に怯えて顔面蒼白ブルブル状態です。
実際のところ招集の理由は処刑宣告ではなく、虎の穴No2からの「新・経営方針」発表でした。
その経営方針、骨子は以下のとおりです。

新経営方針<金を得るためにはカネを使う(ギブアンドテイクの時代)>
  • 現社屋を取り壊し、コンピュータ管理の新社屋を構築。
  • スカウト方針、組織待遇の見直し。
  • 前時代的なシゴキ特訓を禁止。練習生には十分な食事と住居をあたえる。
特筆すべきは「シゴキの禁止」でしょうか。
時は昭和40年代半ばのスポ根全盛期。そんな熱血時代の逆を行く、いや先を行く何とも合理的なトレーニング方針です。
しかしこの作品、スポ根、理不尽何でもござれの男の星座・梶原一騎先生の原作だったような…。

そんな新生虎の穴におけるミスターXの任務は「スカウト部長」。
さっそく米、仏、英、印からケニア、タイ、そして日本まで全世界を行脚して有望な少年たちをスカウトしていきます。
しかしこの人事、適材適所なのか?
丸腰の伊達タイガーに瞬殺されたアホバカ三人衆や、ちびっ子ハウス健太君にすら翻弄されるヘッポコ秘密兵器シャドーなど、ミスターXのスカウト能力には大きな不安があると言えるでしょう。
ちなみに、伊達タイガー抹殺案件は本社戻しで無期限の保留。ミスターXの責任は問われないとの事です。

虎の穴で大改革が敢行されている頃、伊達タイガーは古巣日プロの巡業に参加。
今回は「西日本シリーズ」福岡大会で馬場さんと師弟タッグ(現状は主従タッグか?)を結成し、見事に勝利を飾っています。
目下の悩みは必殺技がない事。
やっかいな契約問題と仇敵ミスターXから解放されて、ようやくプロレスに専念できているようです。

「破壊なくして創造なし」。過去の因習に縛られる21世紀の日本企業に見習ってほしい、虎の穴のスピード感溢れる構造改革。
ちなみに、プロレス部門の上げる利益は「年間数十億ドル」、ラスベガスの総利益に匹敵するとの事です。

それに比べて我らが日プロは何をしているのか?
伊達タイガーの移籍問題も結局ウヤムヤ。いい時にこそ変化が必要、ここで「変えなかった」ツケはすぐに回ってくるはずです。

2012/10/19

プロレスの星 アステカイザー #3「アステカイザーは俺だ!」

録画した日〔2012/10/16:チャンネルNECO〕

「プロレス新人王決定戦」にエントリーしている各団体の若手レスラーが次々誘拐される事件が勃発。
犯行グループは、言うまでもなくヒール軍・ブラックミストでした。
ヤングライオン狩りの目的は「アステカの星」を所持する仇敵アステカイザーの捕獲。
その正体がリサーチできないんでそれらしき有望株を片っ端から縛り上げるという、怖いんだかマヌケなんだかよく分からんヒール軍です。
今回唐突に登場したのは、小田急線沿いのホッタテ小屋にジムを構える「太陽プロレス」。所属のヤングライオン・愛田はプロレス新人王の最右翼です。
ちなみにこの愛田選手、「アステカイザーは俺だ」とビッグマウスをブチ上げ、誘拐されたライバル達の身代わりになる侠気を見せてくれました。
まあ、私としてはそんな青臭い茶番はどうでもよく、番組全面協力を謳う新日プロ勢のチェックだけが視聴の目的です。
しかし今回も選手登場はナシ。太陽プロレスジムに貼ってある「猪木vsシン」のポスターだけがキングオブスポーツの名残を伺わせるだけでした。
この年6月のアリ戦で金庫がカツカツの新日。猪木-新間の超過激ラインがNETテレビとのギャラ吊り上げ交渉に躍起になっていたのでしょうか…。
そんなこんなで今回もプロレスシーンはゼロ。新人王決定戦もどうなったんだか分かりません。
アステカイザーのフィニッシュムーブがアニメ化される「仕様」は、改善されるどころか回を重ねるごとに劣化する始末です。
プロレス番組の風上にも置けない、看板に大いに偽りアリの状況は打開されるのか?
裏切られる事も昭和プロレスのエッセンス、しゃあないんで次回もチェックしようと思います。

2012/10/18

THE ROCK MOVIES~ローリング・ストーンズ「ギミー・シェルター」

録画した日〔2012/10/17:フジテレビ〕

1969/11/27マジソンスクエアガーデン公演から12/6オルタモント野外公演までの10日間を記録したフィルム(1970年発表)。
フジテレビ“3夜連続ロック映画企画”の第3弾(①ビートルズ②ボブディラン③ストーンズ)と言うふれ込みです。
地上波放送=一般向けという意味合いからでしょうか、歌詞や会話以外にも収録時期や場所を説明する丁寧な日本語字幕が付いていました。
映画好きには要らないモノかも知れませんが、私にとってはありがたい措置。
今まであんまり気にしてなかった、全体を通しての時系列を確認する事ができました。
そしてこれも地上波ならではの仕掛けなのか、冒頭に「LOVE PSYCHEDELICO=ラブサイケデリコ」がナビゲーター役で登場。
だがこのお二人、ブレの範囲とは言え「Jumpin' Jack Flash」を「ジャンピング…」と紹介するなどストーンズにはあんまり興味が無い模様。Wikipediaによるとビートルズが大好きなようです。
しかしそんなサイケデリコ両氏の「瑞々しい」「オシャレ」「カッコイイ」という煽りには私も完全に同意しました。
20代半ば、まさしくイケイケドンドン期の絢爛&狂乱ファッションは音楽史の重要なエッセンス。見てるだけでニヤニヤしてしまいます。
特に秀逸なのが、プロレスの殿堂・MSG決戦におけるミックジャガーでしょう。
星条旗ハット+パープルマントにオメガマークの長袖Tシャツ。タイトなパンツはジッパーがすぐに外れる仕様です。
定番「Street Fighting Man」でNYの観衆に花びらを撒き散らす姿からは、70年代に開花する両性具有キャラへの萌芽を感じさせます。

最終戦・オルタモント大会は、大荒れカオスの無法地帯。
よりによって極悪暴走軍団「Hells Angels」を警備会社に選んじゃったもんだから、ステージには暴走軍団、酔っぱらい、全裸ババァ、毛むくじゃら男等々、次々と問題児が乱入してきます。
挙句はどっから来たのかワンちゃんが闖入、ミックvs犬の異種格闘技戦が実現してしまいました。
私は”例の事件”の瞬間よりも、その一曲前「悪魔を憐れむ歌」がこのフィルムのハイライトだと思います。
治安、設備共々いつ決壊するか分からない極限状態のボロステージで、体クネクネ、扇情的なフレーズを放ちまくるミック。何食わぬ顔でリズムを刻み続けるキース、チャーリーらの楽器隊。
そのふてぶてしい姿は新時代の悪魔そのものです。ミックはさすがにビビり気味でしたが…。
オルタモントに詰めかけた30万人の元・若者たちは「12.6」を一生の思い出として年金暮らしでもしてるのでしょう。
かたや諸悪の根源・悪魔教ストーンズは、21世紀、43年後の今でもまさかの現役続行中。50周年ライブのスケジュールもいよいよ確定しました。
ロック、カルチャーの1つの区切りになったとも言える怒涛の10日間ですが、彼らにとっては「なんだったっけ、それ?」的なただの10日間なのかも知れません。

2012/10/17

座頭市物語 #15「めんない鴉の祭り唄」

録画した日〔2012/8/25:時代劇専門チャンネル〕

後に愛の水中花として水に潜る松坂慶子(当時23歳)が参戦。
兄夫婦の忘れ形見であるちびっ子を抱え甘酒屋を切り盛りする、健気で凛とした女性を演じます。
いろんな行き違いで、松坂慶子の兄殺し容疑をかけられてしまった座頭市。
しかし実際はその真逆。ヒール軍の一味だった松坂兄にカタギ復帰の道標=大金10両を手渡す足長おじさん的なサポートをしていました。
せっかく良い事したのに裏目って四面楚歌気味の座頭市。理解を示してくれたのは、地元の親分・西村晃でした。
義を重んじる2代目黄門様は、ちょっと居候してるだけの座頭市を「一宿一飯の恩義」「同じ釜の飯」「家族同然」の渡世人スピリットで守り抜きます。
その存在感でストーリーのスポットを「持っていった」黄門様。貫禄たっぷり、情に厚くてフレキシビリティもある大親分役を快演しました。
昭和50年、理想の上司ランキングがあればNo1になってたんじゃないかという勢いです。
そしてビジュアル面では松坂慶子がブッチ切り独走状態。その美しさで昭和の茶の間を釘付けにしました。
私が子供の頃(1970年代終盤~80年代)、美人の代名詞イコール松坂慶子だった印象があります。
「松坂慶子のような」「〇〇の松坂慶子」と記号化までされていた日本芸能史上最強クラスの美人女優さんと言えるでしょう。

ストーリー&ビジュアル面での超強力援護射撃を受けた座頭市は、ちょっとしたリラックスモード。
オープニング&ラストでブッタ斬り通常営業をこなした他、ちびっ子と「飛ぶ竹とんぼ」を追究したり、西村晃の渡世オフィスを雑巾掛けしたりと面白素顔も披露しています。

贅沢なゲスト陣をブッキング、そして彼らを適役にズバッとフィットさせる。
TV版・チーム座頭市のストロングポイントを再認識する回でした。

2012/10/16

世界の競馬 2012「凱旋門賞」

録画した日〔2012/10/14:NHKBS1〕

海外でビッグレースがあったらその都度放送される競馬番組。
今回は最狂の三冠馬・オルフェーブルが2着惜敗した「凱旋門賞」の振り返りです。
競馬好きとしてはもはや直視したくない、悔しい悔しいの10乗ぐらいの域に達している最高峰レースの回顧。
しかし、番組レギュラーの日本競馬大正義・岡部幸雄元ジョッキーが解説してくれるとあらば、メンタル的決着を付けるためにも刮目せざるを得ません。
岡部さんの見解は「仕掛け早すぎ」「チギってやろうって思っちゃったのかもね」というもの。
薄々と感じていた「敗因、スミヨンじゃね?」疑惑を何とも爽やかにあっさり口調でブチ上げてくれました。

じゃあ、スミヨンじゃなきゃ勝てたのか?、自問自答、妄想のタネは尽きません。
この「2着案件」のモヤモヤが晴れるのは、日本馬が凱旋門賞をゲットする瞬間という事になります。
そんな我々競馬好きにとっての一服の清涼剤は、オルフェ暴走阻止のために大外ブン回しを炸裂させたアヴェンティーノ兄貴。VTRで見るとその献身ぶりに脱帽するしかありません。
岡部さんもそんなチームジャパン重鎮の活躍にしっかりとスポットを当てて解説してくれました。
次走、JCか有馬あたりの凱旋舞台を用意してあげてほしいです。
なお、番組進行は自称競馬好きのウェンツ瑛士さん。
しかし、この競馬好きギミックはビジネス上のものではないようです。岡部さんとの会話中「斤量」ってフレーズをごく自然に使ったシーンで、私は安直にそう判断しました。
無知な競馬好きとしては、どんな形でもいいので答えを見つけたいオルフェの2着案件。
馬優先主義の2900勝ジョッキー・岡部さんによる解説は、精神安定に充分な良薬を与えてくれました。

後はもう一人の大正義・武豊ジョッキーの見解を聞きたい所。次回「武豊TVⅡ」でのコメントは注目です。
なお、ご本人は当日飛行機乗っててレースは見ていなかったようですが…。

2012/10/15

アウト・オブ・アワ・ヘッズ / ローリングストーンズ

聴いた場所〔電車(通勤)〕

1965年7月リリース。この“7月”とはUS盤のリリース月で、本国UK盤は2ヶ月遅れの9月リリースでした。
私が所有しているのは「サティスファクション」が入っているUS盤となります。
60年代中盤=1967年1月「Between the Buttons」までのストーンズアルバムに付き纏うのが、どうにもややこしいUK-US間Ver不整合問題です。
UK-USで内容バラバラ、コノ曲あるけどアノ曲が無い、そもそもUS盤しか出ていない等々、何だか分からん事ばかり。
そしてこの「Out Of Our Heads」においても、時空のネジれすら感じる何だか分からん英米間摩擦が生じています。
UK-USどちらにも入ってるのは「#1 Mercy, Mercy」などの6曲。名曲「I'm Free」などUS盤に無くてUK盤に入ってる曲の一部はこの年11月リリースの次作「December's Children」に収録。
ただし「December's Children」はUS盤のみリリース。しかしそのジャケ写はUK盤の「Out Of Our Heads」と同じもの…。
もうホントに分からん、Ver不整合のトリプルスレッドマッチ状態になってます。
これはあくまで情報&物流にボーダーがあった時代の遺物。
今やボーダレスな21世紀。ストーンズサイドからすれば、どっちも一緒じゃねぇか、まあ適当にオッサン殺しBOXセット出しとくか?って所なんでしょう。

なお、US盤はストーンズが初めて「全米No1」をゲットした記念すべき作品。
巨大看板「#7 (I Can't Get No) Satisfaction」を中盤の要に据え、オリジナルとカバーが6:4ぐらいの割合になっています。
カバー曲は「#5 Good Times」のサム・クックや「#2 Hitch Hike」のマーヴィン・ゲイなど、私も名前ぐらいは知っている大御所から拝借。
ビッグネームに噛み付く怖いもの知らずというより、大好きなスターの大好きな曲をモノにしてハシャぐ兄ちゃん達というスタンスでしょうか。
そして名曲「#4 That's How Strong My Love Is」の主権者オーティス・レディングは、翌1966年にガッタガッタと「#7 (I Can't Get No) Satisfaction」を掟破りの逆カバー。
音楽漢同士、カッコいいソウルの応酬を繰り広げました。

カバー元の大御所達に負けじとストーンズ本隊も「#9 The Under Assistant West Coast Promotion Man ~ウエスト・コーストの宣伝屋」「#11 The Spider And The Fly ~クモとハエ」など、邦題もお洒落なルーズで粘っこい脱力系ナンバーを展開。
全12曲、何だか楽しくやってんなぁという印象です。
私の中では、このアルバムのUK盤は「最初からないもの」になっており今から取り寄せるトリガーもさほど見当たらない心持ちです。
それこそ、グッズ&未発表テイク満載のオッサン殺しBOXセットが投下されないか、老雄ストーンズの年金集め工作にひっそりと期待しています。

2012/10/14

座頭市物語 #14「赤ン坊喧嘩旅」

録画した日〔2012/8/24:時代劇専門チャンネル〕

母親を亡くした赤ン坊を父親のもとに送り届けることになった座頭市。
ヒール軍征伐と育児の両立という、ひとり者には何とも過酷な案件を背負い込んでしまいました。
育児に初チャレンジの座頭市。
お約束のドリフ的オシッコシャワー被弾、自分のオッパイを吸わせる、神社の幟をオムツにする等々、ブッタ斬りと180度勝手が違う激務に大ポカを連発してしまいます。
そんな座頭市に絡んできたのは、手クセの悪い女スリ・大谷直子。財布をスッたペナルティとして育児業務をシェアする事になりました。
座頭市と衝突しながらも徐々に母親役として機能していく大谷直子。座頭市&赤ン坊との心の触れ合いから、やがては自分の生き方も再発見する事になります。
珍道中の末に辿り着いた父親は中山仁。事前情報では冴えない繭の仲買人でしたが、いまや立身出世のヒール親分になっていました。
ヒールの常道に則して「こんなガキ知らん!」と冷酷に座頭市を突っぱねる中山仁。なんと赤ン坊を放り投げる非道っぷりを見せつけます(座頭市が辛うじてキャッチ)。
完全にキレた座頭市は、可愛い赤ン坊を安全な地元のお寺に育ててもらう事を決断。
中山仁に岸田森が合体したヒール軍をブッタ斬り、座頭市LOVEに目覚めた大谷直子との待ち合わせをすっぽかして次の旅に出て行きました。

今回の監督は座頭市本人。
ヒール軍に追われてのカカシ、脱衣所で着物を盗まれての稲藁グルグル巻といった面白コスプレも披露してくれています。
カゴ屋さんやメシ屋さん、宿屋の女中にお客さん等々、座頭市と赤ン坊が出会った人々は皆んな善人ばかり。
昭和の茶の間を和ませる、座頭市流の心あたたまる人情ドラマでした。

WWEロウ #1010

録画した日〔2012/10/11:JSPORTS2〕

殿堂者・JRの地元オクラホマ大会。
オープニングでハゲデブ・ポールヘイマンや熟女・ヴィッキーゲレロが暑苦しくリングに集結。番組GM・AJへの不満をタラタラとアピールします。
共に公開ビンタ刑を食らったことがあるハゲデブと熟女の主張は、AJの解任&オレが(アタシが)新GMやる、というもの。
そこに関係ないYes・ブライアンと処刑マシン・ケインが乱入し、最近の一押しスキット「オレがタッグチャンピオン」を展開します。
最後は何故かつられてCMパンクとMrマネー・ジグラーも「オレも…」の猛アピールを始め、四角いジャングルはバカのカオス状態になってしまいました。
間違いなく2012年最大の掘り出しモノのチビ・AJ。今回も、WWE上層部から充てがわれたオッサンアドバイザーを即追放するジャジャ馬ぶりを爆発させています。
彼女を起点に勃発したアホバカ騒動は数知れず。その究極型としてポールヘイマン&ヴィッキーの超濃厚高脂質タッグorバトルやらが見られるのか?、これは楽しみです。

<メモ>
  • シェイマス、コーディ&ダミアンサンドゥを2人まとめてブローグキック葬
  • ゴールドバーグもどきライバック、CMパンクとリングで睨み合いの厚待遇
  • シェイマスとビッグショーがリング上で公開討論(司会・ブッカーT)。ただし乱闘なし
  • 地元のヒーロー・JRを「讃える会」開催。伝統に則りCMパンク乱入でブチ壊し

プロレスの星 アステカイザー #2「恐怖のサイボーグ格闘士」

録画した日〔2012/10/9:チャンネルNECO〕

前回の後楽園大会に彗星の如く現れたアステカイザー。
今回#2では、その緊急参戦までの顛末が明かされました。
アステカイザーの中の人は、東都プロレスを退団した「鷹羽俊(たかばしゅん)」。
プロレス大好き・速水博士が開発した「アステック樹脂」製の「ファイティングスーツ」に身を包むことでプロレスの星へ変身するというギミックです。
ちなみに番組タイトルにもある”星”とは、アステカイザーの額に埋め込まれたアステカの秘宝「アステカの星」であり、ヒール軍・ブラックミストはこの秘宝略奪を企てています。
私としてはそんなアステカイザー案件はどうでもよく、全面協力を謳う新日本プロレス精鋭陣の登場だけが視聴のポイントです。
しかし今回、撮影と地方巡業がカチ合ってしまったのかレスラーの出演は無し。
東京体育館大会のポスター(別カットで大宮スケートセンター大会も)が映り込んだだけの寂しい展開でした。

新日勢不在のメイン戦は、特撮の聖地・採石場で繰り広げられた「アステカイザーvs恐怖のサイボーグ格闘士ブラディホーネット」のファイヤーデスマッチ。
なおこの試合形式は、平成4年のFMWニチイ三田店駐車場特設リング大会における「大仁田&ターザン後藤vsシーク&サブゥー」のノーロープ有刺鉄線トルネードタッグ・ファイヤーデスマッチに伝承されています。
熱だけでなく、燃焼による酸欠も襲いかかるという”火の怖さ”を教えてくれた曰く付きのデスマッチ。その起源は16年前のどっかの採石場にあったという事でしょうか。
2話目にして早くもプロレスシーンがなくなったストーリー。「オレはもう関係ねぇですから、ンムフフフ」と総帥・猪木は早々に手を引いた模様です。
フィニッシュムーブだけアニメ化される仕様も改善の見込みなし。
ファン的には撤退も視野に入れる必要アリの、先行き不安な”プロレス番組”です。