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2012/09/29

WWE「ナイト・オブ・チャンピオンズ2012」

録画した日〔2012/9/28:スカパー4〕

全試合がタイトルマッチのPPV大会。
今回はWWE王座に挑戦するジョンシナのホームタウン・ボストンでの開催でした。
正真正銘ホームタウンのシナと、傲慢不遜キャラを押し続けてハゲデブ悪徳マネ・ポールヘイマンとも結託したCMパンク。
今回のメイン戦では「地元のヒーローvs憎たらしいヒール」というアメプロの真髄が楽しめると思ってたんですが…。
やっぱり聞こえてきた「シーナ、サック!」の野太いチャント。さらには「CMパンク!CMパンク!」のお馴染み応援コールも発生する始末。
せっかくの凱旋興行のシナ、というよりも一生懸命ヒール道を積み重ねてきたCMパンクにとってあんまりなボストンのお客さん。
もう、シナの試合は「こういうモノ」と割り切って見るしかないんでしょうか。
試合は、シナが雪崩式ジャーマンで王座奪取!、と思いきや「2人の肩が同時についてた」というWWE伝統の裁定で、CMパンク引き分け防衛という顛末でした。
調べた訳じゃありませんが、ベビーフェイスの地元凱旋試合は可哀想な結果が多いような…。
ズルくセコく情けなくヒーローから勝ち逃げ。次回RAWでも続いていくCMパンクのヒール道を、親身になって応援して行こうと思います。

ピンチヒッター・JBL登場
療養中のキングローラー(奇跡の回復中!)に代わり、自称NY出身のJBLが参戦。
プロレス&闘い大好きをベースにした、ややヒール寄りのオレ様的名解説でした。

①IC王座戦_ミズvsシンカラvsミステリオvsコーディ
いろいろ一括りにされちゃった4人による4Wayマッチ。
シンカラのオーバーマスクで目隠しされつつ、ミズが堂々の防衛を飾りました。

②タッグ王座戦_コフィ&トゥルースvsケイン&ブライアン
「怒りの抑制セラピー」タッグが棚ボタコントのフィニッシュでベルトを奪取。
試合後にセラピー講師と諸悪の根源・AJが仲裁するも、2人の一触即発状態は続くようです。

③US王座戦_アントニオセザーロvsザックライダー
ザック・ライダーは放送開始前の烏合の衆バトルロイヤルで勝ち上がったとの事。
何だかわからんスイス人が、悪徳女子マネ・アクサナのサポートで王座防衛です。

④毒蛇オートンvsドルフジグラー
大会趣旨ガン無視の普通のシングルマッチは、JBLも絶賛の好勝負に。
最後は毒蛇オートンがRKOで受け身職人・ジグラーをふっ飛ばしました。

⑤ディーバ王座戦_レイラvsイヴ(負傷ケイトリンの代役)
ケイトリンが何者かに襲撃され負傷→クズ女・イブが代役という120%アヤシイ展開。
試合は意外と正攻法でイヴの勝利。疑惑の新ディーバ王者誕生です。

⑥世界王座戦_シェイマスvsアルベルト・デル・リオ
試合直前に、ブローグキックの「禁止の解除」が発表されて顔面蒼白の挑戦者デルリオ。
やっぱりブローグキックで一発撃沈してしまいました。

タイガーマスク #26「栄光の彼方に」

録画した日〔2012/9/28:TOKYO MX〕

勝点トップ・ライオンマンと、それを追走する伊達タイガーの2強に絞られた「覆面ワールドリーグ」。
今週の東京体育館大会で、いよいよ優勝者が決まります。
前回#25から引き続き伊達タイガー殺戮の猛デモを披露するライオンマンは、鋼鉄チェーンを使ってお客さんと綱引き勝負。成人男性20人を引きずり倒し大観衆の度肝を抜きます。
しかしそこに突然、身長209cmはあろうかというジャイアントな謎の覆面巨人が乱入。ライオンマンから鋼鉄チェーンを奪い取って仁王立ちです。
自らを”ザ・グレートゼブラ”と名乗る全身シマシマの怪覆面は、覆面リーグ戦への参戦を宣言。
「いや、ライオンとタイガーで決まってるし…」と渋るプロモーター・ミスターXの返答に「じゃあ、オレとタイガーでタッグ組んでライオンとやればOKだろ」とコペルニクス的転回のトンデモ理不尽要求をブチ上げます。
意味不明の状況を打開したのは、首位独走のライオンマン。
「お安い御用、2人まとめてブッ潰してやるよ」と男気に満ちた一発回答。ミスターXもそれを承諾し、なんと最終東京決戦は「ライオンマン・エジプトミイラ組vs伊達タイガー・グレートゼブラ組」のタッグマッチ(勝った方が優勝)に変更という、びっくり仰天の超展開を迎えました。
決戦のリングでファンの声援に応えるグレートゼブラ。その姿はプロ野球投手のワインドアップ投法を思わせるダイナミックさです。
公開された情報は「アフリカ出身」「310ポンド」のみという正体不明の怪覆面。
プロレス観戦歴35年超の私も風体、喋り方、瞳の色から正体をプロファイリングしてみましたが、
  • アフリカではなく雪国新潟あたり出身では?
  • 水戸黄門が大好きなはず
  • 甘いものと歴史小説に目がなさそう
  • 高校時代は美術部っぽい?
という所までが推理と思考の限界でした。

急造パートナーが正体不明で困るのは、他ならぬ伊達タイガー。
ゼブラ=虎の穴刺客という疑念がどうしても拭い去れず、試合中に仲間割れ寸前の乱闘場面を引き起こしてしまいます。
しかし戦う者同士、徐々にコンビネーションが確立され凶悪コンビを完全に圧倒。
ゼブラの好アシストを受けた伊達タイガーは、渾身のコブラツイストでライオンマンを失神KO葬。見事逆転で覆面リーグの初代王者に輝きます。
賞金100万ドル小切手をゲットした伊達タイガーは、その足で恩人・ゼブラの控え室へ直行。
ちびっ子ハウス慰問のスケジュールが詰まってたのか、単刀直入に「馬場さんでしょ?」とシュートな投げ掛けをします。
それを受けたゼブラ、いや馬場さんもタニマチとの会食時間が迫ってたのか、ペロンとマスクを脱いでサクッと即答。
馬場さんと伊達タイガー、あの衝撃の日プロ離脱劇以来2週ぶりの再会を果たしました。
2人の再会は終始和やかムード。
「ノッポは隠せんなぁ」とプロレス史に残る明言を残した馬場さんは、恩着せがましく乱入参戦の経緯を説明します。
「それ、ブン屋どもに話して美談にしましょう」という伊達タイガーの提案もやんわりと辞退するなど、”造反者”に対して不気味な程のジェントル対応に終始する日プロトップ・馬場さん。
今日はあくまでも「種蒔き」。機を見て一気に刈り取る布石といった所でしょうか。
後のハンセンやキッド&スミス引き抜き事件に見られるように、トレード案件には滅法強い馬場さん。
今回も、伊達タイガーに条件提示なしの出戻り示唆を軽く仕掛けて去って行きました。
狙いは伊達タイガー1人でなく、馬場さん好みの「大きくて強い」ライオンマンを含めたパッケージ強奪なのか?
次回から勃発するであろう、敏腕プロモーターとして覚醒したミスターXとの丁々発止の「大人のケンカ」から目が離せなくなってきました。

2012/09/27

アフター・マス / ローリングストーンズ

聴いた場所〔電車(通勤)〕

1966年4月リリース。カバー曲なし、全曲「ミック&キース」作というストーンズ初の完全オリジナルアルバムとなります。
私が所有しているのは「Paint It Black ~黒くぬれ」が入ってない全14曲・英国盤です。
“初期の集大成”、”最初の傑作”、“ターニングポイント”、てな具合にかなり評価の高いこの作品。
「#1 Mother's Little Helper」のスタートダッシュから、「#2 Stupid Girl」「#3 Lady Jane」「#4 Under My Thumb」と硬軟織り交ぜて一気に畳み込む序盤戦はたしかに圧巻です。
そんな中でもやはり「#4 Under My Thumb ~アンダー・マイ・サム」がこのアルバムのエース格となるのでしょう。
この3年後にオルタモント事件の”呪いのグルーヴ”となってしまう曲ですが、原曲は木琴の音色がポクポクのマッタリ系ロック。
81年USツアーでは元気でギンギンなオープニングナンバーに化けるなど、いくつもの色を持つ不思議な名曲です。
なお木琴は、こちらも名曲「#9 Out of Time」においても効果絶大。
演奏者はもちろん天才奇才のブライアンジョーンズ。
後に本格的にグレてしまうリーダーは、このアルバムではこの木琴の他、シタール、ダルシマーなど魅惑のアイテムをフル稼働。最強の「楽器のお兄さん」としてミック&キースのフレッシュ幼なじみタッグをバックアップします。
そして私が最も気になった曲は「#6  Goin' Home」。
当時23歳の若武者・ミックジャガーが『家に帰るよ、帰るんだよ』とグズグズダラダラ、何と10分以上もボヤき続ける超大作です。
唄う大河ドラマ・ミッドナイトランブラーの試作品なのか?、ライブでやったらビルワイマンあたりは居眠りしちゃったかも知れません。
時は昭和41年、ギミック上のライバル・ビートルズは「リボルバー」をリリース。芸風でも音楽性でも、誰もついて行けない第2ステージにステップアップしてしまいました。
そんな年にストーンズは、ようやく初めての純正オリジナルアルバムを制作。
やりたかった音楽、というよりも「今やれる音楽」を5人みんなで頑張った、手作り感溢れる名アルバムだと思います。

タイトル「After Math」は直訳で『余波』。実際、邦題にはこの単語が用いられたそうです。
しかしストーンズにとっては余波ではなく、この後40年以上ブチ撒け続けるクロスファイヤーハリケーン『第一波』だったのではないでしょうか。

2012/09/26

WWEスマックダウン #682

録画した日〔2012/9/24:JSPORTS2〕

前回#681で、シェイマスの「ブローグキック」禁止令を勝ち取った次期挑戦者アルベルト・デル・リオ。
PPV48時間前のカナダ・オタワ大会で、あらためてキックの危険性と禁止措置の正当性を訴え掛けます。
ブローグキック被害者の会としてデルリオをアシストしたのは、専属リングアナ・ロドリゲスと巨大タンブラー弁護士・オタンガ。
いずれもヘナチョコヒール御用達アイテム「首のコルセット」着用で、プロレス的にデルリオもシェイマスも損をしない絶妙な被害報告を披露します。
そしてこのバカコントに乗ってきたのは、祭典レッスルマニアでシェイマスに18秒葬を食らったダニエルブライアン。
「オレのヤギ顔はブローグキックのせい」という理不尽賠償請求をブッ放し、PPV決戦盛り上げに一役買います。

格的にPPVの「大トリ」を飾ることはできないであろうシェイマスの王座戦ですが、あの手この手で質を上げようとする姿勢は肩入れしたくなる微笑ましいもの。
看板・ランディオートンも絡んできそうな気配もあり、目が離せません。

<メモ>
  • IC王者ミズ、PPVでコーディ&ミステリオ&シンカラとの4ウェイ戦をするハメに
  • 「怒りの抑制セラピー」主宰のシェルビー医師、ケイン&ブライアンのバカマネージャに就任
  • 燻ってるテンサイ、WWEマガジンで新日とWWEの違いを語っているとの事
  • 最強ディーバ・ベスフェニックス、新鋭ケイトリンの噛ませ犬に
  • 心臓発作のキングローラー、進捗報告はないものの無事な模様

2012/09/24

座頭市物語 #11「木曾路のつむじ風」

録画した日〔2012/8/21:時代劇専門チャンネル〕

その辺の草をギリースーツのごとく巻き付けて敵陣から逃亡してた座頭市。
あまりのアヤシさに、地元の人からウマ泥棒に間違えられてしまいます。
百戦錬磨の座頭市は「ここはしょっ引かれた方がイイかも」と判断。役畜窃盗の容疑を素直に認め、TVシリーズ初の牢屋行きとなりました。

3食&身辺警護付きの牢屋生活にウキウキの座頭市でしたが、何故かお咎めなしであっさり釈放。
これは若き悪徳親分・石橋蓮司の差し金。座頭市をシャバに泳がせて抹殺する策略です。
そんな石橋蓮司と10両で契約したのが殺し屋・本郷功次郎。武器はなんと「ピストル」、一撃で座頭市を撃ち抜いてしまいました。

仕込杖による白兵戦が看板の座頭市。
遠くからズドンのピストル攻撃は、なにげにドラマ全体の価値観をも撃ち抜いてしまう禁断の殺戮兵器と言えるのではないでしょうか。
”24”ジャックバウアーばりに焼酎ブッカケながら自分で弾丸をエグり取った座頭市は、人格者のお医者さん親子宅で絶対安静状態に。
しかし悪を斬るのが仕事の座頭市。襲撃する石橋蓮司一派に対し、寝たままメッタ斬りという平成ニートも真っ青のグータラ系荒技を披露します。
今回が初登場の石橋蓮司。
冷酷だけども抜けの多い悪党を演じ、最後はちょっと趣向を凝らしたブッタ斬られ方で初戦をクリアしています。
名脇役、師弟関係、便利屋、腐れ縁、絶対服従…、何が当てはまるかはともかく、座頭市ファミリーとしてこの後のTVシリーズに出まくる事となる常連ヒール。
座頭市とはちょうど10歳差の弟分。愛すべき兄貴による”かわいがり”1発目といった所なんでしょう。

2012/09/23

ワールドプロレスリングアンソロジー #6「夢の共演!秘蔵最強外国人名勝負撰」

録画した日〔2012/9/15:朝日ニュースター〕

今回#6は、新日の歴史を彩った外人レスラーの超豪華映像集。
ハンセン、アンドレ、ホーガン、シン、バックランド、ボック…まさしく夢の最強ラインナップです。
昭和56年12月8日蔵前国技館。
地獄の墓掘り人・ローランボックとの超弩級タッグを結成した不沈艦ハンセンは、自らのコール後、感慨深く遠くを見つめていました。
その視線の先には、日本マット参戦以来初めてファンに投げた黒いテンガロンハットが…。
ハンセンはこの後12月13日、同じ蔵前で行われた全日「世界最強タッグ優勝戦」でプロレス史に残る大乱入・移籍劇を引き起こします。
そんなビッグビジネス成就の5日前、"Good Bye"を一人胸に秘めていたハンセンによる、男気に満ちた伝説の「惜別テンガロンハット投げ」シーンでした。
ハンセン送別&ボック歓迎試合は、地獄のダブルアームスープレックスでボックがドラゴンを粉砕。
翌元旦に決行される猪木との一騎討ちに向けて、更なる幻想・妄想をふくらませるステップレースとなりました。

その他の最強外国人マッチは以下の4戦。
  • 昭和54年_カナダ・カルガリー大会:北米ヘビー選手権「坂口VSシン」
  • 昭和59年_フィリピン・ケソン大会:ケソン市長杯争奪マッチ「猪木VSアンドレ」
  • 昭和53年_フィラデルフィア大会:異種格闘技戦「坂口VSモンスターマン」
  • 昭和55年_高松大会「バックランドVSホーガンwithブラッシー」

ハワイで4日間バカンスを過ごし当日深夜にカルガリー入りしたと横分け・古舘アナに嘯く、やけに小麦色のビッグ・サカ。
地元カナダでビジネスを張る実業家・タイガージェットシンとは、気合の入り方が雲泥の差でした。
敢えなくリングアウト負けで北米ヘビーから転落してしまいます。
ビッグ・サカのもう一試合も残念な結末。
下だけ柔道着という、実戦には全く意味を成さないコスチュームでモンスターマンと対決。インチキ空手家のハイキックで、敢えなく轟沈してしまいました。

なぜかフィリピンで決行された猪木・アンドレ戦。
ワイン1ケースガブ飲み等、怪物的不摂生が体のラインに出てきた1984年末の大巨人アンドレ。その巨体をボディスラムで投げ切った、不惑超え41歳・猪木のグッドシェイプ(39歳で糖尿病克服済み)は目を見張るものがあります。

番組ラストのバックランドvsホーガンは、WWF(現WWE)のオーナー・ビンスマクマホンジュニアも羨む超貴重アーカイブです。
背中の剛毛処理すらしてない駆け出し・ホーガン&噛み付き魔・ブラッシーの悪党コンビを、当時バリバリのNYの帝王・ボブバックランドにぶつけたチャレンジマッチ。
”Watcha gonna do, brother?!”と本場アメリカのマニア達に煽り気味に自慢したい、我らが新日の超エッジな先見性溢れるマッチメイクと言えるでしょう。

6回目にしてようやくネタの宝庫・外人レスラーにスポットを当ててくれたナビゲーター・流智美。
80年代のプロレスファンなら誰もが納得する、豪華絢爛、感涙モノのラインナップでした。
世界のどこに出しても恥ずかしくない、キングオブスポーツ・ニュージャパンの底知れぬポテンシャルを再発掘。そんな外人案件であと5,6回、いや7,8回と膨大なアーカイブを放出し続けてほしいもんです。

タイガーマスク #25「黄金仮面との死闘」

録画した日〔2012/9/21:TOKYO MX〕

虎の穴・ミスターXプロデュース「覆面リーグ戦」は大盛況のうちに中盤戦に突入。
伊達タイガーは今回、ザ・ドラキュラ、ザ・ゴールデンマスクとの2連戦を迎えます。
まずは東京体育館での吸血鬼・ドラキュラ戦。
突き刺さるスチール製毒針体毛と吸血攻撃に悩まされた伊達タイガーでしたが、「プロレス最大の必殺技」パイルドライバーを爆発させ最後は完勝。
マスクを引っ剥がし、ドラキュラをプロレス業界から事実上追放します。

2戦目の相手は黄金仮面・ゴールデンマスク。
そのマスクから放たれる怪光線は、ブラウン管越しに全国の茶の間にまで猛威を振るいます。
生意気にカラーテレビを持ってやがるちびっ子ハウスにも光線が直撃。昭和のポケモンショックに発展しかねない恐るべき破壊力です。
そんな怪光線攻撃に伊達タイガーが取った対策は「マットの上に仰向けに寝転んだ状態でのキック」。これなら光線を直視する事なく効率的にダメージを与えられます。
「マットの上に仰向け…」で誰もが思い浮かべるのが、アントニオ猪木の必殺技アリキック。
後の1976年に行われた世紀のビッグマッチに、かつての盟友・伊達タイガーのエッセンスがあったとは…。日プロの格闘遺伝子、あなどるなかれです。
そして試合の主戦場は場外に。
伊達タイガーは、ゴールデンマスクの頭部をゴングでカチ割って口に突っ込むというギャングまがいの凶悪殺法を展開。
トドメにジャイアントスイング(伊達タイガーは「人間風車」と技名を誤認識)でグルングルンにブン回しての失神KO葬です。
ご満悦の伊達タイガーは、例によってマスクを引っ剥がした上で怪光線の仕組みをネタばらし。
しかし、いくら凶悪ヒールでもこれはアウトです。
今で言えばグレートムタの毒霧精製方法をバラす事と同じ、プロレス界から追放されかねない禁断のギミック破りと言えるでしょう。
そしてその報いか、伊達タイガーにまさかの落とし穴が…。
いろいろ講釈垂れてるうちに、なんとレフェリー・ミスターXによる場外カウントが進行。
慌てて戻ろうとしたところ、今さらドラキュラの毒針が効いてきて立ち眩み。結果、まさかの両リン引き分け決着です。
これで優勝戦線はライオンマン(4勝1分)がややリード。次回、伊達タイガーとの一騎打ちで初代王者が決まることになりました。
そのライオンマンは試合後のリングに乱入。会場売り子の兄ちゃんからコーラをブリキケースごと強奪し、怪力ベアハッグで木っ端微塵に粉砕するという驚愕の猛デモをブチ上げます。

プロレスアニメとして当然ではありますが、今回は試合たっぷりのガチガチ、バチバチな内容。
なお、馬場さんはじめ日プロ勢の動向は全く伝わって来ませんでした。
短期シリーズの覆面リーグは来週でひとまず終了の模様。
抜け目の無い日プロ幹部連中が、伊達タイガーと水面下の「極秘復帰交渉」をしてくれてるといいのですが…。

ワールドプロレスリング ~IWGPJrヘビー級選手権 飯伏幸太vsKUSHIDAほか

放送時間〔3:00~3:30:テレビ朝日〕

番組メインではDDTプロレス・飯伏幸太がIWGPJrを防衛。
この試合の他に、各レスラーの今後のネタをいろいろと詰め込んだ放送でした。
真夏のG1クライマックスで最年少優勝、来年の1.4東京ドームメインでのIWGP挑戦をブチ上げていたレインメーカー・オカダカズチカ(&悪徳マネ・外道)。
都内・新日プロ本社で、何やら大事そうにド派手なアタッシュケースを手にしています。
アタッシュケースの中身は「2013年東京ドーム大会メインイベント/IWGPヘビー級王座挑戦権利証」とかいう仰々しい証書。
ブシロード傀儡社長・菅林氏曰く「権利証は白紙」「来年1.4時点でコレ持ってる奴がチャレンジャー」との事。

つまり、G1覇者・レインメーカーをトップコンデンターの座に安住させないという会社方針。
さらに言えば、本チャンのベルト戦線とは別に”ベルト挑戦権戦線”が始動したという事になります。
アタッシュケースに権利証という、どっかで見たことのあるシチュエーション。
訴訟大国USAの某巨大団体から訴えられないか少し心配です。
しかし、取ったり取られたりの抗争、失くしたり盗まれたりのアホバカコント等、1.4に向けての楽しみの幅は確実に広がりました。

すべては「1.4」を業界最高峰のビッグブランドにする地ならし。
忠実な仕事人でもある悪徳マネ・外道を中心に、いろいろと面白い展開を仕掛けていってほしいです。

レッド・ツェッペリン:オン・ザ・レコード

録画した日〔2012/7/30:大人の音楽チャンネルMUSIC AIR〕

デビューから「Ⅳ」リリース時までのヨモヤマ話をLed Zeppelinメンバー他が語るドキュメンタリー。
2007年リリースのDVD「Up Close & Personal」が元ネタです。
4人が集まった馴れ初めや各メンバーの音楽的ルーツ当時の評価回顧など、ファンにとっては今さらの入門編的内容ではないかと思います。
しかしLed Zeppelinに入門していない私としては、この系統の番組はとてもありがたいもの。
ボンゾと双璧の変態・キースムーン氏がバンド名の発案者だったりと、初めて知った事も沢山ありました。
当時の映像で見る4人はロックスターそのものの風情。
特にボーカル・ロバートプラントは、あらためて確認すると圧倒的なイケメンフロントマン。長身&美声&オシャレ&破天荒、ハイスペックにも程があるロック史上最高レベルの凄玉と言えるでしょう。
素人玄人、好き嫌い問わず、Led Zeppelin「最強説」を唱える人はかなりの数で存在します。
ビジネス的にも”現役”最強クラス。近々2007年の復活ライブ盤がリリースされるとの事です。

私は興味はあるもののベスト盤とライブ盤しか持ってないまま10数年経過。
多様で深い音楽性だけでなく、オフィシャル、ブート、Ver違いなどアイテムも底なしのイメージがあり怖くて手が出せません。
アホな考え方なんでしょうが、ずっとこのままリスペクトしつつ「入門」しないままで行くんだろうと思っています。