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2014/08/02

WWE PPV「WWE バトルグラウンド」

録画した日〔2014/8/1:スカチャン1〕

ハルクホーガンのホームタウン・フロリダ州タンパで行われたPPV。
メインはジョンシナが持つ世界王座を巡るフェイタル4ウェイ戦でした。
権力者(Authority)閥のオートン&ケイン、および次代のエース・レインズを退けた王者ジョンシナ。
順当といえば順当なんですが、本線であるAuthorityとの抗争に深入りしている訳でもなく、どうもつなぎ役の雰囲気が漂います。
ベルトを渡す相手はレインズか、それとも休養中のブライアンでしょうか…。
毒蛇・ランディオートンは目も当てられない空気っぷり。
ケインとの一悶着などいろいろありましたが、この4ウェイマッチがどんな結果になろうともその閉塞状態からは抜け出せなかったでしょう。
どうせなら1枚落ちのIC王座戦線でふんぞり返ってくれた方がスッキリするような気がします。
次回PPVは夏の本場所「サマースラム」。それこそ順当なら団体一押しのレインズがトップに立つ流れでしょうか。
私としてはナチュラルヒール・ジョンシナによるブチ壊しを期待。便利ないい人を返上して唯我独尊の長期政権に持ち込んでほしいところです。

①タッグ王座戦:ウーソズvsワイアットファミリーの残り2人
前回「マネー・イン・ザ・バンク」に続きPPVのオープニングを託された4人。
ウーソズの連勝となりましたが試合のクオリティは更に向上。サマースラムでも見てみたいハズレ無しの名勝負数え唄です。

②ディーバ王座戦:AJリーvsペイジ
3週前の因縁勃発後なぜかTwitterで親交を深めているらしい新旧王者2人。
AJリーのシャイニングウィザードで返り討ちを食らった白すぎるゴリ押し元王者・ペイジは、この後どこへ向かうのでしょうか。

③スワガー(withゼブコルター)vsルセフ(withラナ嬢)
お客さんの「U.S.A」「We The People」連呼をものともせずルセフが米露因縁抗争に勝利。
3日前のマレーシア航空事件を受けたラナ嬢はアメリカに丸ごと責任転嫁する超暴論を展開。その大ロシア主義にブレは無いようです。

④ロリンズvsアンブローズ
試合前にロリンズを襲撃したアンブローズに対し、トリプルHは試合出場権を剥奪する強権発動。
その後もちろんアンブローズは定番の駐車場ファイトなどで大暴れするのですが、オフィシャルなシールド同門対決は次回以降にお預けとなりました。

⑤ワイアットファミリーのデブ大将vsクリスジェリコ
Y2J復帰に伴い、いかにもやっつけで構築されたアングル。
とりあえずジェリコが勝利しましたがお互いにこの先の方向性は不明。将来性豊かなデブ大将は新しいネタを探した方が良いのではないでしょうか。

⑥IC王座争奪バトルロイヤル
ウェイドバレットの負傷で降って湧いた1.5軍メンバー包括バトルロイヤル。
ドルフジグラーがシェイマスを蹴落としたところ、場外で息を潜めていたミズがズルしていただき的に乱入。なんとも小憎らしい「マネーメーカー」の戴冠劇となりました。

2014/07/31

WWEスマックダウン #778

録画した日〔2014/7/29:JSPORTS3〕

PPV前々日のノースカロライナ大会。
オープニングを任されたのは、元シールドのアンブローズとロリンズでした。
権力者=Authorityから卑劣なイジメを受けるアンブローズ。
もう一人の残党・ローマンレインズが飛び級で王座戦線に編入されたため、一匹狼として権力に刃向かう立ち位置となりました。
一方そのAuthorityから寵愛を受けるロリンズは、アメプロ定番のズル賢く憎たらしいヒールとしてコツコツと実績作り。
さきのシールド解体はローマンレインズ猛プッシュのためだったと思われますが、とり残されたアンブローズとロリンズも持ち味を活かして懸命のチャレンジを続けています。
PPV直前のスマックダウンは薄味にするのが最近の方針なのか、この日はシナやオートン、トリプルHが不在でした。
その隙間をついてきっちり仕事をこなしたアンブローズとロリンズ。
中堅グループの飽和状態解消バトルロイヤルに詰め込まれないよう、ここを正念場として踏ん張ってほしいところです。

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今回の放送では7月10日から12日にかけて行われた日本公演(WWE Live)の模様が紹介されていました。
私は7.11両国に「いつもの感じ」で会社帰りフラッと行くつもりだったんですが、まさかの全席完売で敢えなく戦線離脱。
7.10は閑古鳥が鳴いてたらしいのに、いったい1日にして何が起こったのでしょうか…。
謎の7.11両国大噴火。要因はMrアメリカ・ハルクホーガンの緊急スポット参戦しか考えられません。
こうなると超人からの大号令「さあどうするBrother?」を看過していた自分の甘さを悔やむばかり。
来年があるかは不明ですが、ジャパニーズハルカマニア大暴走には最大級の警戒を敷く必要があるのでしょう。
超人の猛爆は翌7.12大阪にも襲来。このドサクサに紛れてKENTAが宿願のWWE入りを果たしています。
よくよく考えると日本でトップを取ったスターのWWE入りはこれが初めてかも。
ギミックの割り当ても含めて期待値は無限大。まずは一軍入りの吉報を待ちたいと思います。

2014/07/28

TOSHIHIKO TAHARA 35周年SPECIAL

録画した日〔2014/7/26:BSスカパー〕

6月24日Zepp Tokyoで行われた田原俊彦のデビュー35周年スペシャルイベント。
抽選で選ばれた800人のお客さんを前に全17曲が披露されました。
御年53歳となったビッグトシ。
寄る年波には逆らえないのでしょうか呼吸は薔薇薔薇、曲の合間にO2を補給してIt'sBADなコンディションの回復を図ります。
とはいうものの、全17曲に渡ってブッ放し続けたビッグトシダンスは年齢を感じさせない驚きのキレ味。
哀れさを誘うO2補給ムーブはきっとビッグトシ流ギミックの範疇。「あの頃」の芸能人水泳大会(および大運動会)で常に頭ひとつ抜けていた、業界屈指のフィジカルポテンシャルの片鱗を見せつけます。
疲労困憊であろう終盤大詰め「抱きしめてTonight」で見せた定番の垂直足上げ(正式名称不明)。バックダンサーの現代版・ジャPAニーズのそれを凌駕するクオリティです。
今は亡き“MJ”のフォロワーでもあるトシ。ダンスへのガチな姿勢は何年経っても変わることはないのでしょう。
普段のLIVEではどうなのか知りませんが、この日はビッグになる前の“トシちゃん”期のナンバーも臆することなくラインナップ。
「ハッとして!Good」「ブギ浮ぎI LOVE YOU」といった軽くイタい迷曲もフルバンド仕様だと何やら骨太感が漂います。
なお私としては、アホ系アイドルポップの極み「NINJIN娘」を人参カラーのポシェット付きで見たかったです。
締めのナンバーは「LOVE&DREAM feat.SKY-HI」という35周年記念の新曲。
何があろうと何と言われようと現役歌手という矜恃を貫くファイトスタイル。これこそ彼が「ビッグ」たる所以ではないでしょうか。
「たのきん」が猛プッシュされていた子供の頃、私の周りではヤンチャなマッチが一番人気。トシちゃん派はごく少数でした。
しかし歳を取るにつれ、アイドル道のド真ん中を進んでいたトシちゃんへのシンパシーは急騰。某古巣からの圧力で失脚した90年代以降の経緯を知れば尚の事です。
今更ブレようもないでしょうが、いつまでも変わらずビッグな男としてステージで踊り続けてほしいと思います。

2014/07/27

WWEロウ #1103

録画した日〔2014/7/25:JSPORTS3〕

PPV直前のリッチモンド大会。
「デタント」と銘打たれた米露二国間緊張緩和協議が開催されました。
対話のテーブルについたのは、退役軍人の極右オヤジ・ゼブコルター(withジャックスワガー)とプーチン大統領を崇拝する大ロシア主義・ラナ嬢(withルセフ) の2人。
ここ最近イデオロギー闘争を激化させている両者。やっぱり緊張緩和とはかけ離れた米露罵倒合戦となってしまいました。
武力で世界秩序を乱しているとしてアメリカに謝罪を要求するラナ嬢。
この傲慢な暴論にはゼブコルターのみならず会場のお客さんも激昂。渾身の「U.S.A」連呼で極右コンビと愛国共闘を展開します。
もはや様式美とも言えるWWEの米露抗争。
しかしそんな麗しの世界観を揺るがすリアル案件が、この時すでに秒読み段階に迫っていました…。
今回RAWの開催は現地時間7/14月曜日で、例のマレーシア航空事件は7/17木曜日に勃発。
ということは、両軍が激突する週末日曜日のPPV「バトルグラウンド」は”事件後”の開催となります。
NYの上場企業が究極の不謹慎アングルを貫き通すのか?
ラナ嬢も含めたWWEの度胸と覚悟が試されます。

<メモ>
  • 「マネーメーカー」ミズがUS王者シェイマスから金星
  • レイラとサマーレイが本格共闘、二股クズ男・ファンダンゴを見捨てる
  • 狂乱の貴公子・リックフレアー登場、シナ推しを表明