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2015/01/27

ワールドプロレスリング ~IWGP Jr.田口vsオメガ インターコンチネンタル 中邑vs飯伏

録画した日〔2015/1/25:テレビ朝日〕

1.4東京ドーム決戦からの2試合。
試合後のバックステージが重視された放送でした。
「ヤバーイ(放心)」「ウッソー(不遜)」「イヤァオ(絶叫)」など、東京ドームのド真ん中で意味不明の言動を繰り返す中邑真輔。
もちろんこれは中西や天山のような根本からの意味不明とは一線を画す意味のある意味不明。
何だかよく分からなくなってきますが、とにかく確固たる美意識を持ったChaosなIC王者です。
この1.4における飯伏幸太戦は珠玉の名勝負。1月にして早くも年間ベストバウトの声が上がっているほどです。
「イヤァオ」も「ヤバい」「エモい」もリング上が盤石だから活きてくるというもの。
この基本線が無かったらちょっとアブナイくねくね野郎で終わってしまいます。
ちょっとアブナイのは敗れた飯伏も同様。
最近はメディア露出も多いようですが、その素性を見せた途端いわゆるドン引き状態になってしまう危険性もあるでしょう。
今は外ヅラの良さを最大限活用して、ファン層拡大にあたってほしいところです。
いずれにせよ中邑、飯伏ともども昔は居なかったタイプのプロレスラー。
時代を取り入れつつもおもねる事なく我が道を行く…。
ルックスやファイトスタイルは変われど、これも立派なストロングスタイルです。
そんな新しい波に真っ向立ちふさがったのはアンチエイジング・永田裕志。
ドーム翌日の1.5後楽園ホールで「受けてくれるかな?」とIC王座挑戦を猛アピールすると、これを中邑が「イヤァオ」と受諾し2.14宮城大会での一騎打ちが電撃決定です。
白目vs白ベルトの白つながりなのかはともかく、ドームで「第0試合」に追いやられた永田にとっては願ってもないスポット。
名勝負の次はベテラン再生という、実に生産力の高いIC王座工場。
それもこれも「ヘビー」のカウンターに位置付けて自由に面白く磨いてきた中邑の努力とセンスの賜物でしょう。
白ベルト同様、カウンターカルチャー的に新日内での立ち位置を確立した中邑。入場で見せた王様コスプレなど、もはや一概の選手では踏み込めない領域に達しています。
このワールドを新日内から世間へと広げられるのか。
この人に関しては、そのためにかなりのムチャをして欲しい気がします。

2015/01/26

WWEロウ #1129

録画した日〔2015/1/22:JSPORTS3〕

Authority復権により窮地に立たされているジョンシナ。
今回のニューオーリンズ大会でも様々な試練が待ち受けていました。
オープニングに組まれたのは仇敵・セスロリンズとのランバージャック戦。
勝ったらクビ3選手(ジグラー、ライバック、動物のお面)が即復帰という願ってもない条件が賭けられました。
しかし当然ながらランバージャック要員は全員Authority軍のヒール連中。ハナッからシナに勝ち目はありません。
はたして大巨人ビッグショーの場外メガトンパンチ(WMD)に轟沈したシナ。
どこまでも真っ直ぐな正義漢にとっては、その肉体的ダメージよりも仲間を救えなかったという精神的ダメージの方が重くのし掛かっているようです。
この日のメインは「ロイヤルランブル」で行われる三つ巴WWE王座戦の調印式。
オープニングで罠を仕掛けたトリプルHはここでもマイク爆弾を次々投下。シナ=身勝手な裏切り者という執拗なネガキャンを展開しました。
そんなCOOの庇護を受けたセスロリンズは小物っぷり満点でシナをバッシング。
そしてここで特筆すべきはロリンズが王者レスナーにも毒を吐いた事。これにより当日のアングルは1vs1vs1の純粋な三つ巴になる様相です。
絶賛増長中のロリンズは調印式恒例の大乱闘でも主役に。なんとシナ+レスナーに必殺カーブストンプをカチ食らわせました。
めずらしく結末が想像できない王座戦。
勝ったとしてもレッスルマニアまでの“つなぎ”になる可能性が大ですが、とりあえずシナの復権に期待をしたいと思います。

<メモ>
  • 天龍の宿敵ランディサベージが殿堂入り
  • ホーガン、フレアー、HBKマイケルズ、スコットホールが次回RAWに参戦
  • ブライアン復帰戦(=次回スマックダウン)の相手はケインに決定

2015/01/25

WWEスマックダウン #803

録画した日〔2015/1/19:JSPORTS3〕

WWEのマイナーリーグ・NXTから昨年暮れに1軍昇格したタッグ屋「ジ・アセンション」。
今回のテキサス大会でもその勢いを猛アピールします。
とりあえず歴代のバイオレンスっぽいギミックをかき集めてみました的なビジュアルの2人。
それをふまえたネタなのかは不明ですが、パクリ元であるロードウォリアーズやデモリッションらのレジェンドを罵倒するマイク芸でお客さんのヒートを買います。
その不遜な言動はネットにも飛び火している模樣。
WWEのいわゆる「中の人」が先導(あるいは煽動)している感がプンプンではありますが、イデオロギー抗争を巻き起こす炎上系ヒールとしてポジションを確立していくのでしょう。
ネット上じゃなくマット上のアセンションのポジションは秒殺系。
色白ブヨブヨの地元無名クソジョバーを大雑把にぶっ潰すその姿は、テレビ東京「世界のプロレス」で見たロードウォリアーズ(AWA期)の勇姿を彷彿とさせるものがあります。
とはいえこの2人がウォリアーズ級になる可能性はほぼゼロ。
体がデカイという訳でもなく、パワーファイターとしてのインパクトならライバックやビッグEあたりのほうがはるかに上でしょう。
NXTで元KENTA=ヒデオイタミのライバルだったから注目はしてみましたが、なんだかイタいハイスパットヒールのギミックを被せられたアセンション。
ただし、上はブライアンから下はダミアンミズドゥまで何がアタるか予測ができないのがWWEのいいところ。
一軍のいいところに2人の居場所が見つかることを祈っています。

<メモ>
  • シンカラが新IC王者・バレットからなぜか大金星
  • 現地放送時間変更の1回目となる次回、ダニエルブライアンが試合復帰をする模樣
  • 前回RAWで救急車葬を食らったアンブローズがレインズと元シールドタッグ結成