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2013/01/27

WWE「トリビュート・トゥ・ザ・トゥループス2012」

録画した日〔2013/1/18:スカチャン1〕

今回が10回目となる米軍慰問プロレス。
去年の12月9日にバージニア州ノーフォーク海軍基地で開催されました。
メイン戦&締めのマイクは、WWEのエースであり一番の優等生でもあるジョンシナ。彼の日頃の行いを鑑みれば至極当然のポジショニングです。
USネイビーで埋め尽くされた会場はいつもより2倍3倍増しの勧善懲悪モード。お馴染みのチャント「Let's Go Cena」に「Cena S??K」とレスポンスするような野暮な事はしません。
そんな絶対的ベビーフェイスの噛ませ犬役は、反米のUS王者・アントニオセザーロでした。
これまた彼の日頃の行いからすれば絶対的当然のキャスティング。放送はされませんでしたが、最強米国海軍への宣戦布告冒涜マイクアピールも敢行されたと思われます。
ちなみにこのスイス出身の反米野郎は、右手を骨折したコンディションで慰問プロレスに参戦。なんとも浪花節的なちょっといい話です。
この手のお祭り興行で楽しみなのがベビーとヒールの一時休戦モードですが、Flo RidaやKid Rockのライブ込みの1時間の放送ではそのシチュエーションは確認できませんでした。
その代わりではありませんがエンディングでサンタさんに拍手する「背広組」のトリプルHを発見。その裏にいるのはジョニー・エースでしょうか。
発見といえばサンタさんのトナカイと化した我らがヨシ・タツ(Yoshi Tatsu)の姿も確認。
大御所・とんねるずは「3年前はペンギンでした」の名言を残してビッグスターへとステップアップしていきました。
米軍にもクリスマスにも関係ない純和風トナカイの覚醒を待ち続けたいと思います。
なお、この慰問プロレスの提唱者は解説席のレスリングゴッド・JBLだそうです。
かつては輸送機で侵攻下のイラク米軍キャンプにも飛んで行ったガチ極まりない愛国大会。
飛んでいく先が無くドメスティックに完結できる昨今は、差し当たり平和なんだと言えるのかも知れません。
ゲスな言い方をすれば極めて右寄りなプロレス団体WWE。
「最高司令官」がVTR出演してくれるのも、いろんな方面で恒常的な支援をしているからでしょう。
ボランティアや社会貢献と同列で軍をサポートする。この慰問プロレスはWWEの立ち位置を最も端的に表すのものだと思います。