録画した日〔2012/12/21:フジテレビONE〕
エリザベス女王杯(不参加)からジャパンカップダートまでのG1戦線振り返り。
メインは久々G1勝ちのマイルチャンピオンシップとなります。
結構キワドイと思われた直線の斜行については、「和田(コスモセンサー)がエイシンアポロンを弾いたアオリなんで、むしろ被害者」との事。
ヒール役の和田ジョッキーはかわいそうですが、タッチペンを駆使して解説をされると何だか納得しちゃう説得力。上からの映像があれば更に良く分かるそうです。
いずれにせよ自分の主張を展開できる「メディア」を持った強みはこんな時に生きてくるのではないでしょうか。
なおレース後の夜は、岩田・ルメール・池添ジョッキーと祝杯をあげたとの事。
メンバーのうち2人が1週間後に「あんな事になっちゃうとは」と、「(笑)」付きで後の因縁勃発をネタにするあたりは、不可侵の域にいる第一人者ならではの飄々っぷりです。
今回の裏メインは、3冠ジョッキー岩田vs池添がその「あんな事」になっちゃったジャパンカップ。
本人が騎乗した元JC馬・ローズキングダムはどっか寄り道でもしてたレベルの大敗でしたが、歴史的な一悶着に係るパイオニアの見解は是非とも聞いてみたいところです。
曰く「池添がフタをしに行って上手くいった展開」「岩田はああするしか無い」「裁定はどっちとも取れる」との事。
いろいろと話をトータルするとやや”岩田が悪い”というポジションのようでした。
面白かったのは、審議中に両者からそれぞれ見解を聞かれ、岩田へ「アウトだ。あとは祈れ」池添へ「アレはないよな」と答えた話。
嗚呼岩田…、という心あたたまるエピソードです。
ジャパンカップダート回顧では「もう(阪神で)やる意味ねぇだろ」的な持論を展開。
騎手会長としてはかなりシュートな発言ですが、これは阪神競馬場の近所に住んでる人を除く全競馬ファンの総意ではないでしょうか。
この他にも12月開催へ移動した金鯱賞に「ピンとこない」など、サラッと言いたいことを言う会長。
このメッセージが分厚い特殊法人JRAの「中の人」まで届くのか?、ほんのちょっと期待したいと思います。
マイルチャンピオンシップ制覇によって、ついこの間まで毎回敢行されていた「乾杯」も久々に復活。
次回放送では通算3500勝の祝杯をあげるはずです。
武豊のテンションは勝っても勝たなくても変わらないのですが、やはり勝ってくれた方が見ていて楽しい。
明日の有馬はBCターフ4着・トレイルブレイザーで参戦、まさかの一発でお祝い事を増やしてほしいもんです。