ローリングストーンズの企画展「Exhibitionism(エキシビジョニズム)」を現地ロンドンで独占取材。
なおエキシビションは”展示”ですが、エキシビジョニズムは”露出狂”という意味になります。
会場は「Saatchi Gallery(サーチギャラリー)」という現代美術館。
企画展って事なので三越や高島屋の8階あたりでやってる催しものを想像していましたが、この「エキシビジョニズム」はその範疇を遥かに超えたビッグイベントであるようです。
放送にはありませんでしたが、'75ツアーのスケベ風船やみんなで使ったドラッグ吸引具などもきっとどこかに展示されているのでしょう。
オープン前日の4/4は華やかなレッドカーペットで景気付け。
しかしストーンズの裏ボス・チャーリーワッツはいかにもこういう場所が苦手そう。取材クルーの突撃インタビューもいまいちかみ合っていませんでした。
一方、ストーンズNo1のコミュ力を誇るロンウッド。6月に双子誕生という極上ゴシップも重なって人懐っこいロニースマイルが絶えません。
ちなみにこの双子ネタ、色々確認したのですが孫ではなくやっぱり「子」。昭和22年生まれのアル中野郎が放つバイタリティは計り知れないものがあります。
おじいちゃん度がますますアップしたキースリチャーズ。「見どころは?」的などうでもいい質問にも気さくな笑顔で対応します。
もともとキースは中流家庭の大人しいお坊ちゃん。
最近は「ガスじいさんとはじめてのギター」とかいう心温まる絵本なんかを出版しちゃうなど古希を過ぎてようやく“本性”を現してきたのでしょうか。
そしてセレブスポットが大好きなフロントマン・ミックジャガー。例によって「日本にも行くよ」ってな感じでリップサービスにヌカりはありません。
ちなみにピチピチ衣装などの展示品は私物なんだそう。几帳面なミックのこと、ネオパラエースなどを詰めて大切に収納していたのでしょう。
するとそこに冴えない薄らハゲが乱入。散歩してて迷子になった近所の爺さんかと思ったら、なんとこの御方は元メンバーのビルワイマンでした。
突撃インタビューによるとワイマンはこの企画展に全面協力している模様。入団のきっかけとなった例の「アンプ」も提供してるんだそうです。
ちなみにワイマンといえば放送禁止級の性豪伝説でおなじみ。68歳にして双子のパパとなる後輩ロニーに静かなジェラシーを燃やしています。
この絶対楽しそうな企画展、英国では9月まで半年間のロングラン開催でその後はアメリカに進出するとかしないとか…。
ミックの言葉どおり日本にも来てくれるのであればぜひとも一日中入り浸りたい。お下劣御一行を長期間受け入れる美術館があるのかが目下の課題でしょう。