9月のRAW#1007放送中に心臓発作に見舞われた解説者・キングローラー。
緊急の心肺蘇生から9週間に渡る懸命のリハビリを経て、今回のオハイオ大会で奇跡の大復活リングインを果たしました。
疾病前と何一つ変わらないルックスで登場した南部の帝王。
ギミック上は敵対関係だったのに、事件当日誰よりも動揺して誰よりも心配してたヒールアナ・マイケルコールとの再会シーンは、ヒール/ベビーの枠を一時撤廃するWWEならではの超法規的感涙シーンです。
そんな感動場面をブチ壊したのが、ヒール道を絶賛驀進中のWWE王者・CMパンク。
もはや文字起こしできない程の冷酷バッシングで、大復活・キングローラーをコキ降ろします。
転んでもタダじゃぁ起きない、転んだ奴をタダじゃぁ起こさないWWEスピリット。
それもこれもキングローラーが無事に帰還してくれたからこそ成立するアングルです。
「リング禍」はプロレス業界永遠の課題ではありますが、たまにはこんなドラマがあってもいい。良い意味でのWWE「The Show Must Go On」精神を見せてくれたシーンでした。
<メモ>
- 英国BARでKOされたウイリアム・リーガル、ビッグショーの返り討ちを食らう
- 熟女ヴィッキー、AJ-ジョンシナのワケ有り留守電テープを公開
- 悪徳レフェリー・マドックス、勝ったら契約のライバック戦で病院送りの撃沈
- ミズが「サバイバーシリーズ」のミック・フォーリー軍に電撃加入
- ジョンシナが前哨戦対決でCMパンクを完封、ライバックとお約束の睨み合い