放送時間〔20:00~21:30:フジテレビONE〕
秋競馬のG1戦線、秋華賞→菊花賞→天皇賞のプレイバック。
収録日は11/8。その直前11/4に参戦したブリーダーズカップターフ(4着=トレイルブレイザー)の報告もありました。
BCターフの最終コーナーは「えっ?勝っちゃうの??」レベルの抜群の手応えでした。
これは武豊によると、小回り&直線(小倉より短い)、およびトレイルブレイザーのモタれ癖を考慮した「行くしかない」の仕掛けだったようです。
能力的にも視覚的にもベストパフォーマンスを発揮して、武豊にとっては久々の「負けて悔いなし」のレースになったブリーダーズカップ。
勝ち負け関連のメンバー相関図を見ると、たしかに日本の”非G1ホース”としては出色の戦績を残したといえるでしょう。
そして今回面白かったのは、10.28東京「3歳上500万」のプレイバック。
普通の条件馬(タニセンヴォイス)で4着に終わった平場レースという、なんだか不自然なチョイスですが、これは武豊による熱い熱い「クリストフ・スミヨン」バッシングの着火材でした。
1年(!)の謹慎明け初日に不毛な競りかけを仕掛けてきたスミヨンに対し「意図が分からん」「気分を害した」「残念なレース」と静かにヒートする武豊。よっぽど腹に据えかねているのでしょう。
武豊の私情なのか日本人ジョッキーの総意なのかは知る由もありませんが、プロレスファンの私としては天才をここまで怒らせる稀代のヒール・スミヨンの「やらかし」に逆に期待してしまいます。
話の行きがかり上、JRAの新しい制裁ルールにも言及。
「名誉のためならペナルティ食らっても…」と天秤掛けが可能なルールには、武豊も色々と言いたいことがあるようです。
しかし最後に「我々はフェアプレーするだけ」と当たり障りなく丸く締めるあたりは、トンパチ岩田やゴリ押し福永とはステージが違う日本競馬の顔役・第一人者の貫禄を伺わせます。
秋のG1序盤戦は例によってどうにもならん超長期スランプ状態。菊花賞にいたってはそもそも騎乗馬なし&怪我したんで自宅観戦という体たらくでした。
しかし今回そんな状況を大きな心で見られたのは、次回放送分の「G1マイルチャンピオンシップ=サダムパテック=1着」の結果があるからです。
この番組でもフライング気味に次回の煽りVTRをブチ上げ。
2005年あたりの放送開始当初は毎回のように行われていた「乾杯」ムーブが、次回久々に敢行される模様です。
その次回がいつかは分かりませんがG1勝ちはほんとに久々、出来ればマイルCS以外の「乾杯」もあれば嬉しい限りです。
まあ、あさって11/25のJC・ローズキングダムには全く期待してませんが…。