2012年5月31日にロンドン・O2アリーナで行われたアクセル・ローズと仲間たち=GUNS N' ROSESのライブ。
盟友・イジーストラドリンの乱入という、嬉しいハプニングもありました。
オープニング「#1 Chinese Democracy」では高音が出ていなかったアクセル・ローズ。
これは例によってハズレの日か?と思ったところ、「#2 Welcome to The Jungle」で文字どおりアクセル全開に。
お約束の〔You know where you are…!?〕は、アントニオ猪木〔元気ですか!〕に匹敵する一撃沸騰、エンタメ史上最強クラスの煽り文句です。
初代ガンズの知恵袋・イジーストラドリンは中盤に登場。名曲「#9 14 Years 」ではロックバンドの王道であるマイク一本芸を披露します。
ギタリストのグダグダ歌唱をボーカルが強奪する微笑ましい助け合いムーブなど、”14 Years”の歌詞も含めて味わい深い腐れ縁タッグ競演となりました。
例によって終電との戦いとなったギュー詰め押せ押せのセットリストは以下のとおり。
おそらくこの他にも、バンドメンバーによる”ほにゃららJAM”等いろんな事をやったはずです。
- Chinese Democracy
- Welcome to The Jungle
- It's So Easy
- Mr. Brownstone
- Sorry
- Rocket Queen
- Estranged
- Better
〔イジーストラドリン乱入〕 - 14 Years
- Live And Let Die
- This I Love
- Shackler's Revenge
- Street of Dreams
- You Could Be Mine
- Sweet Child O' Mine
- Another Brick in The Wall Part 2(ピンクフロイド)
- November Rain
- Don't Cry
- Civil War
- Dead Flowers (ストーンズ)
- Knockin' on Heaven's Door
- Nightrain
- Paradise City
マジメなバンドメンバーを揃えたのか、全曲オリジナルに忠実な演奏だったと思います。
絶頂期20年前と比べると代名詞でもある高音は途切れがち、体格も太ったというかガッチリ系に変貌しちゃったかなという感じのアクセル・ローズ。
そして気になったのは、最初から最後までオシャレハットを被り続けていたことです(お色直しも3、4回あり)。
御年50を超えた悪童、あのサラサラブロンドがPatienceできずにBadApples化してしまったんでしょうか…。
とは言うものの、私にとってAxl Roseは現在進行形のスーパースター。
昨年12月にフラっと実現したZeppTokyoでのライブも平日じゃなければ行きたかった。開始時間ではなく終電が気になって行けないなんて、アクセルならではの何とも困った面白ハードルです。
地球滅亡説と同じ頻度で発生するオリジナルGN'R復活説。
アクセル・ローズがその気になったらやって欲しい、やる気が出なけりゃ拒み続けて欲しい(できればドタキャン)。アクセル原理主義の私は、ここ15年以上GN'R=Axl Rose1人なんだと思考を停止させています。
ただやっぱり「#7 Estranged」「#15 Sweet Child O' Mine」あたりでは大御所・スラッシュの泣き芸を見たかった…。地球滅亡前に1回ぐらいは同窓会をしてほしいもんです。