ファンキー料理人を名乗る「ガイ・フィエリ(Guy Fieri)」とかいう巨漢が国道沿いのダイナーやドライブインの厨房に乱入する番組。
古き良きUSAの重量級料理が次々紹介されます。
第一回目のテーマは朝食。
納豆やらシャケやらのジャパニーズ「朝定」でお茶を濁している我々日本人にとって血糖値異常上昇必至の失神KO級凶悪フードが連発します。
ガイが乱入した一軒目は、カンザスシティで夫婦が営むドライブイン。
66種類ものバリエーションを揃えたパンケーキがメインのようですが、そのメニューは何でもありのアルティメット・ロワイヤル状態と化しています。
日本人の理解を超越しているのが「揚げ」の戦略定義。
既に立派なコンプ品であるフレンチトーストやシナモンロールを油地獄に投下、こんがり揚げたてのブツに極甘の白砂糖やらシロップやらをコーティングします。
プロレスに例えれば、スタン・ハンセンのウエスタンラリアットで悶絶KOされた上にブルーザー・ブロディのキングコングニードロップをブチ込まれる感覚でしょうか。
白砂糖&卵&バターたっぷりの巨大ワッフルに、追い討ちのバター、シロップ、脂塊ベーコンを添えた濃厚メニュー。朝マックが精進料理に見える最凶カロリー朝ごはんです。
厨房での巨漢同士の会話。ガイの「ベーコンで口の中をきれいにするよ」は心に響く男の名言です。
USAにおけるベーコンは、我々日本人にとっての塩や清酒と同様の清めの意味があるのでしょうか。
乱入ラスト三軒目は、ニュージャージーにあるギリシャ系家族が経営するダイナー。ここもメインはパンケーキです。
平均的日本人の私は何も食ってないのに既に血糖値が急上昇の胸ヤケ状態。食べ物からは目をそらそうと思ったんですが…。
朝メシ食いに来てる客もK点超えの高濃度キャラばかり。
もはやコメと味噌しか食ってない日本人にはコントロール不能のカロリー無法地帯、いやはやUSA恐るべしです。
USAの象徴であるピザやハンバーガー未登場の段階でこのド迫力。
そもそも主宰者・ガイを見てるだけでも暑苦しいこの番組。今回のテーマはあくまでも「朝ごはん」でした。
次回#2のテーマは「おふくろの味」との事。もうこれだけでイヤな予感満載です。
何も食わないけど”食べる前にのむ”の状態で見たほうがいいかもしれません。