世界の料理ショー #42「仔羊のロースト パリ風」

録画した日〔2013/1/11：テレビ東京〕

ラムの足1本（2kg）を使った、例によっての超高カロリーなゴージャス料理に挑戦。
今回は、通常カットされているグラハム&テリーナのカー夫妻による大食い珍道中も公開されました。

サイケデリックかフラワーか、薄暗いパリの地下室レストランで乱痴気騒ぎを繰り広げるカー夫妻。
その出で立ちはすこぶるオシャレ、1960年代末期のミュージックフィルムのような幻想ムードが漂います。

悪ノリしたカー夫妻は極上ワインで聖水の儀式を敢行します。
何ともイカガわしく妖しげなブッ飛びドラッグ系ムーブ。ただここは熱々の溶かしバターを使ってほしかった…。
いずれにせよオリジナルでは毎回インサートされてたはずの大食い珍道中。放送時間の関係で基本カットなのが残念です。

本編・料理ショーの方は、カー自ら「絶対の自信を持って勧める最高の料理」「ご紹介できるのは男冥利に尽きる」とまで豪語する超大作。
右足で形態模写をしながらラムの右足を骨ごと解体、ショーマンシップ満点のブッタ斬り芸を炸裂させます。

ジョークももちろん絶好調。
クリスタルソルトとか言うお洒落な塩を「ザラメ」と間違えた客席の笑い屋に、「ザラメ？、ニャロメ！！」と完全日本語対応の突っ込みを投げ掛けます。
カーは赤塚ワールドに造詣が深いのか、それとも日本版「中の人」の暴走ギャグなのか、真相は闇の中のミステリーです。

お馴染み巨大電熱オーブンで180℃100分、260℃15分の2セットをこなして焼き上げたラムの足。
いつもどおり食欲をそそる成人病直行系の照りと焦げ目に包まれた超破壊的な出来栄えとなりました。

気が付けば放送は残り10回、カーの自画自賛ドヤ顔芸も見納めカウントダウンに入ってしまいました。
ちなみにこの料理ショーは、どうやらCS局「フーディーズTV」でも再放送がされている模様。こちらはカー夫妻の大食い珍道中もカット無しのようです。
カーの勇姿を求めて、スカパーの契約をちょっと見直してみようかと思います。