録画した日〔2013/1/18:テレビ東京〕
王者・グラハムカーが「市販じゃ絶対味わえない」と豪語する手作りイチゴアイスを紹介。
連日溶かしバターまみれのカー信者にとって一服の清涼剤になるスイス風おしゃれスイーツです。
ミキサーが破裂せんばかりに詰め込まれたイチゴは総量なんと1.2kg。
潤滑油代わりに投入するキルシュのボトルを手に、カーは早くも勝利のドヤ顔を披露します。
それにしてもカー左手にある巨大バケツは何なのか?、大ボラトークは相変わらずでも、普段とちょっと様子が違う謎掛けに満ちたアイス作りです。
甘い甘いスイーツとはいえ、その作業工程はストロングスタイルそのもの。
前出のミキサー掛けイチゴ1.2kgは1.5リットルの生クリーム&膨大な白砂糖とミックスされ、いきなりカロリーK点超えを達成します。
そしてそれら素材をアイスとして固めるために必要な「氷」は総量9kg。
布に包んで床に叩きつけるという原始的手法でクラッシュアイスを生成するカーの豪腕は、破壊王・橋本真也の袈裟斬りチョップを彷彿とさせます。
謎のバケツはアイスを固めるフィニッシュムーブで登場しました。
カロリーギッシリのステンレスボトルをバケツの中央に縦置きにし、その周りを渾身のクラッシュアイスと岩塩で包囲。重厚長大な撹拌マシンを使ってグルグル回しながら滑らかなアイスクリームに仕上げます。
昭和の名品「どんびえ」が家にあった私としては、この最終工程は懐かしいギミック。回しすぎないのが美味しく作るコツとなります。
こうして出来上がったオシャレなスイーツは、キルシュだのブランデーだの例によって酒尽くしのR指定となりました。
イチゴ1.2kg、生クリーム1.5リットルに氷9kgと、今日も昭和の茶の間を置き去リにして大暴走したカー。
だいたい、漬物樽の3倍はあるデカいバケツなど台所に置ける訳がありません。
溶かしバターゼロでもこのド迫力。どんな相手でも試合を成立させるカーのファイトスタイルは盤石、円熟に域に達したようです。