Translate

2012/12/29

ゴッドタン スペシャル 芸人マジ歌選手権

録画した日〔2012/12/28:テレビ東京〕

いろんな芸人がオリジナル曲を持ち寄ってライブをする企画。
審査員が吹き出したら演奏強制終了というルールです。
私の視聴目的は「ジェッタシー」。去年のこの選手権で初披露されたフットボールアワー・後藤氏のオリジナル曲です。
しかし今回、後藤氏は新曲「ヘブン オブ アメリカン」を引っ提げての登場。名曲・ジェッタシーを聴くことはできませんでした。
トレードマーク・白タンクトップ姿の後藤氏。この日のために55万円をかけた特注ギターを学生カバンとなじられてしまいます。
また、USA賛歌の新曲「ヘブン オブ アメリカン」はイントロの口笛だけで演奏強制終了という不遇っぷり。
見事なまでの出落ち芸、ジェッタシー抜きでも看板を張れる事を証明しました。
肝心の新曲は、絶妙なダサさで象徴的フレーズを連呼するスタイル。ストーンズで言えば「Casino Boogie」に近い手法でしょうか。
そして「ヘブリカン(ヘブン オブ アメリカンの短縮形)」というジェッタシー的なキラーフレーズも配置。ビッグヒットした前作からのギミック踏襲は、産業ロックの常套手段と言えるでしょう。
曲の最後には「ジェッタシー」と一吠え。これはファンサービスのアドリブと思われます。
ミュージシャンとして成長するにつれ付き纏うのは、ファンのニーズとのギャップ。
自分の現在形を伝えたいのに、ファンは出会った頃の衝撃・思い出を求める。かつて桑田佳祐は「もう、いとしのエリーはいいでしょ」と言ったとか…。

流行語大賞からは漏れてしまったものの、ネット界隈では圧倒的な支持を受けるジェッタシー。
私としては、いつまでも「ジェッタシーの後藤氏」でいて欲しい。でも、今以上のダサさの極みに駆け上がって行く姿も見守りたいと思います。
また、ジェッタシー以外で後藤氏を見たことが無いので、本業で活躍する姿を正月休みのテレビでチェックしてみます。