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2012/11/14

世界の料理ショー #8「アップルフリッター スイス風」

放送時間〔8:00~8:25:テレビ東京〕

今回#8は「ひとくち食べたらガーンと来て腰がクダけて、もう大変♪」なスイス風デザート・アップルフリッター作りに挑戦。
カロリーK点超えの料理王・グラハムカーにとっては、何ともたやすい軟弱スイーツ系のデザート。しかし与し易い相手と侮ったのか、思わぬ地獄絵巻が待ち受けていました。
アプリコットソース作成にとりかかるカー。ここで敢行した定番戦術・フランベでその事件は勃発します。
ユーゴのお酒「スリボビッツ」の量を間違えたのか、正体不明のセコンド・スティーブの仕掛けなのかは不明ですが、想定外の巨大炎が発生、ご自慢の電熱キッチンが火の海に包まれてしまいました。
スタジオ内の素人笑い屋連中は、大仁田・シーク戦ばりの火炎地獄を恐れるどころか大ウケの大爆笑。
C調料理人・カーも「こりゃオイシイ」とお笑いネタに昇華、そのまま雪崩れ込むようにバター50グラムという成人病直行食材をアプリコットソースに投入します。
天才的アドリブで火炎地獄を乗り切ったカー。
しかし、番組プロデューサーでもある奥さん・トリーナカー女史と大喧嘩でもしたのか「今日は恥かきっぱなし」と自嘲する程のバッドコンディションでした。
メインのリンゴ揚げを網にこびり付かせて必死に引っ剥がす姿は、デビューしたてのグリーンボーイの様相です。
そんなこんなの「グダグダ」の末に完成したスイス風アップルフリッター。エンディングの試食コーナーでもチョットした異変がありました。
通常は客席から腹減ってそうな笑い屋を1人チョイスする流れなのですが、今回は出来栄えに自信がなかったのかカメラマンを引き摺り込んで「食え」と強要。
この男が正体不明のセコンド・スティーブ?、謎掛けを残して次回#9「豆ベーコン煮込み オランダ風」へと襷を繋ぎます。
ネット上のマニア情報では「スタジオ炎上の神回」という触れ込みでしたが、実際は一瞬ボッと炎が大きくなっただけでした。
しかし、カーの面白ポテンシャルは鎮火不可能の独走状態。私としてはグラス片手の入場シーン&小咄だけで大笑いです。
次回のビッグマッチは11月21日(水)「鶏丸焼きパイナップルづめ オーストリア風」。フェイバレットホールド「丸焼き」で笑い屋連中と世界の茶の間を掌握する世界最強料理人・カーの神業に期待です。