RollingStonesの(元)貴公子・ミックテイラー&仲間たちによる、2009年東京でのライブ映像。
六本木”ビルボード東京”での公演なのですが、番組名の「ライブ・アット・ニュー・モーニング」の意味はよくわかりません。(DVD製造元の社名では?)
いわゆる”絶頂期”にストーンズのリズム部門を牽引した草食系イケメン王子ギタリスト。
今や、サッカー代表戦で「名波ぃ~名波ぃ~」ばっかり言ってるどっかの解説者みたいなルックスになってしまいましたが、全ストーンズファンが平伏す世界制圧級流麗ギターの片鱗は随所にうかがえました。
何より私としては、おとなしくていじめられっ子だった(と、勝手に解釈している)ミックテイラーが「唄ってる」事に感動。
渋くズブズブ突き進むボーカルを聴くと、不良軍団ストーンズとはあくまで趣味の「ブルース」でつながってたんだなぁと再認識させられます。
セットリストは以下の6曲。ストーンズのナンバーからは「ノー・エクスペクテーションズ」が入っていました。
- Secret Affair(テイラーの持ち歌)
- Twisted Sister(1に同じ)
- You Shook Me(マディ・ウォーターズの曲)
- Burying Ground(バンド仲間のハゲたオッサンがボーカル。テイラー休憩)
- Blind Willie Mc Tell(ボブ・ディランの曲。オレも制作に関わったと主張)
- No Expectations(なぜかポップなアレンジ。よくよく考えてみりゃ原曲にテイラー関与なし…)
この東京公演、当時フジテレビ系CSでも放送されていました。(今回の映像はフランス制作)
その時は客席も映されていて、「大人」のお客さんが美味しい料理を食べながら職人達の演奏を聴く、贅沢かつスノッブな雰囲気が伝わってきた記憶があります。
50周年ストーンズから「招集」の噂もチラホラ囁かれているミックテイラー。
ビッグビジネスとは縁がないものの、自分の好きな音楽を気の合う仲間と楽しくやってる印象です。
このLiveで披露されたソロ作は、1999年のアルバム「A Stones’Throw」に入っているとの事。あらためて聴いてホントに格好良かったので、Itunesあたりでチェックしてみようと思います。
ストーンズファンからすれば大明神か大魔神かというぐらいの絶対的存在。
しかし、たった4、5年の出来事だけを延々と語られる辛さは如何ほどなのか?
私には計り知れませんが、たまに絡んで来るかつてのお兄さん達をウマく利用して、これからもノビノビと自分のブルース道を追求してほしいです。
私には計り知れませんが、たまに絡んで来るかつてのお兄さん達をウマく利用して、これからもノビノビと自分のブルース道を追求してほしいです。