録画した日〔2012/11/9:TOKYOMX〕
極寒の大雪山特訓で、ついに必殺技開発に成功した伊達タイガー。
アポロン兄弟・ウルサスとの一騎討ち(61分3本勝負)でさっそく新技を公開、南米の大凶獣を一発で撃沈しました。
勝負服「WRESTLING」を着て愛弟子の再生を見守った馬場さんも、圧巻の大技炸裂に大喜び。
ノリノリの馬場さんは必死に編み出した技の名付け親に土足で立候補、【ウルトラ・タイガー・ドロップ】とかいう小学生レベルのキラキラネームを伊達タイガーに押し付けます。
そんな祝勝ムードに水を差したのが、アポロン兄弟の兄・スター。
キザで軟弱なギミックを返上して弟の凶獣・ウルサスに公開土下座を強要、返す刀で伊達タイガーに「下手くそ」とマイク爆弾を投下します。
プロレスラーにとって「下手くそ」は最もキツいフレーズの一つ。「弱い」と言われる方がまだマシでしょう。
2000の技を持つと豪語するスターは、その触りとばかりに解説席の馬場さんに「逆立ち投げ(アルゼンチンバスター)」を敢行。2m9cmの巨体をリングの中にほっぽり投げます。
ちなみに実況アナウンサーによれば、スターの逆立ち投げによる馬場さんの「飛距離」は日本プロレス史上最長との事です。
無様にブン投げられた馬場さんの仇とばかり、スターに食らいつく伊達タイガー。
しかし、ヘロヘロの馬場さんは「ここでやるな!」と愛弟子を制止。
降って湧いた美味しいアングルを次回興行の目玉に据える、さすがは百戦錬磨の日プロブッカー、ブン投げられて頭を打っても経営判断はピカイチです。
ちなみに伊達タイガーの必殺技ウルトラ・タイガー・ドロップは、相手の脚を起点に空中高くからマットに叩きつけるというパワーボム系の立体パワー殺法。
私の知る限り、21世紀のプロレス界に継承者はいないようです。(レイザーラモンの「レイザーズエッジ」が最も近いか?)
そして今回気になったのは、伊達タイガーが声変わりしている事。
Wikipediaによると前回#31から#39までは、タイガーマスクの「中の人の中の人」がいつもと違う人になっています。
まぁこれは気にしなけりゃ気にならないブレの範囲。取りあえず次回のビッグマッチ、南米の血まみれの星・スター戦に期待しましょう。