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2012/08/16

タイガーマスク #19「試合開始2時間前」

録画した日〔2012/8/10:TOKYO MX〕

ダラダラ続くワールドリーグ戦。今回は風祭大会です。
どこだそれ?とWikipediaで調べたところ、神奈川県小田原市の一地域との事。
何とも不自然な地方興行、地元在住の日プロ大タニマチよる割のいい売り興行と見ました。
試合開始2時間前、客入れ前のリングで謎のダンスをする馬場さん。
そこに入ってきた伊達タイガーは「買い物行ってきていいですか?」と、ゆとり世代も口アングリの仰天アホ要求をブチ上げます。
日プロ伝統のリンチまがい鉄拳制裁が待っていると思いきや、ブッカー馬場さんの返答は「ああ、いいよ」のGOサイン。
確かにプライオリティは低いであろう風祭大会。しかしこうした地方興行をナメきったトップ連中の姿勢こそ、後の日プロ崩壊を招いた遠因と言っても過言ではないでしょう。
買い物もそこそこに、例によってどうでもいいクソガキの面倒を見ることになった伊達タイガー。試合開始に間に合わないレベルの寄り道を敢行します。
高いお金でチケットを買ってくれたファンや興行主よりも、自己満足の青臭いチャリティを優先するお花畑っぷり。古巣・虎の穴で自己啓発の再修業をしたほうがいいかも知れません。
戻ってこない伊達タイガーを、モクモクとタバコを吹かしてちょいギレ気味に待つBI砲。
後に試合前の売店で堂々と葉巻(1本1万円)をくゆらせた馬場さんはともかく、猪木は今回、発熱で欠場するほどの悪コンディションだったはずです。
完全にモラルハザードの日プロトップ連中。志ある若手から「明るい未来が見えません!」と直訴されるのも時間の問題でしょう。
結局伊達タイガーは、時代考証にうってつけのオート三輪を飛ばしてドタキャンを回避。
チャリティ活動を上手くこなし興行にも穴を開けないという、結果オーライ、見事なアジャスト力を発揮しました。

なお、先週の予告ではワールドリーグ最終戦だと思っていたんですが、私の聞き間違いだったようです。
虎の穴出演なしの今回#19、かえって日プロのネガティブ面が明るみになってしまいました。
しかしこれは、組織が成熟するプロセスにおいて必ず直面する麻疹の様なものでしょう。慢性疾患にならないように、まずは社内風紀の見直しから。
山本小鉄的な腹心兼鬼軍曹役の登用が有効かも知れません。