録画した日〔2012/5/1:NHKBSプレミアム〕
2009年5月の追悼番組の再放送。
ベースになっているのは2008年2月放映のスタジオライブで、これが忌野清志郎が出演した最後のテレビショーだったとの事です。
スタジオライブは闘病明けの2008年1月収録、2月の大復活祭in武道館を控えてのものでした。
まさしく束の間のかけがえのない時間。スタジオにいた500人のファンは一生忘れられない思い出になったでしょう。
ラストアルバムになってしまった「夢助」からは3曲もオンエアされました。
ユルいんだけど男気溢れるメッセージが詰まった名盤。この路線でもう一枚作品を残してほしかったです。
それにしても、やたらと清志郎のアーカイブ映像を持っている国営放送・NHK。さすがに紅白歌合戦には出ていませんが、両者の相性はかなり良かったみたいです。
これも忌野清志郎の本質が偽善者の反対、偽悪者だったからでしょうか。
メジャー路線とは完全に一線を画しながらも、王道メディアで自由に「遊ぶ」事が許されたキング・忌野清志郎。
テレビという遊び場から、枯れた姿やくたびれた姿も私達に見せてほしかったです。