渡世人を気取るゆとり少年五人組と座頭市の交流を描いたストーリー。
ちなみにタイトルは「長脇差」と書いて『長ドス』と読むそうです。
この#6、ちょっと「異質さ」を感じるポイントがある回でした。
その1つが”ビッグネーム不在”。
これまでのTVシリーズ、名前はもちろん、その代表作や人となりまで知ってるレベルのスターが必ずゲストに名を連ねていました。しかし今回、五人組のゆとり少年はともかく、ストーリーのカギを握るズルい女・夏純子を私は知りませんでした。勉強不足といえばそれまでですが・・・。
もう1つの異質は”斬る動機の希薄さ”。
これは結構重要だと思います。「え、この一家斬っちゃうの?」という、決して良い意味ではない「意外性」のあるラストの殺陣シーンでした。
まあいずれも、やたらとクオリティの高い「新・Ⅱ」だからこそ生まれた私個人の贅沢病です。
実際のところ、ストーリーは味わい深く、タイトルの「長ドス」が素晴らしいスパイスを効かせてくれます。
ちなみに食い物シーンでは#3に引き続きスイカが登場。食通の座頭市、美味しい銘柄でも見つけたんでしょうか。