自分の財布をスッた川谷拓三(どん兵衛)となぜか意気投合した座頭市。
目の前で母親を亡くした中野良子のために、3人で三味線の門付け道中を始めます。
生粋の芸人・座頭市。
彼の真のフェイバリットホールドは、剣ではなく「三味線」です。
三味線を持つと秘めたる血が騒ぐのか、セリフ、所作、アクションと座頭市のダンディズムが大爆発、シビれる程に格好いいシーンが連続します。
女優でなく助監督というのも凄い話ですが、直訴した相手=社長はなんと業界のビッグボス・三船敏郎。中野良子、若かったとはいえ無鉄砲にも程があります。
「仕事」で女優さんをメロメロにしてしまう、漢・勝新太郎。
しがないサラリーマンの私としても見習わなければいけない事ばかり(一部除く)です。