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2015/05/30

WWE PPVスペシャル「WWE ペイバック 2015」

録画した日〔2015/5/28:スカチャン1〕

報復=Paybackの名を冠したボルチモア開催のPPV。
メインではロリンズ+オートン+レインズ+アンブローズの4人による4ウェイWWE王座戦が敢行されました。
差しつ差されつの巴戦でお客さんが一番盛り上がったのが3人組ユニット「シールド」のリユニオン。毒蛇オートンを3人がかりパワーボムで実況席に沈めました。
しかしここで浮かれてたのは小悪党ロリンズだけでレインズとアンブローズにとってはベルトを獲るためのワンステップ。
2人は続けざまにロリンズを潰し、一騎打ちでのベルト争奪戦を展開します。
ここで俄然際立つのが「シールド」の有能っぷり。
会場人気抜群のアンブローズに上層部イチオシのレインズ、そしてヘタレヒールとしてトップに君臨するロリンズがPPVのメインでスポットを任せられキッチリこれに答えを出す…。
近年稀に見る”当たり”ユニットと言えるでしょう。
そんな有能3人衆に置いてけぼりにされるかと思われたオートンは試合終盤にRKO無双でド真ん中に降臨。
救いようのない素行は別として、リングに上がれば何だかんだ安定感のあるこの毒蛇にベルトが落ち着くのかと思われたのですが…。
最後はケインやらチビ護衛やらのアシストを受けたロリンズが大ボス・トリプルH直伝のペディグリーでオートンを粉砕。
陥落ムードを覆してのベルト防衛こそ大物の証。ロリンズのチャンピオンロードはしばらく続きそうな気配です。
この日は従順だった中間管理職・ケインやシールドの2人の動向など、次回RAW以降もこの小憎らしい小物ヒールがストーリーの中心となるのでしょう。

①シェイマスvsドルフジグラー
前回PPV「負けたら尻にキス戦」のどうでもいい因縁を引きずる両雄。
ジグラーが怒りの尻キス強奪で雪辱を果たしたものの、最後はこれにブチ切れたシェイマスのブローグキックで轟沈してしまいました。

②タッグ王座戦:ニューデイ3人の内2人vsタイソンキッド&セザーロ
今や声に出して読みたいWWEチャントとなった「New-Day-Sucks!」でボルチモアのお客さんを温っためたポジティブ系3人組ヒール・ニューデイ。
戦ってないもう1人の介入という王道を発動してがっちりタイトル防衛です。

③ワイアットvsライバック
何だかよく分かんないけどイガみ合ってる2人の一戦は必殺シスターアビゲイルでワイアットが勝利。
いい試合だったものの今後の方向性は不明。面倒くさいんでくすぶってる同士タッグでも組んじゃったほうがいいんじゃないでしょうか。

④US王座アイクイット戦:ジョンシナvsルセフ(withラナ嬢)
「これぞ名勝負」チャントも発生した激戦は、尋常でないデスマッチ適正を誇る王者シナがSTFでルセフを粉砕。
ただし「アイクイット=参った」を宣言したのはルセフじゃなくてラナ嬢。次回RAW以降における立ち位置が心配でなりません。

⑤ベラ姉妹vsナオミ&タミーナスヌーカ
強くて怖すぎるタミーナと身体能力抜群のナオミがベラ姉妹を完封。
ダニエルブライアン(ブリーベラの夫)の案件も踏まえ、ベラ姉妹は自然とベビーターン→フェイドアウトとなってしまうんでしょうか。

⑥キングバレットvsネヴィル
一軍昇格後PPV初出場のネヴィル。
試合は不透明決着となりましたが、その後のオマケコーナーでは必殺のレッドアローを敢行。WWE上層部の一押しテンションが下がらないうちになんとか結果を残してほしい逸材です。