ロイヤルランブルとレッスルマニアの谷間で行われるPPV大会。
今年の開催地はニューオリンズ。メインはチェンバー戦ではなく、ザ・ロックvsCMパンクのWWE王座戦でした。
3月全米公開の「G.I.ジョー」にも出演している王者ロックは、ハリウッドスターとは思えぬ超絶グッドシェイプでニューオリンズに降臨。
反則・リングアウトでも王座が移動してしまう、ちょっと厳しいルールの防衛戦となります。
試合は終盤にかかりレフェリー不在が頻発する混戦モードに。
プロレスの伝統芸・同士討ちムーブを誘ったロックが、チャンピオンベルトを盗んだCMパンク(withポールヘイマン)との因縁抗争に終止符を打ちました。
今回PPVでの遭遇はありませんでしたが、次回RAWから芸達者2人による丁々発止の大プロモーションが始まるはず。
CMパンクの行き先も気になりますが、まずはロックとジョンシナの王道ストーリーに期待したいと思います。
①世界王座戦・デルリオvsビッグショー
レアルマドリーの白から赤いマフラーにプチイメチェンしたデルリオが、ビッグショーから腕ひしぎでタップ勝ち。世界チャンピオンとしてレッスルマニアに臨むこととなりました。
②US王座戦・アントニオセザーロvsミズ
前回RAWでセザーロに左肩を破壊され怒りのミズでしたが、フレアー直伝の4の字固めに入る際に誤って急所攻撃をしてしまいました。そのままセザーロの反則勝ちとなり、因縁抗争は祭典に引き継がれる(?)事となります。
③エリミネーション・チェンバー戦
レッスルマニアにおける世界王座挑戦権を掛けたエリミネーション戦。参戦&退場順は以下のとおりでした。
- Yes・ダニエルブライアン(1)
- Y2J・クリスジェリコ(4)
- 右傾化・ジャックスワガー(優勝)
- 赤い怪物・ケイン(2)
- 毒蛇・ランディオートン(5)
- 世界最強の男・マークヘンリー(3)
レッスルマニアは、ベビーターンしたデルリオと最近右傾化が著しいスワガーの一騎打ちという、何とも捉えどころのない世界戦となります。
④シナ&シェイマス&ライバックvs若手乱入軍団シールド
ベビーフェイス最強軍による勧善懲悪マッチでしたが、シールドがしぶとく勝利。「指定席」ゲット済みのシナはともかく、シェイマスとライバックにとってはレッスルマニアに向けての因縁抗争継続作業といったところでしょうか。
⑤即興試合・ドルフジグラーvsコフィキングストン
「なんでオレの試合がネェんだ」というドルフジグラーの演説を受けた、スマックダウンGM・ブッカーTによる緊急マッチメイク。結果はジグラーの勝利。マネーの権利はレッスルマニアで行使するんでしょうか…。
⑥コント・ファンクサウルス&テンサイ
この日の「第0試合」でローデス&ダミアンサンドゥを撃沈した巨漢タッグが、WWEのオフィシャルフィギアをコマーシャル。テンサイの元相方・カールアンダーソンがWWE勧誘を断って新日残留を決めた理由が何となく分かるような気がします。
⑦ディーバ王座戦・ケイトリンvsタミーナ
メイン戦前の貴重な休憩タイム。挑戦者のタミーナはスーパーフライ・ジミー・スヌーカの娘さん。ヒールとしての雰囲気はあるのですが、タイトル奪取には至りませんでした。