Translate

2013/01/09

世界の料理ショー #39「チキンのバター焼き パリ風」

録画した日〔2013/1/8:テレビ東京〕

若ドリ丸1羽をブッタ切ってバターやらトリュフをからめる濃厚パリ風料理。
トリ(1羽)+バター(致死量)という、世界のカロリー王・グラハムカーにとっては原点回帰とも言える鉄板食材コラボです。
若ドリを右手1本で蹂躙し、威風堂々歌舞伎役者の如く睨みを効かせるカー。
現場監督・長州力に睨まれた平田淳嗣の様に萎縮する客席の笑い屋連中に「丸裸のコッコちゃん。華のマナ板ショー♪」と昭和アングラ系下ネタ爆弾をブチかまします。
絶妙な緊張と緩和でスタジオを掌握したカーは、お得意のブッタ斬り芸を披露。
客席の笑い屋連中は既にカーに絶対服従状態。「手羽を切る、早いとこアノ女と手を切る」という恋バナジョークには、ファシストの演説を思わせる万雷の拍手喝采が沸き起こりました。
トリやらチキンストックやらバターやらお馴染み食材総登場の今回。そんな中、未知の強豪としてカーが紹介したのが「セープ」とか言うヌメヌメ系きのこでした。
とりあえず昭和の茶の間では手に入らない食材らしく「なめこ」が代用品にあたるようです。
このフランスなめこはカーにとっても組みし難い相手の模様。しかしカーはこのアウェー食材を使って、客席の笑い屋連中とのインタラクティブな面白ネタを炸裂させます。
「そこのダーリン、セープは召し上がったことあるかな」とやおら問いかけたカーは、なんとヌメヌメセープを手に客席に接近。オシャレな黄色ワンピのマダムへ「アーン」てな具合にツマミ食いサービスを敢行します。
そんなまさかの神降臨に、黄色ワンピマダムはもちろん客席の笑い屋連中は狂乱状態。”会いに行けるアイドル”ならぬ”会いに来てくれるカー”、今日のお客さんは何とも幸せ者です。
ちなみにエンディング恒例の素人試食席に招待されたのは、黄色ワンピマダムとは正反対の色白オタク系中肉中背野郎。
ハイカロリー料理の下にはルックスも性別も関係なし。みんな平等、カーの博愛主義者ぶりを窺い知るコントラストです。
カーにとっては握り飯よりも容易いトリ料理with大量バター。終始余裕のファイトスタイルが印象的でした。
どこがどんな風に「パリ風」だったのかは置いといて、この先1回ぐらいはジャパニーズフードにも挑戦して欲しい気がします。