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2012/11/05

世界の料理ショー #1「ラム・カレー シンガポール風」

放送時間〔8:00~8:25:テレビ東京〕

昭和43~46年にかけて北米カナダで放送され、後に38か国にネットワークされたワールドワイドな料理番組(原題_The Galloping Gourmet)。
英国生まれの料理研究家・グラハムカー(Graham Kerr)が毎回世界各国の超豪華料理をスタジオで再現してお客さんに振る舞うというコンセプトです。
一枚看板・グラハムカーのファイトスタイルは基本的にラフ一辺倒。
計量は原則目分量で、適当にワイン飲みながら観客にバカな事言いつつ、ハイカロリーな世界の傑作料理を作り上げます。
今回#1では「ラム・カレー シンガポール風」にチャレンジしましたが、素材的にも手法的にも仰天サプライズはなし。初回だけあってカーのコンディションは仕上がり途上といったところでしょうか。
最初のビッグマッチと思われる11/8(木)「がちょう丸焼き デンマーク風」に期待です。
そしてカーのウリの一つが、正体不明のセコンド“スティーブ”に仕掛ける理不尽暴言。
私の記憶では「なぁにやってんだスティーブ」「スティーブ、鍋洗っとけよ」ってな感じでいろんなバリエーションがあったはず。
ちなみに今回ラムカレーでも「スティーブ、ケシの実買い忘れただろ」「コレ明日の原稿だろ、スティーブ」etc…と散々でした。
フライパンが真っ赤に燃える火炎殺法や昭和の台所にあるべくもない巨大オーブン等々、子供期の私は土曜日の昼だか夕方に放送されてたこのファンタジー溢れる料理ショーに釘付けでした。
周りに「フリーク」も多く、友達宅に集合し、放送が始まるとファミコン中断→カー観戦にシフトした楽しい思い出もあります。

飽食ここに極まれりの21世紀にまさかの大復活。これぞ関東の異端児・テレビ東京の真骨頂と言えるでしょう。
願わくば、朝8時ではなく夜23時過ぎのオッサン有利な時間帯に再放送してほしかった。
「その辺なんとかできねぇのか、スティーブ」と悪態をつきたいところですが、とりあえず番組名予約で全52回録っておこうと思います。