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2012/07/15

新・座頭市Ⅱ #18「こやし道」

録画した日〔2012/3/8:BSフジ〕

飲食店経営にして初代サッポロ一番の藤岡琢也が登場。
毒針を操る、得体の知れない怪物的ヒールを演じます。
前回#17の音無シスターズ(リアル姉妹)には当然敵いませんが、藤岡琢也と座頭市はパッと見で見分けがつかない程のそっくりさん。
お互いがお互いに間違えられ、いろんな所で痛い目に遭っているという設定です。

私生活でも仲良しだったらしいこの2人。一緒に夜の街で悪さばっかりして、すっかり似た者同士になってしまったんでしょう。
藤岡琢也の得意技は料理でなく毒針殺法。
意地悪ババア・菅井きんやハゲ坊主・殿山泰司など、さっきまで悪党仲間だった面々ですら飄々と躊躇なく毒殺していきます。
サイコものが苦手な私にとっては、毒針よりも、息をするように人をあやめる藤岡琢也のキャラが恐ろしくて堪りませんでした。
身売り寸前で座頭市に救われた薄幸の少女によると、タイトルの「こやし道」とは害虫を焼いて灰を肥やしにする農法との事。
藤岡琢也ほかの悪い虫を全員ブッタ斬って、少女の生きる道を開いた座頭市。
迷える少女の「極楽へはどうやって行くの?」という問いに「それは自分で探すもんさ」と格好いいセリフを残して、こやし道を去っていきました。