PPVオーバー・ザ・リミットを2日後に控えたペンシルベニア大会。
我らが「ヨシ・タツ=Yoshi tatsu」が久々にスマックダウンのリングに登場です。
しかし対戦相手は、説教のためなら試合も捨てる、”民衆を救う知の救世主”ダミアンサンドゥでした…。
いやな予感は的中。
知の救世主は今回も説教に全力、民衆を導きたい一心で試合はドタキャンです。
しかしここからがサムライ・ヨシタツの真骨頂。
『チキン野郎』と日本訛りイングリッシュで罵倒し、ダミアンサンドゥの闘争本能に着火→リングインまで持ち込みます。
結果、伸されてしまいましたが、知の救世主のトランクスがピンクという衝撃の事実を引き出す大手柄でした。
WWEたった一人の日本人ヨシ・タツ。
メインストリームに乗るどころか、常に「You're fired」スレスレのポジションです。
それを誰よりも自覚しているのがヨシタツ本人。ブログやツイッターを見ると、驚くほどクレバーに自分を客観視しています。
そんな彼が発する苦悩や不安、野心を見ると、私自身も身が引き締まる思いになります。
G・バーナードが「ロードテンサイ=天災」を名乗った事に(厳密に言えば名乗らせたWWEに)彼は日本人として噛み付きました。
その後ストーリーになっていない事からしても、シュートな会社批判だったんでしょう。
彼の「理性」は、プロレスラーとしては単なる足かせかもしれません。
しかしだからこそ、彼には正しい日本人の代表としてWWEで成功して欲しいと思っています。
リスペクトと期待を込めて、「日本には帰って来んなよ」と言いたいですね。
<メモ>
- 尻に火がついたロウリネイティス、ファンの前で高飛車に泣き言。
- ヤング&オニール、タッグ王者組に完敗でプッシュ中断。
- 毒蛇オートン、シェイマスと爽やか握手→RKO葬の鉄板ムーブ披露。