「運営部長」と「悪魔」を使い分けるケインにヤラれっぱなしのWWE王者・セスロリンズ。
NYオールバニ大会でもその構図は続きます。
「健介」→「パワーウォリアー」レベルの変身ネタにもかかわらず、WWEアホバカ実況席はあいも変わらずすっとぼけスタンスを継続。
2つのギミックを線で結ぶべくあれやこれやと必死に画策するロリンズとの温度差は歴然です。
この日はそんなロリンズに思わぬ反撃のチャンスが到来。
ケイン&ダッドリーボーイズとの6人タッグ戦発表を受けたロリンズは、「運営部長」のケインに対しリングサイドでの試合立ち会いを求めました。
日本マットに置き換えたならグレートムタの試合に武藤敬司を(あるいはムシキングテリーに鈴木鼓太郎を)招聘するという禁断の超爆弾要求。
タッグの相方となるニューデイのバカ3人が足手まといでこそありますが、ケインの化けの皮を剥がすにはこれ以上ないナイスアイディアと言って良いでしょう。
こうして迎えたメインの6人タッグ戦。
「運営部長」のケインはロリンズの要求どおりリングサイドに登場したのですが、「悪魔」の方のケインは何のヒネリもなく普通にキャンセル。そのまま試合は2対3のハンデ戦となってしまいます。
こうなってくるとオチはもちろんムタ&武藤へのオマージュである入れ替わりコント。
なんか「運営部長」が乱闘に巻き込まれて引っ込んだなと思ったら、ほどなくして「悪魔」が緊急参戦。ロリンズはやっぱり痛い目に遭ってしまいました。
日本のプロレスファンとしては既視感ありありのこの展開。きっとWWEの中の人に90年代新日マニアがいるのでしょう。