オハイオ州コロンバスで開催されたけっこう重要度=高のPPV。
メインはぶら下がってるベルトを取り合うセスロリンズvsアンブローズのWWE王座戦です。
ボスのトリプルHからのものすごい暑苦しい激励を受けてリングに臨む王者ロリンズ。
この試合のテーマはロリンズが1人でベルトを守れるのかという点。日頃の行いからの自業自得によって、拠り所のAuthority軍はセコンドについてくれません。
オーソドックスもハードコアもお手の物という感じのライバル2人。この安定感はもはや若手のエースという域ではありません。
そんな熱い戦いのエンディングは、ぶら下がったベルトを奪い合ったまま2人ともハシゴから落下という、相撲で言うところの同体決着。
そして最後までベルトを離さなかったのは王者ロリンズの方でした。
らしくもなくズル無しのストロングスタイルでベルトを守っちゃったロリンズ。芸風に今後なんらかの変化があるのでしょうか。
この日マネーカバンを獲ったのはヒールのシェイマス。次回RAW以降どんなスタンスで絡んでいくのか注目です。
一方、敗れたアンブローズもまだまだトップ圏内。
相棒・ロマンレインズはワイアットといかにも不毛な抗争を展開していく見込み。そっちに付き合うことなく王者ロリンズにちょっかいを出し続けてほしいところです。
①追悼10カウント
この大会の3日前に亡くなった「アメリカンドリーム」ダスティローデスへ、御大・ビンスら全員で追悼の10カウントゴング。なお、イロモノ路線を行く息子2人の姿はありませんでした。
②マネー・イン・ザ・バンク戦
なぜか第1試合に組まれたメインストリームのカバン戦を制したのはシェイマス。なおWWE本丸一押しのロマンレインズは、カバン奪取目前で部外者のデブ・ワイアットの妨害を受け、新たな因縁抗争へとシフトチェンジしています。
③ディーバ王座戦:ベラ姉vsペイジ
トップスター不在で本気でヤバいディーバ王座戦線。伝統の双子入れ替わり芸応用編(詳細割愛)など諸々駆使して、ベラ姉がズルしていただき防衛を果たしました。
④ミズ凱旋暴言
開催地オハイオ州出身のハリウッドスター(自称)・ミズ。凱旋試合が組まれなかった腹いせなのか地元をボロクソにバッシング。そのままIC王座戦の解説席に陣取ります。
⑤IC王座戦:ライバックvsビッグショー
超ヘビー級2人によるIC王座戦は大方の、というか全世界の予想どおり臨時解説者・ミズの乱入によってブチ壊しの不透明決着。今後は正義漢ライバックをインチキ野郎ミズがおちょくってく展開になるのでしょう。
⑥US王座戦:ジョンシナvsケビンオーエンス
最近若手教育に精を出してるジョンシナが30分近くの熱戦を制してベルト防衛。惜しくも敗れた有望株のデブ・オーエンスは、試合後にノーサイドのフリしてシナを場外ポップアップパワーボムで破壊する卑劣漢ぶりを見せ付けました。
⑦タッグ王座戦:ニューデイ(のうち2人)vsプライムタイムプレイヤーズ
試合前の長尺演説と丁寧な「New-Day-sucks!」リズム取りで力を使い果たしたのか、ニューデイが無念の王座陥落。明るい苦労人のプライムタイムプレイヤーズにとっては待望の再プッシュです。