デビュー以来連戦連勝を誇るブルガリアの野人・ルセフ。
PPV明けのNYオールバニ大会においてもコフィキングストンを完封しました。
いかにも体幹が強そうなルセフ。その怪力で相手の背骨をひん曲げるキャメルクラッチ=アコレードが必殺技です。
そしてこのナチュラルファイターをコントロールするのはロシア出身の美人マネ・ラナ嬢。ブルガリアそっちのけでルセフにロシアンギミックをネジ込みます。
生粋のロシア人であるラナ嬢はプーチン大統領の政治思想に傾倒。
ニューヨークのお客さんによる「USA!」連呼などどこ吹く風で、この日も大ロシア主義の傲慢演説をブチ上げました。
USAコールの中タイタントロンに浮かび上がったプーチン閣下のご尊顔。米ソ(米露)対立アングルはWWEの伝統芸です。
しかし米露関係および世界情勢が微妙な今日このごろ、NYの上場企業がこうした不謹慎ネタをカマしていいものか?
私としては面白けりゃ何でもいい的スタイルへの回帰は大歓迎です。
こうなってくると期待したいのが極右オヤジ・ゼフコルターの緊急参戦。この日もセザーロやマレラの国外追放を訴えるなどその憂国思考にブレはありません。
是非ともラナ嬢との米露イデオロギー闘争を展開してほしいところです。
<メモ>
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