タイガーマスク #96「虎の正体?」

録画した日〔2014/1/31：TOKYOMX〕

熱狂的タイガーマニアのちびっ子ハウス・ケンタ君。
天気の良かったこの日は、愛蔵の試合用マスクを虫干しがてら丁寧にブラッシングします。

ブラシ片手で悦に浸るその姿はマニアの鑑。
このマスクはドイツ在住のつよし君から譲り受けたものでしょうか？
大きくなって貧困を抜け出したなら、アメリカでもメキシコでもどこでも飛んで飽くなき収拾欲を満たしてほしいものです。

そんなオッサン級マニアのケンタ君ですが、思考回路はやっぱり無垢なチビっ子のそれ。本当の興味はマスクの造形ではなくその「中の人」です。
どうしても正体を知りたいケンタ君は、伊達タイガーの舎弟・ケン高岡へ精一杯のマインドゲームを仕掛けます。

丸腰で地元ヤクザの邸宅に乗り込むなどトンパチ行動には定評のあるケンタ君。
高岡が口を割らないと判断するや、愛車(2000GT)のトランクに潜入して日プロ試合会場への潜入を企てます。
しかし高岡の2000GTはハンドルの遊びに不具合がある模様。会場へ向かう途中、石神井の整備工場へ立ち寄ってしまいました。

高岡と助手席の伊達タイガーは、たまたま同じ整備工場に預けていた伊達タイガーのスポーツカーへ乗り換えて会場へ。
2000GTに取り残されたケンタ君はハウスまでの徒歩帰宅を余儀なくされました。
石神井からハウスのある大泉学園までは池袋線の1駅圏内。とりあえず子供でも歩ける距離です。
ただ逆に計画どおり会場に潜入できたとしたら、このトンパチクソガキはどうやって帰るつもりだったんでしょうか…。

失敗にめげないケンタ君は、続いてなんと「キザ兄ちゃん」に照準。
灯台もと暗しというべきか、伊達タイガーと全く同じ箇所にバンテージを巻いている点に目を付けました。
ただここはケンタ君の嗅覚を褒めるというより、伊達タイガーのギミック維持に対する軽率さをただすべきでしょう。

そんなケンタ君の暴走を察知したハウス若女将・ルリ子さん。
中堅キャラ・ヨシ坊のアドバイスを受け、オデコの絆創膏を1つのファッションとして昇華させる策に走ります。

キザ兄ちゃんは憧れのタイガーマスクを真似してるだけって事にする印象操作。みんなが絆創膏姿なら尚さら違和感がありません。
ちなみに私も荒馬・テリーファンクに憧れてオデコに絆創膏を貼った経験あり。
ピュアなファン心理を突いた見事なカモフラージュ戦術です。

真実に気付いてはいるけれど、それを事実として認めたくないディーバ・ルリ子さん。
今回は、そんな微妙な乙女心など露知らずのクソガキにすっかり振り回されてしまいました。
優柔不断な「キザ兄ちゃん」もそろそろ落とし前をつける時期なのかもしれません。