放送時間〔20:00~21:30:フジテレビONE〕
秋競馬開幕週からG1スプリンターズステークスまでの振り返り。
今回武豊は、久々の重賞=阪神・G2セントウルステークスをゲットして面目躍如です。
嬉しいタイトルをもたらしてくれたのは3歳牝馬・エピセアローム。
”本番”スプリンターズステークスでは残念ながら4着惜敗でしたが、次走・阪神カップは「1400mの方がいい」と本人お墨付きの勝負レースの模様。
有馬記念翌日の12.24JRA最終戦、ぜひともハッピーエンド&メリークリスマスで締め括ってほしいもんです。
そして今回の「裏メイン」は凱旋門賞プレイバックでした。
当日アメリカ遠征帰りの機中の人だった武豊は、なんと今回の番組収録(10月10日)で初めてこのレースを見るとの事。
何度思い出してもモヤモヤが募るばかりのオルフェーヴル2着案件。日本競馬の大正義・武豊の見解は是非とも聞いておきたいところです。
何かを語る毎に「オルフェには一度も乗ったことないし」「あくまで僕は部外者なので…」としきりに予防線を張る天才・武豊。
「アイツ仕掛け早すぎ」と爽やかにスミヨンをバッシングしたもう一人の大正義・岡部さんのような自由度はない、現役ジョッキーとしての難しい立ち位置が伝わってきます。
「勝った馬も強い」「大外枠だから逆に良かった」といった無難な話の中で面白かったのは、帯同馬・アヴェンティーノ戦犯説(?)でした。
フランス遠征中、いつ何時もオルフェの前を行き彼の暴走魂を鎮めていたアヴェンティーノ兄貴。
しかし、凱旋門賞最後の直線はオルフェにとって前にアヴェンティーノがいない最も長い時間だった=暴走魂に点火してしまった、という見解です。
アヴェンティーノが凱旋門賞直線までハナを切れるミホノブルボン級超絶逃げ馬だったらオルフェが勝っていた。
もうこれがファイナルアンサー、2着案件にウジウジしてても仕方ないと思う事にします。
なお、武豊が凱旋門賞をリアルタイムで見られなかったのは、オルフェの同厩馬・トレイルブレイザーでアメリカに行っていたため。
レース前に池江師へ電話報告しようと思ったけど手一杯だろうから遠慮した、というなかなかの自虐面白ネタも暴露してました。
何故か11月3日のブリーダーズカップに挑戦するトレイルブレイザー&武豊。
オルフェ2着を吹き飛ばす、とんでもないビッグニュースが舞い込んでくるのかも知れません。
全く期待してませんが…。
さらに今回の裏の裏メインは、前回の若手ジョッキー座談会のオマケ放送。
やはり好評だったのか、アイドル軍団「ももいろクローバーZ」に傾倒している19歳・藤懸貴志ジョッキーにスポットが当てられました。
武豊も「ももクロ」に興味を持ったようで、テレビで見かけたら思わずチャンネルをとめるとの事。
しかし最後は”オレは19歳で菊花賞”というまさかの傲慢不遜大正義ネタで19歳・藤懸ジョッキーを撃沈。良からぬ方向に突き進んだ座談会にきっちりとオチを付けるあたりは、TV慣れしたスーパースターならではの豪腕ぶりです。
19歳で片や菊花賞、片やももクロ…。10年20年後の「藤懸貴志TV」の実現はちょっと難しいようです。