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2012/07/10

ワールドプロレスリング クラシックス#186 UWF特集

録画した日〔2012/5/24:テレ朝チャンネル〕

テレビ朝日の「ワールドプロレスリング」アーカイブ番組。日テレG+プロレスクラシックの対抗馬といった位置付けでしょうか。
今回の#186は、1986年の新日vsUWF5対5イリミネーションマッチ完全放送です。
勝ったのは新日軍で、両軍の陣容は以下のとおり。
数字は敗退の順ですが、マッチョドラゴンと藤原組長はともに「4」。これは伝統芸・道連れオーバーザトップロープによるものです。

○勝者【新日猪木軍】
Win:猪木
4:ドラゴン藤波
3:デュオランバダ木村健吾
5:上田馬之助 ※入場曲はスパルタンX
2:星野”ビッシビシ”勘太郎

●敗者【UWF前田軍】
6:前田
4:藤原喜明組長
7:ハッスル高田総統
1:山ちゃん
8:木戸修(プロゴルファー木戸愛のパパ)

実況を務めるのはバブル先取りのソフトスーツに身を包んだ、報道ステーション・古舘伊知郎。
決戦前のドレッシングルームに足を運び現場主義をアピールします。
なお、ブッ飛ばされパフォーマンスはありませんでした。
多士済々の10人を抑えて、その後収入的に最も成功したのが当時局アナの古舘氏。
人生なんてわからないものです。

アキレス腱固め、脇固め、ハイキック、ミドルキック、チキンウイングフェースロック。。。
ガチっぽさが際立つ「新技」にどよめきと大歓声の東京体育館。
UWFの格闘スタイルは異分子そのもの。当時中学生だった私にとっては「分かってるふりのしたり顔」を作るのが精一杯の難易度でした。

しかし21世紀のオッサン目線で見れば、これらはすべて心地良いほどの「プロレス」。
前田先発→猪木「俺が行く」→子分「いや、ここは我々が」→猪木「うるせえ行かせろ(星野にビンタあり)」→両エース先発で決戦のゴング!という、ギラギラの緊張シーンも今となっては定番ムーブです。
中学生の私を含め、「見抜けなかった」当時のプロレスファンはかくも愚かだったのか・・・。
そんな事はありません。
我々世代は、エネルギー溢れるギラギラシーンに遭遇した幸せ者だったと胸を張りたいと思います。