1986年のアルバム。
前年の1985年にミックジャガーが初のソロアルバムをリリースしました。
キースリチャーズがこれに大激怒したまま、レコーディングが進められたとの事です。
まさに冷戦真っ只中。その緊張が「#1 One Hit(to the body)」のプロモに現れています。
ギターを振り回して威嚇するキースリチャーズ。
唄いながらスウェイで逃げ続けるミックジャガー。
81年ハンプトン興行で観客をブン殴ったシーンを一番間近に見ているだけに、ミックジャガーは下手に反撃ができません。
プロレス好きとしては、ワケ知り顔で「これはアングル」と言いたいところですが、この幼なじみ二人の場合は真偽不明です。
そんなこんなで、ファンの間では「キースのアルバム」と評価されているこの作品。
「#3 HarlemShuffle」など売れ線の曲が多いにもかかわらず、40周年記念のベスト盤「FortyLicks」にはなぜか収録ゼロ。
これはミックジャガーの差し金、ギターでイジメられた仕返しだったのかもしれません。