レッスルマニア本番まで1ヶ月を切ったピッツバーグ大会。
いまだ出場カードが決まっていないジョンシナが背水のプッシュを仕掛けます。
残りモノ寄せ鍋「アンドレ杯」への参戦を示唆するほどに迷走する元エース。その進路が定まらないのはルセフがUS王座リマッチを頑なに拒否しているからです。
ということでこの日は試合直前のルセフを待ち伏せ。リマッチ再懇願に併せ「俺達のUSAをバカにするなよ、絶対だぞ」と極太の伏線を張りました。
かくしてカーティスアクセルを一捻りしたルセフは、シナ警戒モードのラナ嬢を振り切ってマイク爆弾を投下。例によってのUSAバッシングを展開します。
シナの忠告を完全に無視したルセフ。
「するなよ、絶対だぞ」を実行フラグに変換するバラエティ脳は敵国USAで養われたものなのでしょう。
この暴言を受けてさっそくリングへ突入したシナ。ルセフをSTFで失神KOし、怯えるラナ嬢からリマッチ受諾の言質を取り付けました。
これぞまさしく実力行使。シナのレッスルマニア作戦はこれにて成就という事になります。
相手にボロを出させてこれを大義に攻め込んで支配。
現実の世界情勢でもあったような無かったようなUSA流愛国無罪アングルですが、超長期人気低迷中のシナ救済にはこの手法しか残ってなかったのでしょう。
日本から冷めた目で見ると卑劣で女々しいのはシナの方というUS王座戦線。
欠勤常習レスナーのWWE王座、泥棒アングルのIC王座と、各々帳尻合わせはできるのか?、本番に向けて俄然不安が募ります。
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