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2014/12/19

JRA60周年記念番組 俯瞰で解く有馬記念~騎手が語った勝利への道

録画した日〔2014/12/4:グリーンチャンネル〕

過去の有馬記念をパトロールビデオ目線でふり返る番組。
分析役は岡部幸雄、池添謙一という有馬3勝ジョッキーの2人です。
昭和59年の有馬。皇帝・シンボリルドルフの盤石っぷりというより何より、今から30年前のパトロールビデオがしっかり保存されている事が驚きです。
このあたりは“お役所”JRAの真骨頂か。
ニッチに商品化でもすれば国庫がちょっと潤うかもしれません。
ルドルフ完勝劇の分析はもちろん岡部幸雄氏が担当。タッチペンを駆使して30年越しのレース回顧です。
ただ、このタッチペン芸はそもそも武豊のオリジナル。
JRA大正義2人によるなんともキナ臭い「強奪」アングルが勃発しました。
ルドルフの他に岡部氏が回顧したのは、昭和63年オグリキャップ、平成13年グラスワンダー、17年ハーツクライの3つ。
たまたまかもしれませんが、これらはいずれも武豊にとって痛恨のレース。
こうなったら武豊は平成2年オグリ復活=岡部ヤエノムテキ放馬をタッチペンでイジくリ倒すしかないでしょう。
番組後半には現役代表の池添ジョッキーが参戦。
ここ5年で3勝(ドリームジャーニー、オルフェーヴル×2)という戦績は驚異的。「馬が強かった」という側面もたしかにありますが、その範疇だけでくくるのは失礼な話です。
そんな池添ジョッキーは「負けちゃあエラい事になる」「気持ち良く引退式ができました」と昨年のオルフェーヴルのラストランを回顧。
タイキシャトル(スプリンターズS)で大ポカをかました岡部氏の隣でこれをブチ上げるとは、何たる強心臓の持ち主でしょう…。

グリーンチャンネルでは毎週放送されているパトロールビデオ。平場の何でもないレースでも思わず見入ってしまう不思議な魅力があります。
こんな風にアーカイブネタがあるのなら「競馬年鑑」みたいに時系列で全重賞をオンエアしてほしいものです。