録画した日〔2014/8/29:JSPORTS3〕
PPV「サマースラム」の国旗戦でジャックスワガーを撃沈したルセフ(withラナ嬢)。
その翌日ラスベガス大会のリングでは、ロシア大統領・ウラジミールプーチンへ米露因縁抗争の戦勝報告をブチ上げました。
近ごろ控えめだったラナ嬢もこの日は傲慢演説を全開。米国本土にロシア国旗を掲げた快挙はクレムリンにも伝達されている模様です。
圧倒的勝者が唱える大ロシア主義にお客さんはやや意気消沈。
しかしそこに、劣勢を打破すべく新たな愛国者が乱入してきました。
ヌーっとリングに参戦したのは“世界最強の男”マークヘンリー。
USA代表(重量挙げ)として2度もオリンピックに出場した経歴は愛国者として申し分なし。屈強なルセフをひとまわり凌ぐ超巨体は敗戦に打ちひしがれた米国民にとって頼もしい限りです。
やや気になるのは、マークヘンリーが最近大巨人ビッグショーとタッグを組んでいろいろと活動を始めている点。
いわば「孤軍」のルセフwithラナ嬢に対し、WWE屈指の大男2人が徒党を組むのだとするとそれは米国らしからぬアンフェアな構図です。
いずれにせよ最近パッとしなかった「犠牲者の殿堂」が再稼働するのはうれしい話。
思えばジャックスワガー(withゼブコルター)も燻り気味のところをロシア勢に焚き付けられたかたちでした。
ルセフとラナ嬢は、WWEにとって生産力の高いロシア再生工場なのかもしれません。