Translate

2014/03/10

タイガーマスク #99「狼よ 血に吠えろ!!」

録画した日〔2014/2/21:TOKYOMX〕

いまだ何も仕掛けてこないミラクルスリー(=虎の穴ラスボス)の動向に焦れ気味の伊達タイガー。
この日は、日プロ本社への出勤途中に野良犬3匹の襲撃を受けるというアクシデントに見舞われてしまいました。
上着ボロボロの伊達タイガーを待っていたのはブッカー馬場さん。虎の穴から「ローンウルフ」とかいう刺客の挑戦を打診されたとの事です。
もちろんこれを受諾した伊達タイガーですが、何故にミラクルスリーじゃないのか、さっき襲ってきたのは野良犬じゃなくて狼(=ウルフ)だったんじゃないかと諸々モヤモヤは晴れません。
残り放送回数からして虎の穴最後の刺客となるであろうローンウルフ。
カナダの山奥で本物の狼に育てられたという凄まじい生い立ちを誇り、その後入門した虎の穴では伊達タイガーの舎弟・ケン高岡と同期だったとの事です。
そんなギミック抜きのリアル狼人間という触れ込みだったローンウルフですが、なんと試合会場に車で乗り付けるというトホホな俗物っぷりを披露してしまいます(しかもキッチリ5分前到着)。
後部座席に狼を乗せてはいるもののこれは完全にアウト。
まあ、ビジネス上の体裁を一切気にしないあたりはある意味根っからの野生児(天然)と言っていいのかもしれません。
試合が始まるとローンウルフはいちおう野生の本能を全解放。噛み付き攻撃一辺倒で伊達タイガーを大流血に追い込みます。
なお、このマッチメイクはあくまでミラクルスリーによる伊達タイガー分析が主目的。
こんな粗野な展開から何を得るのか?、虎の穴ラスボスのミステリアスムードに拍車が掛かります。
終始押し気味のローンウルフでしたが場外戦で思わぬハプニングに遭遇。
あろうことか記者席のブン屋が吸ってたタバコがなんかの紙に引火、野生の狼だけに炎にはメッキリ弱いらしく一気に劣勢となってしまいました。
「場内禁煙」という概念が希薄だったいにしえの昭和の落とし穴。
それにしても、飛行機で日本に来て車運転してるような「現代人」がいまさら炎にビビるものなんでしょうか。
ブン屋の火の不始末から一転敗色濃厚となったローンウルフ。
しかしピンチの後にチャンスあり、墓場となり掛けたリングからは大きな満月が見えたのでした。
炎が弱点で満月で蘇生するというなんともステレオタイプな狼人間。
繰り返すようですが、こいつは東京の街をハンドル握って移動するスマートな現代人です。
月に吠えるローンウルフに手を焼いた伊達タイガーでしたが、その突進力を利した巴投げ風の新技でキッチリ料理。
しかしこの快勝劇は、ミラクルスリーに新たな情報を提供するネガティブな一面も併せ持ちます。
今回もニアミス止まりだった両雄。もはや引っ張るネタも出し尽くしたはずです。
次回は節目の第100話で残りはトータルあと6回。
ミラクルスリーとの顛末は?、ディーバ・ルリ子さんとの恋の行方は?、総まとめの最終決戦が待ちきれません。