録画した日〔2014/2/14:TOKYOMX〕
虎の穴ラスボス=ミラクルスリー案件で頭がいっぱいの伊達タイガー。
明らかにされていない3つ目のミラクルを「ウルトラ反則攻撃」と勝手に推察します。
既知のミラクルはパワーとテクニックの2つ。
仮に3つ目が反則攻撃だったとして、これらはいずれも虎の穴レスラーが標準装備しているスペックです。
そんな犬も喰わない話にこの世の果ての如く思い詰める伊達タイガー。
もはや悩む事こそ心の安定、悩むために悩む…、ある意味幸せなヤツなんでしょう。
いたって真剣な伊達タイガーは、救いとヒントを求めてちびっ子ハウスを訪問します。
しかしそこでは、ハウスNo1のトンパチ野郎・ケンタ君が外敵からの卑劣な流血“反則攻撃”にさらされていました。
ケンタ君が苦しめられていたのは近所の上級生連中。
雑木林で3vs1のストリートファイトを仕掛けられ、夏休みの自由研究用に捕まえたカブトムシを強奪されてしまいました。
ちなみにこの上級生連中によると、近ごろの東京ではカブトムシはデパートで買うのが当たり前との事です。
時は昭和46年、京王プラザなど超高層ビルの建設ラッシュが始まった年。
そんな都市化の波により、都会のちびっ子を取り巻く環境にも一つの転換期が訪れていたのでしょう。
復讐の鬼となり反則攻撃での倍返しを画策するケンタ。
これを見た伊達タイガーは、反則に反則で返すのは良くないという至極真っ当なベビーフェース理論をケンタへ啓します。
そしてこれは即ち、自らが抱えていたミラクルスリー案件への答えでもありました。
勝手に悩んで勝手に悩みが晴れた伊達タイガー。
この日の対戦相手はサイクロンガストン。猛り狂う熊と真っ向勝負し右目をエグられながらもシメ殺したという武勇伝を誇る怪力ファイターです。
気持ちスッキリの伊達タイガーは超高角度のバックドロップホールドで熊殺しを完封。大一番へ向けて視界良しと言ったところでしょうか。
なお、放送席のアナはこのフィニッシュホールドをジャーマンスープレックスホールドと実況。
いちいちネチネチ細かい我々昭和プロレスファンとしては、何とも聞き捨てならない初心者的ミステイクです。
それにしても、伊達タイガーならずともやきもきするのが今だ対戦を表明しないミラクルスリーの動向です。
さんざんマッチメイクをもったいぶって気が付いたら旬を逃してたってのはプロレス界でよくある事。
とっとと最終回へのシフトを組んでほしいもんです。