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2013/02/06

新・座頭市Ⅰ #3「潮来の別れ花」

録画した日〔2012/9/19:時代劇専門チャンネル〕

渡し舟の上で津川雅彦&十朱幸代と知り合った座頭市。
津川雅彦はイケ好かないニヤケ野郎、十朱幸代は心優しく聡明な美人という、何だかバランスの悪い夫婦です。
舟着き場で人妻・十朱幸代に手を引いてもらう座頭市は、ハードボイルドの看板をかなぐり捨ててリビドー爆発の大興奮状態。あろうことかクンクンと匂いを嗅いでニンマリと悦に浸ります。
一方の津川雅彦は同舟のヒットマンに襲撃されて死の恐怖に直面。
座頭市の緊急参戦で一命は取り留めましたが、情けなくもお漏らし大洪水の失態を曝け出してしまいます。
どうにもアヤしく憎たらしい津川雅彦はスケコマシのいわゆる女衒。舟着き場で襲撃してきた男は、遊郭に妹さんを売られた兄でした。
常連ヒール・石橋蓮司と四六時中悪巧みの悪徳グランパパは、あろうことか十朱幸代までも夜の商売に貶めます。
クソ野郎・津川雅彦に翻弄される健気でいい匂いの十朱幸代を救いたい座頭市は、石橋蓮司が番頭をつとめる賭場へ参戦。
連戦連勝&イカサマ看破の定番パフォーマンスでヒール軍から金30両をせしめます。
この30両を持って賭場の親分・江幡高志を表敬訪問した座頭市は、全額で「証文」を買い取り。これで十朱幸代は自由の身となりました。
買い取りついでにヘナチョコ親分をイジる場面は痛快&爆笑モノ。面白おかしく格の違いを見せつけます。
まあ、ラストではイジリを通り越してブッタ斬るんですが…。

TV版ファーストシーズン#8以来2度目のゲスト出演となった十朱幸代。
前回はアツアツ半同棲、今回は白馬の王子様ポジションと、何だか十朱幸代とはやたらと密着度が高いような気がします。
役者としてウマが合うのか単に好みのタイプなのか?…、おそらくは後者、まぁどっちだとしても座頭市がノリノリならそれで大満足。
趣味と実益を兼ねた(?)勧善懲悪痛快ストーリーでした。