レッスルマニアを1週間後に控えた放送。
我らが不沈艦・スタンハンセンのWWE殿堂入りが発表されました。
ハンセンが主戦場としていた日本マットへの敬意なのか、なぜか「Yahoo!JAPAN」を発信源としてアナウンスされたこの超ビッグニュース。
今年の式典会場は故郷テキサス。これ以上の舞台はありません。
紹介VTRにはもちろん「馬場」「猪木」の名前が。
猪木は既に殿堂入りを果たしていますが、ハンセンを含めてもアメリカにおける実績は馬場さんの方が遥かに上。
この流れからするとNYのド真ん中を高下駄で闊歩したBIG-BABAにも近々吉報が舞い込んでくるんじゃないでしょうか。
ちなみに今年はハンセンのパートナーだった人間魚雷・テリーゴディも殿堂入り。
ダラスWCCWで大暴れした「フリーバーズ」としての栄誉ですが、早逝したトンパチ野郎にこうしてスポットが当たるのは嬉しい限り。次は超獣ブルーザーブロディもよろしくお願いしたいところです。
<WWEネットワーク>
WWE HALL OF FAME 2016/APRIL03.2016
我らがハンセンのインダクターは皇帝戦士ベイダー。伝説の2.10東京ドームネタなどを織り交ぜてハンセンの偉業を讃えます。
ちなみにベイダーはおしゃべりが大好き。10分以上1人でしゃべり続けてました。
そんな長い長い“VaderTIME”を経て晴れ舞台に現れたハンセン。
ブルロープのカウベル部分で会場のセレブリティをブン殴る入場パフォーマンスを期待したのですが、残念ながらこの夜は自制したようです。
そしてお馴染みのあの声で始まった殿堂スピーチ。最初に出てきたレスラーの名前は「ブルーザーブロディ」。超ミラクルパワーコンビ絶頂期の80'Sにクソガキだった私にとってこれほど嬉しいこと事はありません。
レスラー人生において感謝してるのは荒馬テリーファンクなんだそう。
だとすると日本プロレス史に残る大暴言「テキサスの化石になれ!!」はテリーファンク原理主義者・倉持アナの大ボラ捏造報道だったという事なのでしょうか。
日本でのキャリアにおいては田コロで死闘を演じた初代殿堂者・アンドレザジャイアントに感謝してるとの事。
ただ、これらハンセンのスピーチはWWEネットワークの英語字幕に基づいた解釈。私としては理解度5%以下。この手のコンテンツに日本語字幕はマストだと痛感する次第です。
ちなみにもう一つのキャリアハイはAWAベルト戴冠なのでしょうが、伊達男リックマーテルの姿は確認できませんでした。
なおWWEネットワークのやっつけ字幕担当者は日本マットに疎いようで、馬場さんを「GIANT BABBA」と表記。その他全日の選手達の事もハンセンはスピーチしてくれたのですが、鶴田「TURODO」、川田「KAWABA」、小橋「KOBACHI」など各々散々な扱いでした…。
日本にプロレス殿堂はありませんが我々ファンが抱く敬意は間違いなく殿堂級。80年代と90年代を常にトップシーンでブッコ抜いたレスラーは日本人を含めてもハンセンしかいません。
自分が見てきた時代が世界に認められたようでたまらなく嬉しいグレートテキサンの殿堂入りです。