レッスルマニアへのつなぎとなる新設PPV。
大会名は「追い越し車線」という意味だそうです。
ロイヤルランブルの結果を度外視して勝った方がレッスルマニア進出というメイン戦。
まさしく「追い越し車線」に入られたランブル戦覇者・ロマンレインズは、なんとかダニエルブライアンを返り討ちにしました。
最後はノーサイドでシェイクハンドの2人。
ロイヤルランブルでのロック様に続き、レインズは現在進行形の大正義・ブライアンからも「レッスルマニア看板」のお墨付きをもらった形になります。
つきまとうゴリ押し臭がこれにて消えてくれるといいのですが…。
本場所へのネタ仕込みステップとなるはずが、ただの対処療法の場にしかならなかった今回のPPV。
スティング、テイカーらの古参から現役ランディオートンまで陣容は揃ったみたいなので、一夜明けのRAWを皮切りにするラストスパートに期待をしたいところです。
①ジグラー他2人vsAuthority軍3人
試合後もやりたい放題のAuthority軍を退治するべく、ランディオートンが待望の緊急乱入。サバイバーシリーズで「シナ軍」として奮闘したジグラー&動物のお面&ライバックの3人は、盛大にハシゴを外された状態でレッスルマニアへの道を進みます。
②ゴールドダストvsコーディローデス
限りなくどうでもいい兄弟仲間割れ対決は微妙な判定で兄・ゴールドダストの勝ち。この兄弟ゲンカ、需要のあるなしに関わらず親父・ダスティローデスを巻き込んでの骨肉闘争としてレッスルマニアまで引っ張られる見込みです。
③タッグ王座戦:ウーソズ(withナオミ)vsタイソンキッド&セザーロ(withナタリア)
これまたどうでもいいディーバ抗争が絡んだタッグ王座戦。しかし、ボケっと見てるWWEユニバースへ喝を入れるかのようにキッド&セザーロの王座奪取という大番狂わせが勃発しました。
④トリプルHvsスティングご対面
対戦ではなく「対面」とアナウンスされた超大物2人のマッチアップは、トリプルHの懐柔策をスティングが全面拒否して想定の範囲内のプチ乱闘へ。「対戦」はレッスルマニアで実現する事になりました。
⑤ディーバ王座挑戦:ベラ姉vsペイジ
タイツを掴んでのフォール勝ちという必要最小限のズルでベラ姉が王座防衛。ゲスTV番組「Total Divas」がメインで且つ慢性的コマ不足のディーバ戦線には、このスキマPPVで全部を出し切る余力などありません。
⑥IC王座戦:バッドニュースバレットvsアンブローズ
荒っぽさがウリのアンブローズが反則負けの上にベルト持ち逃げの大暴走。無風状態だったインターコンチ戦線は、この盗まれたベルトを巡ってなんとかレッスルマニアまで話がつながりそうです。
⑦にせアンダーテイカー登場
もはや季節の風物詩とも言えるこの時期の大音量の「ゴーン」音。しかし棺桶の中から現れたのはなんとワイアットファミリーのデブ大将。恐れ多くもアンダーテイカー戦inレッスルマニアをブチ上げました。
⑧US王座戦:ルセフvsジョンシナ
USベルト戦線という不遇にもめげないジョンシナでしたが、なんとルセフのアコレードで失神KO負け(レフェリーストップ)。もはや冷遇ではなく、これがシナの正規ポジションなのでしょうか…。