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2013/03/14

ゴッドタン「ヘブリカンはダサぁーない!アレンジさえすればホンマはめっさカッコええんやでー!対決」

録画した日〔2013/3/10:テレビ東京〕

フットボールアワー後藤氏が自作曲「ヘブンオブアメリカン(ヘブリカン)」引っ提げて番組ジャック。
原曲にアレンジを施して、その魅力を猛アピールします。
昨年末に初披露されたこの曲は、金字塔「ジェッタシー」同様に”ダサい”の一言で括られてしまう散々な低評価。
本場ロサンゼルスへのロック武者修行まで敢行した後藤氏は、ネガキャンを張る司会陣に「ジェッタシーは殺された」「連続殺人や」と怒りをブチ撒けます。
激昂状態の後藤氏は、まず挨拶代わりにオリジナルバージョンをシャウト。
なお年を跨いだこのリベンジ企画は、ゲストの女性アイドルが牛乳を吹いたら演奏終了というレギュレーションです。
女性アイドルは最初のフレーズ「コロラド州の真ん中」の時点でダサさに耐え切れず沈没。仕切り直しのアレンジバージョンではオープニングの口笛で速攻撃沈です。
明らかにロック無知のアイドルと悪意剥き出しの司会陣。
後藤氏のみならず、3ヶ月ぶりの再演に胸を膨らませるファンは奈落の底に突き落とされてしまいました。
気勢を殺がれた後藤氏はヒップホップ風アレンジで挽回を図りますが、女性アイドルはやっぱりダサさに耐え切れず沈没。
昔からロックとヒップホップ、ラップは相容れない水と油。
超大作「Use Your Illusion II」のラスト14曲目にヘンテコラップ曲「My World」を入れてミソを付けたGUNS N' ROSESを思わせる、何とも残念な後藤氏の迷走っぷりです。
完全に糸の切れた凧となった後藤氏は、アダルトバージョンと称して昭和歌謡の雄・クールファイブ風ヘブリカンを展開。
これはかつて桑田佳祐が実践したギミックです。
王者・桑田佳祐のそれは、あくまでクールファイブのフロントマン・前川清へのリスペクトから派生したもの。
一方功を急ぐ後藤氏はまだまだグリーンボーイ。格的に不釣り合いな茶番劇といえるのではないでしょうか。
どんなビッグスターも一度は経験する「ショッパイ舞台」となってしまった今回。フルコーラス演奏できないままリベンジ企画は終了してしまいました。
そんな一見いい所なしの後藤氏でしたが、随所に見せる当意即妙系のツッコミ&返しはメガヒット級の切れ味。
本業は順調そうなので、静かにロックの牙を研ぎ続け次回こそ真のリベンジを果たしてくれるでしょう。